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OnePlus 8 / OnePlus 8 Pro - 最新モデルも妥協なきハイスペック!今年のベストバイ・スマホになり得るか?

アイキャッチ
こんにちは、ゆないとです。4月15日、OnePlusから最新モデルの「OnePlus 8」と「OnePlus 8 Pro」が発表されました。私の愛用しているスマホが”OnePlus 7 Pro”で、個人的に一番気に入っているメーカーです。そのメーカーから最新モデルが発表されるということで非常に楽しみでしたし、リーク情報もしっかりと追ってきました。概ねリーク通りで予想外のスペックやデザインというわけではないですが、そうは言ってもスペックは”Never Settle”なものになっていると思います。

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唯一残念な部分は価格でしょう。OnePlusは以前から、その年の他社フラッグシップと同等のスペックでそれよりも価格を抑えてリリースしてきたことから、「フラッグシップキラー」の代表格と言えるメーカーでした。しかし、発表された2モデルの内、”Pro”の方は価格が上昇していて、OnePlus7・7Tシリーズのプレミアムモデルだったマクラーレンエディションに匹敵しています。

1. スペック

今回紹介するスペックは製品ページの情報のため北米版のものになっています。おそらく中華通販サイトで発売されるものは大陸版が多いと思うので、バンドなどに違いが出てくると思います。
スペック表
今年のフラッグシップは注目したい項目が非常に多いです。そこで、特徴的な部分をメインに言及していきます。

共通部分としては、CPUにはQualcommの「Snapdragon865」が採用されました。今年のフラッグシップモデルに搭載されることが多いモデルだと思います。Snapdragonの中でも性能はトップクラスで価格もその分お高くなっているらしく、今年のフラッグシップ機が高価に感じられるのもこの部分が影響しているようです。

ストレージは128GBと256GBの2つから選ぶことができ、UFS3.0という従来のものより高速な伝送が可能な規格のモデルになっています。

続いて、結構気を付けたほうが良いと思う部分なのですが、RAMは無印とProで規格が違うものが採用されています。どちらも8GBモデルと12GBモデルから選択することができますが、無印に搭載されているメモリは「LPDDR4X」でProに搭載されているものは「LPDDR5」となっています。LPDDR4Xでも十分高スペックではありますが、本当に性能を求めるのであればLPDDR5というより高性能なものを搭載しているPro版を選ばないとなりません。Galaxy S20シリーズやOPPO Find X2 ProなどはLPDDR5の方なので、無印は少し見劣りする気がします。

ディスプレイはどちらも有機EL(AMOLED)で、Corning社のGorilla Grassを採用しており、無印とProでサイズと解像度、リフレッシュレートが異なります。特にProは色表現に力を入れているのと、MEMC搭載でYoutubeなどの動画の描画をよりスムーズに実行するような機能が搭載されています。動画を楽しむならProを選択するほうが幸せになれそうですね。

リアカメラは、無印が3つ、Proが4つ搭載しています。無印は、メイン・マクロ・超広角という構成で、Proはメイン・望遠・カラーフィルター・超広角という構成になっています。両モデルのメインは48MPですが、無印はIMX586でProはIMX689を採用しているので、同じ48MPでもProの方が優れていそうです。また、Proはカラーフィルター用のセンサーを搭載しているのが珍しいですね。カラーフィルターを活用した撮影をする頻度がどのくらいなのか疑問ですが、ディスプレイも色表現に力を入れていることですしマッチしたら楽しめるでしょうか。フロントはどちらも16MPでパンチホール式のものになっています。前モデルはティアドロップ式ノッチかポップアップ式のフロントカメラでしたが、今回はトレンドに合わせてパンチホール式を採用したようです。

バッテリーは無印が4300mAh、Proが4510mAhです。特にProの方は念願のワイヤレスチャージに対応し、専用の約70ドル近くするクレイドルを購入することで30Wの高速充電が可能になりました。30分で約50%ほど充電ができる性能のようです。これだけ高速であれば十分ですね。もちろんリバースチャージもできるので、他のワイヤレスチャージ対応端末におすそ分けができます。

サイズについては、厚さが注目部分でしょう。無印は8.0mmと非常に薄いと思います。Proでも8.5mmなので、グリップ感も良さそうです。重量はどちらも200gを切りました。フロントカメラのポップアップ機構も無くなったので、それが重量に還元された感じです。無印は180gなので、このサイズで他のフラッグシップと比べても軽量な部類に入ると思います。Proも199gとギリギリですが、200gを超える私愛用の”7 Pro”より約10g近い軽量化されているので嬉しい限りです。

