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HUAWEI MatePad Paper - 10.3インチのE-Inkタブレット、Harmony OS搭載で筆圧対応のペンも付属します

HUAWEI MatePad Paper
HUAWEIがE-Inkを搭載するタブレット「MatePad Paper」を発売します。Amazon Kindleシリーズなどとは異なり、Harmony OSを搭載していますので用途は電子ブックリーダーには限定されず、アプリを導入して多目的に使うことができます。その意味ではBOOXシリーズ(Android OS搭載)に似た製品特性と言えるでしょう。

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1.MatePad Paper スペック

スペック表

  MatePad Paper
OS HarmonyOS 2
CPU HUAWEI Kirin 820E
RAM 4GB
ストレージ 64GB
ディスプレイ 10.3インチE-Ink(1,872 x 1,404)
バンド
SIM
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2
入出力 USB Type-C
カメラ
バッテリー 3,625mAh
サイズ 225.2 × 182.7 × 6.65 mm
重量 360 g

コメント

OSはHUAWEI独自のHarmony OSです。CPUはHUAWEI Kirin 820E、RAMは4GB、ストレージは64GBという構成で、ディスプレイは10.3インチのE-Ink、解像度は1,872 x 1,404(アスペクト比4:3)です。CPUやRAMの構成で何ができるか、ということですが、そもそもディスプレイがE-Inkであるという時点で画面はモノクロ(グレイスケール)ですし、描画速度も遅いのでゲームや動画視聴には向きません(できない、とは言いませんが、一般的な液晶とは比べ物になりません)。ゆえにCPU性能がハイエンドである必要はなく、OSの基本操作をスムーズにこなせれば十分です。Kirin 820EはAntutuスコア30万点オーバーなので、十分に高性能と言えるでしょう。

Harmony OSはGoogle関連のサービス(GMS)が使えず、したがってGoogle Playも使えません。

HUAWEI MatePad Paper
Google PlayのかわりにHUAWEI AppGalleryを使うことになります。この製品、多目的に使えるとは言っても、「まずは電子ブックリーダー」としての用途が最も重要になると思いますが、電子書籍に関しては「(HUAWEI AppGalleryにある)公式読書アプリ『HUAWEI Books』で世界中の30万以上の書籍が閲覧可能、国内の書籍に関しても10万冊以上の書籍に対応し、今後も拡大を予定」とのことです。

残念ながらウインタブではHarmony OS搭載機のレビュー経験がごくわずかしかありませんが、Harmony OSはAPKでのアプリ導入も可能で、Amazonアプリストアも使えるようです。つまり、Kindleアプリが使える、ということです。こちらの記事に詳しい説明がありました。

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ファーウェイのタブレット「MatePad 11」レビュー、HarmonyOS端末はAndroidとどう違う?:マイナビニュース

少なくとも電子ブックリーダーとしては、Kindleが使えるのであれば、「ほとんどの人には問題なし」でしょう。繰り返しになりますが、この製品はゲームには向きませんしね。ただ、Google関連アプリにはGmailとかGoogleマップなど、使用頻度の高そうなアプリもありますので、それらを常用している人にはどうしても利便性が落ちると思います。

HUAWEI MatePad Paper
また、この製品は4,096段階の筆圧に対応するHUAWEI M-Pencil(第2世代)が「付属します」。M-Pencilは本体にマグネットで取り付けられ、本体からワイヤレス充電もできます。

BOOXシリーズもそうですが、E-Inkタブレットは一般的なAndroidタブレットと比較して薄型・軽量です。ここでは、ディスプレイサイズが同じBOOX Note Air2とサイズ比較をしてみます。

MatePad Paper:225.2 × 182.7 × 6.65 mm / 360 g
BOOX Note Air2:229.4 × 195.4 × 5.8 mm / 420 g

薄さではBOOXがまさり、重量ではMatePad Paperがまさる、という感じですが、薄さ、重量とも10.3インチのタブレット製品としては非常に素晴らしいと言えるでしょう。

2.MatePad Paper 筐体

HUAWEI MatePad Paper
前面はBOOX Note Air2に似て、左側にやや太めのベゼルがあります。おそらく「手持ち」での使いやすさを考慮したデザインだと思います。背面はごくシンプルに、HUAWEIのロゴがあるのみ。なお、この製品はイン/アウトともカメラは搭載されていません。

HUAWEI MatePad Paper
上面(画像上)と下面(画像下)です。上面には指紋センサー一体式の電源ボタンが、下面にはUSB Type-Cがあります。HUAWEIのタブレットらしく、上下にスピーカーが搭載されています。一方、イヤホンジャックは装備されておらず、Wi-Fi専用機ということもあってSIMスロットはなく、microSDカードリーダーもありません。画像はありませんが、右側面には音量ボタンがついています。

HUAWEI MatePad Paper
専用のケースも付属します。

3.MatePad Paper 価格など

HUAWEI MatePad Paperは6月9日の発売予定で、HUAWEI公式ストアやAmazonではすでに予約販売がスタートしています。価格は税込み64,800円ですが、HUAWEI公式ストアでは「先に手付金500円を支払い、後日残額57,800円を支払う」方式で、実質58,300円で購入ができるキャンペーン中です(6月8日まで)。また、Amazonでは製品ページに3,000円OFFクーポンがあり、実質61,800円となっています(6月27日まで)。

ちなみに記事中で比較したBOOX Note Air2の価格は税込み69,800円なので、MatePad Paperよりも少し高価です。ただし、E-Inkの性能について、ウインタブではBOOX製品のレビュー経験が豊富なものの、MatePad Paperについては全く情報がなく、どちらが優れているかについてはコメントができません。また、BOOXはAndroid OS、MatePad PaperはHarmony OSなので、使用感も少し異なると思います。

4.関連リンク

HUAWEI MatePad Paper:HUAWEI 製品紹介ページ
HUAWEI MatePad Paper:Amazon

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コメント

  1. 匿名 より:

    レビューして欲しい

  2. 匿名 より:

    XiaomiもE-inkデバイス発表しましたね。色んなメーカーが作ることで普及して行くかな?