中国の世界的大手スマホメーカー「OPPO」系列の「OnePlus」は日本で正規販売されていないものの、スマホマニアを中心に高い人気がある、ハイエンドなスマホブランドです。今回は最新モデル「OnePlus 6」を紹介しますが、スマホ好きな人、以前からOnePlusに注目している人ならとっくに情報収集済みか、と思います。しかし、海外のスマホには特に関心がなく、OnePlus製品についてもよく知らないという人も少なくないでしょうし、そもそもウインタブでOnePlusの製品紹介をするのは初めてなので、基本的なところをしっかり書きたいと思います。
1.スペック
OSはAndroid 8.1ベースでOnePlusの独自UIであるOxygenOSとなります。OnePlusのOSはグローバル版と中国版がありますが、OxygenOSというのはグローバル版なので、日本語化は可能です。
CPUはSnapdragon 845ですから、Androidスマホ用としては現時点で入手できる最高性能のものとなります。RAMは最低でも6GBで、8GBも選べます。ストレージも最大で256GBまで選択が可能です。RAM8GB/ストレージ256GBだと、私のメインPCよりも容量が大きいです…。
ディスプレイは6.28インチと大型で、最近増えているノッチ(切り欠き)ディスプレイとなります。ノッチディスプレイなのでアスペクト比も19:9で、通常の縦長スマホ(18:9)よりもさらに縦長となります。また、ディスプレイ形式はAMOLED(有機EL)が採用されています。
ノッチディスプレイのスマホと言うと、なにかと「iPhone Xにそっくり」ということを言われてしまいますが、そう言えば日本で販売される「Zenfone 5Z」もノッチディスプレイですよね。CPUがSnapdragon 845というのも同じですし、RAM6GB/ストレージ128GBというのも似通った構成です。なので、OnePlus 6の購入にあたってはZenfone 5Zがいい比較対象になるのかもしれません。
LTE対応バンドは非常に多く、日本で重要となるバンド19にも対応するのがありがたいところです。
カメラについては画素数は非常に大きくなっていて、Zenfone 5Zよりも高画素数となっていますが、撮影品質については不明です。ただ、Webで検索してみると、OnePlus 5Tのカメラ品質は高い評価を受けているようなので、この製品の撮影品質にも期待できると思います。というか、スペック表に表示されている画素数から期待できる撮影品質はクリアできるでしょう。
サイズについて、Zenfone 5Zと比較してみます。
OnePlus 6: 155.7 x 75.4 x 7.75 mm / 177 g
Zenfone 5Z: 153 × 75.6 × 7.7 mm / 165 g
ディスプレイサイズがOnePlus 6が6.28インチ、Zenfone 5Zが6.2インチという違いがあるのですが、「0.08インチの差」くらいのサイズ差だと思いますw 要するに、体感できないくらいのレベルでOnePlusのほうが大きいかな、ということです。
2.筐体
ノッチディスプレイのスマホって、前面をちょっと見たくらいだと全部同じに見えますね。ディスプレイしかないんで…。よく見るとノッチの大きさとか形状が若干異なりますけど、普通は気づかないと思います。
背面はiPhone XやZenfone 5Zとは異なり、カメラが中央上部に配置されます。また、筐体の外装は前面・背面とも「ゴリラガラス 5」が使われています。両面ガラス製ですね。
「ガラス張り」の外装だけでなく、ハイエンドな製品なので細部の仕上げも美しいです。また、この画像を見ると、USB Type-Cとオーディオジャックがしっかり共存していますので、この点も歓迎、という人が多いのではないでしょうか?
筐体色は3色です。この画像は「シルクホワイト」で、他の色と全然違うのでわかりやすいんですが…
「ミラーブラック」と「ミッドナイトブラック」は画像だけだと違いがよくわかりません。この画像だと左側の色の濃いほうがミラーブラック、右側がミッドナイトブラックです。ミラーブラックはその名の通り背面が鏡面仕上げになっていて、ミッドナイトブラックは少しグレーがかったソリッドな仕上げ、とのこと。このへんの微妙な差は実機を見てみないと理解するのが難しそうです。
3.価格など
OnePlus 6は中国の通販サイト各社でプレオーダーを受け付けており、5月19日現在だとgeekbuyingが最も安いです。6GB/64GBが589ドル(67,255円)、8GB/128GBが707.99ドル(80,842円)、8GB/256GBが845.99ドル(96,600円)となっています。
記事中で少し比較したZenfone 5Zの価格は6GB/128GBで税込み75,384円です。まったく同じRAMとストレージ容量のOnePlus 6はありませんが、価格比較だと「いい勝負」という気がします。ここまでハイエンドな製品だと、一概にどちらがいいか判断はできません。細かくスペックを突き合わせていって、どちらがいいのか決めるとか、理詰めの話ではなくASUSが好き、あるいはOnePlusが好き、といった好みによる決め方もあるでしょう。
絶対的な支払い金額は決して小さくはありませんが、コスパという点ではやはりOnePlusはすごいと思います。一方で、こうして見ていくとZenfone 5Zもかなり健闘していると感じます。今回の記事ではZenfone 5Zと比較しましたが、他にもハイエンドなスマホがこの製品の比較対象になると思います。
コメント
OnePlusも日本で販売して欲しいね。