そして最後はバンドです。このモデルからOnePlus製品でも5G通信が可能になりました。しかし、残念ながら北米版では日本のバンドに対応していません。日本ではキャリアに寄りますがn77,n78に対応している必要があり、最低でもn78(n77の周波数帯域に内包されている)に対応している必要があります。日本ではまだ5G通信できるエリアが非常に限られていますし、3つのキャリアのどれかで5G契約するには技適のある端末を持ち込まないと契約できないのであまり意味がないかもしれませんが、せっかくなら対応したものを使いたいところ。ただ、4GはドコモのプラチナバンドB19にも対応していますし、4G通信であれば使えそうですね。

スペックだけでも長くなってしまいました。やはりフラッグシップを追求するのであればProを、フラッグシップに迫るスペックでProよりも低価格を求めるのであれば無印を選択するのが良さそうですね。まだまだ触れるべき点はあるのですが、次にデザインを見ていきます。

2. 外観

OnePlus 8

8のカラー
用意されたカラーは3種類。爽やかな緑のグレイシャルグリーンと暖色と寒色がグラデーションになったインターステラーグロウ、宝石のような光沢感のオニキスブラックとなりました。ポップさ、派手さ、高級さと、丁度よい感じのラインナップです。緑は画像だと明るめな緑ですが、ローンチイベントを見る限りだと角度によっては深緑に見え、このカラーもグラデーションとなっているようです。

8のディスプレイ
こちらは無印のディスプレイ部分です。左上にパンチホール式のカメラがあります。またディスプレイ上部のベゼルの端にスピーカーが搭載されています。フルスクリーンらしくベゼルも非常に狭くなっています。画像ではわかりにくいですが、左右のエッジはカーブしており、前モデルよりもカーブがキツくなった印象です。Galaxy S20シリーズやHuawei Mate30シリーズほどではないため、光の反射が気になってしまうかもしれませんが、前モデルで不満を抱いていたユーザには嬉しい部分かもしれません。

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8のバックパネル
バックパネルはシンプルです。カメラは3眼で中央で縦に並んでいます。また、つい最近ブランドロゴのデザインを変更したOnePlusですが、早速新しいロゴが刻印されています。マークはあまり変わった印象はありませんが、”OnePlus”の文字の視認性が良くなったように思います。バックパネルも左右のエッジがカーブしており握りやすくなっています。実は前モデルよりも横幅が狭くなっていたりするので、グリップ感は向上しているようです。7シリーズは少し横幅があったのでこの部分のアップデートも嬉しいですね。

8のカメラ
リアカメラは3眼でLEDフラッシュも搭載しています。無印はスタンダードなメイン・マクロ・超広角という構成で、様々なシーンで活躍します。しかし、望遠レンズがないため、遠くのものを撮影したいときには不便に感じるかもしれませんが、気軽に身近なものを撮影するのであれば問題なさそうです。

OnePlus 8 Pro

OnePlus 8 Pro カラー
OnePlus 8 Proも3色用意されています。無印と異なり、緑と黒は同じですが、インターステラーグロウの代わりに深い青が印象的なウルトラマリンブルーがラインナップされています。実は、個人的にOnePlus7 Proまたは7T Proの青色が、スマホ史上一番美しいカラーと思っているので、あの色が無いのが非常に残念に感じています。好きな色と言われたら緑なのでそっちを選択したいところですが、残念ながら緑は”RAM 8GB/ROM 128GB”しか選択できません。ただ、よく見ているとウルトラマリンブルーも非常に味わい深いカラーをしており、”RAM 12GB/ROM 256GB”を選ぶのであればこの色を選択したいところです。みなさんはどのカラーが良いでしょうか。

8Proのフロントとバック
やはり、ディスプレイ側の左右エッジのカーブ具合は前モデルよりもきつくなっているように感じます。これなら光の映り込みも少なく、動画をストレス無く楽しめそうです。また、フロントカメラは無印よりも一回り小さく感じますね。このあたりもProだから少し異なっているのでしょうか。バックパネル側は無印と大差ありませんが、カメラ部分が違いますね。中央の3眼の隣に1つのレンズとデュアルLEDフラッシュがあります。

