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NOMU S10 Pro - 期待の5インチ・アウトドアスマホ、プレオーダー開始!IP69って何だ?

NOMU S10 Pro プレオーダー開始
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。中国のスマホメーカー「NOMU」の最新アウトドアスマホ「S10 Pro」については、以前紹介記事を書いたのですが、その時点で製品情報の一部しか明らかになっておらず、推測を交えながら書いています。しかし、中国の通販サイトで一斉にプレオーダーが開始され、製品情報も細かく把握できるようになりましたので、改めて記事を書くことにしました。

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1.スペック

OS: Android 7.0
CPU: MediaTek MT6737T
RAM: 3GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 5.0インチ(1,280 × 720)ゴリラガラス 3
LTEバンド: B1/B3/B7/B8/B20
SIM: NanoSIM × 2(SIM2はmicroSDカードと排他利用)
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力: microUSB、オーディオジャック、microSD
カメラ: イン5MP / アウト8MP
バッテリー: 5,000 mAh
サイズ: 146.6 × 75.9 × 13.95 mm / 221.5g

スペックに関しては先日の紹介記事から大きな変更点はありません。OSのAndroid 7.0は「Pure Android」ということですから、カスタマイズなしの素のAndroid(AOSP)が搭載されていると思われます。この状態なら日本語化の問題などはほぼないと思いますし、実際独自UIの製品を使っていて「余計なことをしてくれるな」と思うこともしばしばなので、この選択は個人的には大歓迎です。

CPUはMT6737Tで、2017年水準では典型的なエントリークラスのものとなります。ゲームをメインに使うのでなければ実用面で特に不足はないと思います。またRAMは3GBで、CPU性能とのバランスを考えれば十分すぎる容量と言えますし、ストレージも32GBありますので、動画撮影なんかを連発しなければ余裕を持って使えると思います。

ディスプレイはHD解像度で当然のようにゴリラガラス3が採用されています(すみません、前回の記事ではゴリラガラス4としていましたが、正しくは3です)。

カメラの画素数は「いまひとつ」ですね。ただし、アウトカメラにはソニー製のセンサーが採用されています。

なお、この製品はミルスペック(米軍物資調達基準)「MIL-STD-810G」をクリアしており、タフネスさは見掛け倒しではありません。また、

NOMU S10 Pro プレオーダー開始
「IP69」を自称しています。「そんな規格あったっけ?」と思い、少し調べてみたところ、ドイツに「IP69K」という、高温・高圧水に関する規格がありましたが、NOMUのいうIP69とは別物のようです。彼らが主張したいのは

NOMU S10 Pro プレオーダー開始
こういうことですね。つまり、「水深2 mで60分間耐えることができる。これはIPX8を上回る性能である。」という意味です。ミルスペックとあわせ、この製品のタフネスさは半端ない、と考えてよさそうです。

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「IP69」についてはNOMUがYouTubeに動画を公開していますので、詳しくはこちらをご覧ください。

2.筐体

前回の紹介記事では十分な数の製品画像が公表されておらず、従来機S10のもので代用しましたが、「実はその判断は正しかった」と思います…。

NOMU S10 Pro プレオーダー開始
S10とほぼ同じ(相違点はわかりませんでした)です。筐体の堅牢性は非常に高く、

NOMU S10 Pro 筐体構造
このような構造になっています。メーカーによれば「Bi-materials Insulating Processing」とのことですが、スイマセン、この英語うまく訳せません(個々の単語は調べられますが、それをトータルでうまく和訳できないという意味です)。ただ、画像を見れば訳せなくても雰囲気はわかりますね…。

また、周辺部のラバーはドイツのバイエル(Bayer)製です。中国でもドイツの工業製品ってイメージいいんですね。

NOMU S10 Pro プレオーダー開始
側面画像も公開されました。上面のオーディオジャック、下面のUSBポートとも、分厚いカバーで覆われているようです。また、ハイエンドのアウトドアスマホに装備されている「SOSボタン」はないですね。

NOMU S10 Pro カラバリ
筐体色は「ブラック」と「オレンジ」の2色です。個人的にはオレンジのほうがそれっぽいかな、と。

3.価格など

NOMU S10は中国の通販サイト各社でプレオーダーが開始されており、9月26日現在の価格は横並びで159.99ドル(約18,000円)です。詳細な製品情報を確認してみて、この製品のタフネスさはハッタリではない、ということがわかりました。しかし、CPUなどのスペックから価格を評価すると、それほど割安とはいえません。中華スマホの状況をよく理解しているウインタブ読者であれば、「MT6737に18,000円かあ」というのが正直な感想だと思います。

なので、「CPUやRAMのスペックから入る」という場合はあまり高い評価はできないでしょうね。一方で、この製品はミルスペックに関しては認証(検査機関の証明)をしっかり取得しており、(少し失礼な物言いですが)「見掛け倒し」がしばしば見られる中華製品の中にあって、品質面では信頼を置いていいと思います。なので、どこを優先するか、ということによって評価は変わってくるでしょう。

4.関連リンク

S10 Pro:NOMU公式サイト
Nomu S10 Pro Mobile Phone:Aliexpress
※リンク先のAliexpressのショップはメーカーからの依頼に基づいてリンクしています。

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コメント

  1. 匿名 より:

    最近Antennaの性能が良くなってきたのかわからないけど中華スマホが幅広いバンドに対応している。Bandが狭くて有名なXiaomiでさえ40バンド対応とかやってきている。そういう風に考えるとBandが最低限だなと。まあ、技適の問題あるから使えないけど。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。おっしゃるとおりですね。SIMフリー機なので特にバンド19対応というのがキモだと思います。

  2. ふんぼ より:

    比較にiPhoneやGALAXYを堂々と出すあたり、相変わらず中華だなあって感じますw

    • wintab より:

      ふんぼさん、こんにちは、アメリカとかでも比較広告結構やりますね。日本が一番お行儀がいいかもしれません。