HUAWEIが10.4インチAndroidタブレット「MatePadシリーズ」3機種を発表しました。「MatePad(New)」「MatePad T10」「MatePad T10s」の3つで、それぞれスペックが異なりますので、この記事ではまず「MatePad(New)」をご紹介し、「MatePad T10/T10s」は別記事でのご紹介とさせていただきます。
1.HUAWEI MatePad New スペック
スペック表
MatePad New | |
OS | EMUI 10.1(Android 10ベース) |
SoC | HUAWEI Kirin 820 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.4インチIPS(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト8MP |
バッテリー | 7,250mAh |
サイズ | 245 × 155 × 7.4 mm |
重量 | 460 g |
コメント
MatePad「New」とあるように、既存のMatePadの仕様を一部変更した製品です。従来モデルも併売されるようなので、モデルチェンジではなく「モデル追加」ですね。OSはHUAWEIの独自UIであるEMUI10.1で、ベースがAndroid 10です。CPUは従来モデルのKirin 810からKirin 820に変更されました。Kirin 820はAntutu(Ver.8)のスコアが37万点ほどなので、Snapdragon 888とか865には及ばないものの、「ハイスペッククラス」と言っていいくらいの性能になっています。
RAMは4GB、ストレージは64GBで、いまどきのスマホとか中華のAndroidタブレットと比較すると、ちょっと少ないなあ、と感じますが、従来モデルはRAM3GB/ストレージ32GBだったので、新旧比較ではかなりの容量アップと言えます。ただ、CPU性能が非常に高いので、せめてRAMはもう少し大きくても良かったんじゃないかな、と…。
それ以外だと通信まわりでWi-Fi6(ax規格)に対応するようになった、という点が従来モデルからの変更点で、ディスプレイの仕様やカメラ、バッテリー容量、そしてサイズなどは従来モデルから変わっていません。
変わっていない、とは言え、ディスプレイ解像度にしても、厚さ7.4 mm、重量460 gという薄型軽量な筐体サイズにしても、依然として非常に魅力的だとは思いますね。
…魅力的なんですけど、というかHUAWEI製品の筐体品質とかパフォーマンスに関しては皆さん高く評価しているとは思うんですけど、GMS(Google Mobile Service)が入っていない、というのが大きなネックですよね。
2.HUAWEI MatePad New 筐体
前面です。ウインタブでは中華タブレットをよくご紹介しているので、その目線で言うとベゼル幅が非常に細く、とてもカッコよく見えます。
背面です。筐体色は「ミッドナイトグレー」で、従来モデルと同じです。筐体サイズ、見た目とも従来モデルと見分けがつきません。
Matepadはスピーカーもいいです。Harman Kardonのチューニングが施された4スピーカーを搭載しています。この画像を見ると左側面に2つのスピーカーグリルがありますが、反対側(右側面)にも同様に2つのスピーカーグリルがあります。なので、横持ち時にはかなり迫力のある音が楽しめそうです。
さらに、別売りのHUAWEI M-Pencilを使えば4,096段階の筆圧対応ペン入力も可能です。
3.HUAWEI MatePad New 価格など
HUAWEI MatePad Newは4月23日の発売予定で、ビックカメラでは予約注文を受け付けています。4月20日現在の予約価格は税込み33,880円(ポイント10%つき)となっています。
中華タブを見慣れた身としてはRAMとストレージの容量が「まだ足りないかな」とは思いますが、CPU性能が大幅アップしていますし、従来モデル同様、高い質感の筐体は依然として魅力的です。あとはGMS…。
4.関連リンク
HUAWEI MatePad New:HUAWEI公式サイト
HUAWEI MatePad New:ビックカメラ