8Proのカメラ
カメラの構成は、中央に48MP超広角・48MPメイン・5MPカラーフィルターとなっており、その隣にには8MP望遠となっています。望遠レンズでは3倍のハイブリッドズームが利用できます。そしてやはり珍しいのはカラーフィルターレンズです。あまり採用例は聞きませんが、モノクロ写真だったり、少し色あせたような写真を撮影する際に効果を発揮するのでしょうか。クリエイターにも満足してもらえるようなモデルになりそうですね。

8Proのサイド
ここは無印と共通な部分ですが、本体左(画像ではブラックとブルー)にはボリューム、本題右(画像ではグリーン)にはアラートスライダーと電源ボタンが設けられています。アラートスライダーはOnePlus製品特有のもので、スライドさせることでマナーモードの切り替えが簡単に行えます。非常に便利で使いやすい機能です。

8Proの下部フレーム
本体下部も無印と同様です。画像では左側にスピーカーグリル、中央にUSB Type-Cポート、SIMカードスロットとなっています。前モデル7シリーズではスピーカーグリルが5つの丸い穴でしたが、8シリーズでは2つの横長のスリットに変わったようです。音質も気になるところですね。早く実機で試してみたい。

OnePlus 8 Pro IP68対応
そしてついに、OnePlus 8 ProではIP68の防水防塵性能が追加されました。OnePlusの防水防塵は結構遅くて、毎度発表されるたびに追加されなくて落胆したファンは多いのではないでしょうか。IP68なので、水没してもある程度は耐えられるものになっています。前モデルのOnePlus 7 Proではポップアップ式のフロントカメラの影響で防水防塵は無かったのですが、今回はパンチホール式を採用したことで気にしなくて良くなったのでしょう。ここも嬉しい追加ポイントですね。より一層Proを購入するべきという気持ちが高まります。

8Proのワイヤレスチャージ
8 Proでは4510mAhという大容量のバッテリーを搭載しますが、やっとワイヤレスチャージも追加されました。専用のスタンドを使用することで30Wの高速ワイヤレス充電ができるよになります。約70ドルするので追加購入は少し厳しいかもしれませんが、もしProを購入するのであれば一緒にほしいアクセサリーですね。

3. まとめ

北米では4月29日に発売予定です。欧州では既に予約が開始されており、一足早く4月21日の発売となるようです。

価格は北米版になってしまいますが下記のとおりです。これらに加え、もし公式から購入するのであれば、転送費用・送料・輸入手数料を加味して+10,000円は必要と考えたほうが良さそうです。

【OnePlus 8】
RAM 8GB + ROM 128GB : 699ドル(約75,030円)
RAM 12GB + ROM 256GB : 799ドル(約85,764円)
【OnePlus 8 Pro】
RAM 8GB + ROM 128GB : 899ドル(約96,498円)
RAM 12GB + ROM 256GB : 999ドル(約107,232円)

注目したいポイントがたくさんあって書きたいことが尽きません。最新モデルでは軽量化・防水防塵やワイヤレスチャージの追加など、今までほしいという声が強かった機能がやっと追加されました。これらに加えて今年のフラッグシップと呼ぶに相応しいProと、価格と機能のバランスが良い無印とあって、それなりに正当にアップデートされているなという印象を受けました。しかし、冷静になって考えてみると、もうコスパやフラッグシップキラーと言えなくなってしまったほど高額化しているという点でベストバイとは言えなくなってしまいました。前モデルがとても評価されていただけに残念です。

そうは言っても、OnePlusラバーな私にとって、最新モデルは高額でも是非欲しいと思えるほどです。特にウルトラマリンブルーがあるProが欲しい。発売されたら速攻で購入しようかと考えております。あるいは今回は我慢して、今年後半に出るかもしれないアップデート版のTシリーズを待つべきか…悩ましいモデルですね。

4. 関連リンク

OnePlus 8:OnePlus公式サイト 製品紹介
OnePlus 8 Pro:OnePlus公式サイト 製品紹介

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コメント

  1. 匿名 より:

    価格は5G対応していると考えると相変わらず安いと思う。対応バンドじゃないのも問題だけどそもそも格安SIMで5G対応しているものないから正直意味がない。

    • ゆないと より:

      コメントありがとうございます。
      格安SIMではもちろんのこと、5Gサービスが始まったばかりの各キャリアの対応エリアでさえ広範囲では無いため、現状は意味がないと私も思います。日本での5Gサービスが実用的になるのが来年中と言われているみたいなので、今回のモデルではあまり影響はなさそうですね。来年出るであろう”OnePlus 9″の頃は少しは利用できるようになっていると良いのですが…