OPPOは11月30日にイベントを開催し、スマートフォン「OPPO Find X8」、「OPPO A5 5G」とAndroidタブレット「OPPO Pad Neo」を国内向けに投入することを発表いたしました。
このうち「OPPO Find X8」は日本では3年ぶりとなるフラッグシップモデルで、おサイフケータイこそ搭載されていませんが、名門メーカー「Hasselblad」とのコラボレーションによる強力なカメラを搭載した魅力的な端末です。
1.OPPO Find X8
スペック
OPPO Find X8 | |
OS | Color OS 15(Android 15ベース) |
SoC | MediaTek Dimensity 9400 |
RAM | 16GB(拡張機能により最大28GB) |
ストレージ | 512GB |
ディスプレイ | 6.6インチAMOLED(2,760 x 1,256)120Hz |
バンド | 5G:n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/40/41/66/77/78 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66 TD-LTE:B38/39/40/41/42 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン32MP/アウト50MP + 50MP + 50MP |
バッテリー | 5,630 mAh |
サイズ | 157 x 74 x 7.9 mm |
重量 | 193 g |
コメント
2021年6月に発売されたFind X3 Proから実に4年半ぶりに国内投入されることになったOPPOのフラッグシップモデル、Find X8です。
OSはAndroid 15ベースのColor OS 15です。OPPO独自のAI機能「OPPO AI」が搭載され、文章校正やリアルタイム翻訳、生成AIによる写真合成機能が利用できるようになりました。OSアップデートは4年、セキュリティアップデートは6年間の提供が保証されています。
SoCはDimensity 9400です。Snapdragon 8 Gen 3に近い性能を有しています。普段使いはもちろんのこと、高いGPUが要求される3Dゲームも快適にプレイ可能で、メーカー発表では「原神」の場合最大60fpsで動作可能としています。RAMは16GB、ストレージは512GBです。
ディスプレイは6.6インチFHD+(2,760 × 1,256)で、パネルはAMOLED(有機EL)を採用しています。リフレッシュレートは最大120Hz、タッチサンプリングレートは最大240Hzです。
カメラはイン32MP、アウト50MP(メイン) + 50MP(超広角) + 50MP(望遠)です。チューニングは名門カメラメーカー「Hasselblad」が担当しています。
フィルム写真のような効果を加えるフィルムシミュレーション機能や人間の目で見た状態に近い繊細で自然なボケ味を実現する「Hasselbladポートレートモード」といった機能が用意されていて、誰でも簡単に一眼レフカメラのような本格的な写真・動画を撮影できます。
バッテリー容量は5,630 mAh,で、80W出力のSuperVOOCフラッシュチャージと50W出力のAIRVOOCワイヤレス充電をサポートしています。おサイフケータイ(Felica)は搭載されていません。
筐体色は「スペースブラック」と「スターグレー」の2色が用意されます。
OPPO Find X8は12月12日より家電量販店、Amazon、OPPO公式オンラインストアなどの通販サイトで発売開始となり、価格は139,800円です。キャリアではFind X3 Proから引き続きauが取り扱います。
製品ページ:
OPPO Find X8:OPPO
OPPO Find X8:Amazon
OPPO Find X8:楽天
2.OPPO A3 5G
スペック
OPPO A3 5G | |
OS | Color OS 14(Android 14ベース) |
SoC | MediaTek Dimensity 6300 |
RAM | 4GB(拡張機能により最大8GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.7インチ(1,604 x 720)120Hz |
LTEバンド | 5G:n1/3/28/41/77/78 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/26/28 TD-LTE:B38/39/40/41/42 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン8MP/アウト50MP + 2MP |
バッテリー | 5,100 mAh |
サイズ | 166 x 76 x 7.7 mm |
重量 | 187 g |
コメント
OPPO A3 5Gは約3万円で購入出来るミッドレンジモデルです。OSはAndroid 14ですが、Find X8で採用されている「Color OS 15」ではなく、一つ前の「Color OS 14」が採用されているため、生成AI機能「OPPO AI」は利用できません。
