ZTEがAndroidタブレット「nubia Pad SE」を発表しました。発表されたのは1月14日ですが、その時点は情報が乏しくて製品紹介記事の執筆が難しかったため、少し遅れての記事公開となりました。ウインタブがよくご紹介している中国メーカーのタブレット製品と比較してもスペック、コストパフォーマンスが高い低価格帯タブレットです。
1.スペック表
nubia Pad SE | |
OS | nubia OS 14(Android 14ベース) |
SoC | UNISOC T760 |
RAM | 6GB(拡張機能により最大12GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.95型(1,920 × 1,200) |
バンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C 、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト13MP |
バッテリー | 7,510 mAh |
サイズ | 257 × 168 × 7.65 mm |
重量 | 515 g |
2.コメント
OSはAndroid 14ベースの独自UI、nubia OS 14で、Z-POPクイックナビゲーション(スワイプ操作で画面上にポップアップウィンドウを表示させ、スクリーンショットや再起動などの操作ができる機能)やアプリ複写(SNSでマルチアカウント運用が可能になる機能)などの独自機能を搭載しています。
SoCはUNISOC T760です。この型番はウインタブでも「OSCAL TIGER 13」のレビューで48.8万点と高いAntutuスコアを記録しており、2万円台で購入できるAndroidタブレットとしては性能面でかなり期待ができます。
RAMは6GBで拡張機能により最大12GBとして使え、ストレージは128GBです。…ストレージに関しては256GB欲しかったかな、という気はしますね。そうすると価格も上がっちゃうと思いますけど。
筐体はこんな感じ。ディスプレイは11インチ(正確には10.95インチ)で解像度はWUXGA(1,920 × 1,200、FHDとかFHD+とも言います)です。ただし、Widevineについては「よくわかりません」。ZTEの製品なのでおそらくL1だろうとは思うのですが、
メーカーのスペック表にこのような記載がありまして「いや、普通L3だったらこんなに堂々とした書き方はしないだろう…」と感じられ、ちょっと混乱していますw 実際のところ、本当にL3だとしたらAmazonプライムビデオやNetflixなどの動画サブスクリプションサービスでの高画質視聴ができませんので、購入意欲がダダ下がりする人も多いんじゃないでしょうか。
スピーカーは(横向きに持つ場合の)左側面と右側面に2つずつ、合計で4つ搭載していますので、動画視聴や音楽鑑賞時には臨場感のある音が聴けると思います。
カメラは前面が5MP、背面が13MPです。2~3万円台くらいのタブレットとしては普通くらいの画素数ですね。
バッテリー容量は7,500 mAh。この容量も同クラスのタブレット製品と大差ありません。22.5Wの急速充電に対応するのは歓迎できます。
この価格帯の11インチタブレットで重さ515 gというのは割と軽いほうかと思いますが、高価格帯のタブレットと比較するとそこそこの重さです。
3.価格など
nubia Pad SEはAmazonや楽天で販売中で、価格は29,800円です。なお、Amazonでは液晶保護フィルムとマグネット吸着型保護ケースがセットになったものも販売されており、こちらは33,760円です。楽天では製品ページに保護フィルムとケースが50%OFFになるクーポンがあり、これを獲得して3点セットで購入するとやはり33,760円で購入ができます。11インチサイズのタブレットなので、ケース(タブレットスタンドとしても使えます)は購入されることを推奨します。動画を観るときなんかはスタンドがあるとすごくラクなので。
記事中で指摘した通り「Widevine」について懸念があります。それ以外はスペック面で優れ、コストパフォーマンスも高いタブレットだと思います。
4.関連リンク
nubia Pad SE:Amazon
nubia Pad SE:楽天
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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