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Google Pixel Fold - ついに登場!Google製の折りたたみスマートフォン

Google Pixel Foldの紹介記事
Googleから折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を発表しました。国内でも2023年7月から販売開始となります。噂されていたとおり価格もプレミアムで気軽に購入できる製品とは言いにくいですが、競合機と比較しても最薄の筐体が特徴です。

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1.Pixel Foldスペック

スペック表

   Google Pixel Fold
OS Android 13
CPU Google Tensor G2
RAM 12GB
ストレージ 256GB
ディスプレイ カバー側:5.8インチOLED(2,092×1,080)
メイン:7.6インチOLED(2,208×1,840)
バンド 5G mmWave:n257/258/260/261
5G:n1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/28/30/38/40/
41/48/66/71/75/76/77/78/79
LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/21/
25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/42/46/48/66/71
SIM nanoSIM + eSIM
ネットワーク Wi-Fi6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3
入出力 USB Type-C
カメラ 前面9.5MP/インナー8MP/背面48MP+10.8MP+10.8MP
バッテリー 4,821 mAh
サイズ 折りたたんだ状態:139.7×79.5×12.1 mm
広げた状態:139.7×158.7×5.8 mm
重量 283 g

コメント

OSはAndroid 13です。前バージョンのAndroid 12ではタブレット、折りたたみスマートフォンに最適化した専用バージョン「12L」が用意されていましたが、Android 13では最初から大画面デバイス向けの機能が利用可能です。他のPixelシリーズと同じくブートローダーのアンロックに対応していると思われますので、今後Pixel Foldに最適化されたカスタムROMも登場してきそうです。

CPUはPixel 7シリーズと同じGoogle Tensor G2です。AnTuTu Benchmark v9での総合スコアは75-80万点で、Snapdragon 888/888+とほぼ同等の性能を持ち合わせています。ベンチマークスコアだけ見ればSnapdragon 8 Gen 2に劣りますが、GPU性能も高く負荷のかかるゲームも軽快に動作します。RAMは12GB、内蔵ストレージは256GBで、MicroSDカードスロットは備わっていません。

閉じた状態で使用するカバーディスプレイは5.8インチ(2,092 × 1,080)、開いた状態で使用するメインディスプレイは7.6インチ(2,208 × 1,840)で、パネルは両方ともOLED(有機EL)です。Galaxy Z Foldシリーズと同じく、折りたたんだ状態ではスマートフォンとして、開いた状態では小型タブレットとして使用出来ます。

タブレットモードでは2つのアプリを左右の画面に同時表示する分割スクリーン機能を利用できます。例えば画面左側で動画再生を行いながら画面右側でSNSアプリを利用でき、WindowsやmacOSといったPC向けOSと同じくドラッグ・アンド・ドロップで動画やリンク、テキストなどのコンテンツを別アプリに共有できます。

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テーブルトップモード
ディスプレイを半分折りたたんだ状態だと画面上部にYouTubeの動画再生画面を、画面下部に再生コントロールを表示できます。

カメラは前面9.5MP、インナー8MP、背面48MP(メイン) + 10.8MP(超広角) + 10.8MP(望遠) です。Pixel 7、Pixel 7 Proと同じくLDAF(レーザー検出オートフォーカス)を搭載し、暗い場所でも高速で正確なオートフォーカスが可能です。超解像ズームは最大20倍まで拡大できます。

モバイルネットワークは4G、5Gともに国大4大キャリアの回線をフルサポートし、ミリ波も利用できます。バッテリー容量は4,821 mAhで、30W出力のUSB PD急速充電とqi規格のワイヤレス充電をサポートします。

2.Pixel Fold筐体

Google Pixel Fold
本体を閉じた状態での前面側にはカバーディスプレイがあり、強化ガラスとしてゴリラガラス・ヴィクタスが採用されています。たたんだ状態でもスマートフォンとして違和感なく使えそうなデザインです。

Google Pixel Fold
背面です。若干横長ですが、基本的にはPixel 7シリーズと共通です。前面と同じく素材にゴリラガラス・ヴィクタスが使われていますが、意外と簡単に傷が付いてしまうので専用ケースを装着した方が安心できると思います。

カバー開口(タブレットモード)
開口した状態です。メインディスプレイにパンチホールノッチは存在せず、左右ベゼルも比較的狭くなっています。上記写真では折り目が存在しないように見えますが、ギズモードのレポート記事によると実際には「折り目部分に線がくっきり目立つ」ようです。この点は折りたたみ式ディスプレイを搭載するスマートフォンの宿命なので、現在の技術では仕方ない部分かもしれません。

期待のPixel Fold、やっぱり折り目が目立つね… #GoogleIO:GIZMODE

Google Pixel Fold
筐体色は「Obsidian」「Porcelain」です。

3.Pixel Fold 価格など

Pixel Foldは2023年7月よりオープンマーケット版はGoogleストア、キャリアモデルはドコモ、auから販売開始となり、Googleストアでの価格は253,000円(税込)です。なお、Pixel 7aやPixel Tabletと同じように、7月になる前から予約販売がスタートするものと思われますが、Googleストアで購入すると「次回以降に使える52,000円分のストアクレジット」がプレゼントされます。

5月5日の発表予告の時点で「プレミアムな価格帯になる」と報じられていましたが、やはりプレミアムなお値段ですね。折りたたみスマートフォンはどうしても製造にコストがかかることもあって、この価格設定はやむを得ない部分もあるのですが、気軽に購入できるとは言いがたいです。

とはいえ端末のスペックは高いですし、セキュリティアップデート期間も長いので金銭的に余裕があり、なおかつスマートフォンとタブレットを一つにまとめてしまいたいのであれば悪くない選択肢だと思います。個人的にも欲しいのですが、さすがに25万円出すのは厳しい…(汗

4.関連リンク

Google Pixel Fold:Googleストア

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