SoCはDimensity 6300です。1〜2年前に販売されていたミッドレンジスマホに採用されていたSnapdragon 695 5Gに近い性能で、普段使いでストレスを感じることはありませんが、RAM容量が4GBと少ないので、複数アプリを立ち上げながら使っている場合メモリ不足に感じる場面が出てくるかもしれません。ストレージは128GBで、MicroSDカードによるストレージ拡張もサポートしています。
ディスプレイは6.7インチHD+(1,604 × 720)です。公式サイトではパネルの仕様が「LCD」としか記載されていませんが、おそらくIPS液晶を採用しているものと思われます。解像度はそこまで高くありませんが、リフレッシュレートは最大120Hz表示までサポートされているのは魅力的に感じました。
カメラはイン8MP、アウト50MP(メイン) + 2MP(深度測定)です。夜景モードやAIビューティモードと行った機能は一通り備わっているようですが、アウト側のカメラは実質シングルレンズ構成となり、超広角・マクロ撮影は非対応となっている点は少し残念に感じてしまいました・・・
筐体はMIL-STD-810H準拠のタフネス性能を備えています。報道機関向けに開催された発表イベントでは実際にOPPO A3 5G本体で釘を打つというデモンストレーションも行われていたようなので、アウトドア環境でも活躍できるかもしれません。
バッテリー容量は5,100 mAhで、最大45W出力の急速充電をサポートしています。Find X8とは異なり、おサイフケータイに対応しているので、PASMO・SUICAといった交通系ICカードや各種電子決済サービスを利用できます。
筐体色は「ブラック」と「パープル」が用意されます。
OPPO A3 5Gは12月12日よりキャリアモデルが楽天モバイル、ワイモバイルが取り扱い、オープンマーケット版が家電量販店、MVNO各社、Amazon、OPPO公式オンランストアなどで販売開始となり、オープンマーケット版の価格は29,900円です。
製品ページ:
OPPO A3 5G:OPPO
OPPO A3 5G:Amazon
OPPO A3 5G:楽天
3.OPPO Pad Neo
スペック
OPPO Pad Neo | |
OS | Color OS 13(Android 13ベース) |
SoC | MediaTek Helio G99 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11.4インチ(2,408 x 1,720)90Hz |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン8MP/アウト8MP |
バッテリー | 8,000mAh |
サイズ | 255 x 188 x 6.9 mm |
重量 | 538 g |
コメント
SoCにみんな大好き(?)Helio G99を搭載する11.4インチタブレットです。価格設定を考えるともう少し性能が高いSoCを採用しても良かったのではないかな・・・と思ってしまうのですが、かのあゆ自身Helio G99搭載タブレットやスマートフォンを使っていて不便に感じることはありませんし、寝転がりながらWEBブラウジングや動画コンテンツを楽しむにはちょうどいい性能だと思います。RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBで、MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応します。
OSはAndroid 13ベースのColor OS 13となっていて、今回発表された製品の中ではなぜかOSのバージョンが古くなっています。OS・セキュリティアップデートの提供期間が開示されていないためAndroid 14以降のバージョンに更新されるかどうかも不明ですが、タブレット端末向けのタスクバーや画面分割といった機能は利用できますし、最新OSにこだわるのでなければ機能差も少ないので、普段使いで困ることはありません。
ディスプレイは11.4インチサイズで、解像度は2,408 × 1,720、パネルはLTPS液晶です。リフレッシュレートは最大90Hz表示をサポートしています。
カメラはイン8MP、アウト8MPです。公式サイトにある製品ページでも特にカメラに関しては取り上げられていませんし、画質に関してはあまり期待しない方が良さそうです。
スピーカーはクアッド構成で、Dolby Atmosによる立体音響もサポートしています。実際の音質は実機を確認しないとわかりませんが、メーカー公式サイトの説明では「大音量と共鳴効果の増幅を実現。Dolby Atmosの立体音響技術も加わり、全身を包み込むようなサウンド体験をもたらします」としているので、音質は期待できそうです。
バッテリー容量は8,000 mAhで、33W出力の急速充電をサポートしています。
OPPO Pad Neoは12月12日より家電量販店、Amazon・OPPO公式オンラインストアなどの通販サイトで販売開始となり、価格は44,800円です。
製品ページ:
OPPO Pad Neo:OPPO
OPPO Pad Neo:Amazon
OPPO Pad Neo:楽天
初めてしゃべった言葉が「ソニー・TDK」という筋金入りのガジェットマニア。中学生時代NEC PC-98シリーズに出会ったのをきっかけに本格的にPDAやスマートフォン、PCの世界にはまり込む。リュックには常にPC 2台 + タブレット 1台 + ゲーミングUMPC 1台 + スマホ4台を常備。