最近になって中華のAndroid タブレット市場にちょっとした変化が出ています。「高性能なCPU(Helio X20など)に十分な容量のRAMとストレージ、そしてWUXGA(1,920 × 1,080)を上回る高精細ディスプレイを搭載する」うるさ型のガジェットファンも納得の行くスペックを備えた製品が増えているんです。ウインタブではこのような製品を、少しネタっぽく「中華トップグループ」のタブレット、と呼んでいます。
今回紹介する「Onda X20」もそのひとつです。Onda製品をウインタブで紹介するのは久しぶりですよね。
1.スペック
ウインタブで言う「中華トップグループ」の典型と言えるスペックです。OSは最新ではないもののAndroid 7.1が搭載され、CPUはHelio X20です。Helio X20はAntutu(Ver.6)で8万~9万点くらいのスコアになりますので、ゲーム類も含め、ほとんどのアプリをサクサク動かすことができます。RAMとストレージ構成には2バリエーションがあり「3GB/32GB」と「4GB/64GB」となります。予算があれば4GB/64GBですが、おそらく3GB/32GBでも動作面で不足ではないと思います。
ディスプレイは10.1インチで解像度は2,560 × 1,600と高精細です。この製品に限らず中華トップグループのタブレットは軒並みこの解像度になっています。また、この製品はLTEモデルで、対応バンド数は少ないものの、最低限バンド1には対応します。
あとは、バッテリー容量が6,600mAhと大きめであることがメリットと言えますが、中華製品の場合、大容量バッテリーを売り文句にしている製品は別としても、バッテリー容量を盛る(実際よりも容量を大きく表示する)という前例もあります。この製品の場合、メーカーサイトに「稼働時間8時間」という記載がありましたので、そこそこ長時間稼働が可能のようです。
2.筐体
中華トップグループの製品は筐体がブラック基調のものが多いと思っていますし、そうでなくとも高級感のある外観になっていることが多いです。Onda X20は、と言えば、見た目は「ごく普通」です。特にサイズを絞り込んでいるようにも見えませんし、筐体素材も不明です。ただ、トップ画像を見ると、エッジ部分に光沢があり(ダイヤモンドカットっぽいですが、よくわかりません)、高級感の演出はなされているようです。
また、この製品はスピーカーの位置がいいです。左右の側面に配置されています。
メーカーいわく「O-Box stereo」とのこと。実際の音質は実機を試してみないとなんとも言えませんが、スピーカーの配置とスピーカーの品質(つまり音質)はこの製品のアピールポイントになっています。
3.価格など
Onda X20は中国の通販サイト「geekbuying」と「Banggood」に製品ページがあり、geekbuyingは3GB/32GB版、4GB/64GB版とも販売中、Banggoodでは3GB/32GB版のみ販売中で4GB/64GB版は「入荷お知らせ」というステイタスになっていました。5月19日現在の価格はBanggoodのほうが若干安く、3GB/32GB版が179.99ドル(20,299円)、4GB/64GB版が205.99ドル(23,231円)となっていました。
ウインタブで「中華トップグループ」と呼んでいる製品はCPU、RAM、ストレージ、ディスプレイの構成が似通っており、価格も200ドル強、というパターンが多いので、Onda X20もこれら競合製品とほぼ同じ価格帯ということができます。面白いのは3GB/32GB版の存在で、容量が若干小さいぶん低価格で購入が可能となります。あとは好みのメーカー、好みの筐体デザインから気に入ったものを選ぶ、というパターンになるでしょうか。このようにスペックの高いAndroidタブレットに多くの選択肢があるというのはうれしいですね!
4.関連リンク
Onda X20:geekbuying
Onda X20 64GB:Banggood
Onda X20 32GB:Banggood
コメント
OndaはoBook 10 Pro 2が惜しかった
当初これと同じ解像度の10.1で出る予定との発表だったが
結局WUXGAになってのリリースになっちゃった
ブラフだったのかWindowsだとキツかったのか‥‥‥
発表どおりのスペックと価格だったら買ってたな
それでもギアベスのフラッシュセールかなんかで2マソちょっとだったときは流石に心が揺れたが笑
バッテリーが弱い感じ、本体わ、押すとギシギシ音が何とも安物、悪い処わ、以上このスペックで18k,使用約1ヶ月、カメラ使用しないなら、言うことなし中華パット良くなりました。
こんにちは。情報ありがとうございます。Onda製品で微妙に本体がギシギシ言う経験は私もしたことがあります。実用面で特に問題はないですが、ちょっと不快ですよね。でも、価格が低いことも考慮された上で評価されているので、中華製品とうまく付き合える方だとお見受けしました。