こんにちは、かのあゆです。中国の家電メーカー「GOME」のスマートフォンはスペックに対して値段がかつてのLeEcoを思わせる異様な価格設定で販売されています。今回紹介する「Fenmmy Note」もそんな一台で、高クロック版のHelio P23 MT6763Tを搭載しながらエントリークラスのスマホ並みの価格で購入可能です。
1.スペック
初期搭載OSはAndroid 8.1ベースのGOME OS 3.0です。以前紹介したGOME U7 Miniからは、ベースになっているOSとGOME OS自体のバージョンが上がっています。
GOMEブランドのスマートフォンが日本では正規販売されていないため、どの程度までローカライズされているかは不明ですがGOME OS 3.0でも表示ロケールとしては日本語をサポートしています。
ただBanggoodの商品ページ内にあるスクリーンショットを見たかぎりだとほぼ素のAndroidベースに準じているような印象なので、あまりこの辺に関して心配する必要はないかも知れません。
CPUにはMediaTek Helio P23を採用しています。エントリークラスの価格帯の端末でHelio P23が搭載されているだけでも驚異的ではあるのですが、Fenmmy Noteでは低クロック版のMT6763Vのほうではなく、高クロック版のMT6763Tを採用しています。
RAMは4GB、ストレージは64GBとこちらも十分すぎる容量を搭載しています。
通常この価格帯クラスだと日本国内で正規流通している端末も含め「CPUはMediaTek MT6737/6739などのエントリー向けCPU、RAM2GB、ストレージ16GB」というものが主流になっており、Fenmmy Noteのスペックは2万円台クラスのミッドレンジレベルのものになっています。少なくとも1万円前半で購入できるスマートフォンのスペックではないでしょう。
ディスプレイは18:9縦横比で5.99インチHD+(1,440×720)です。解像度は控えめになっていますがそれ以外のスペックはかなり高いのでこの辺でバランスをとっているのかもしれません。FHD+以上の解像度と比較すると、近くで見たときにドットが目立つものの、実用十分なレベルの画質は確保しています。
カメラはイン5MP、アウト13MP+5MPという構成になっています。
ポートレートモードや美顔モードなどの機能が搭載されており、Banggoodの商品ページは特に記載されていませんが、GOME公式サイトの商品ページを見る限りAIによるシーン自動識別機能も搭載しているようで、最近のスマートフォンのトレンドはしっかり押さえられています。
バッテリーは3500mAhで、GOME OSに搭載されているAIインテリジェント機能による省電力機能も搭載されています。
2.デザイン
前面デザインは18:9縦横比のディスプレイを採用しており、ノッチは非採用です。ノッチに関しては近年ティアドロップタイプの小さなノッチが普及し始めていますが、ノッチがあることに変わりはないため、こちらのタイプのほうが好みという方も多いかもしれません。
ベゼルもかなり狭く、とても1万円前半で売っている端末には見えないデザインとなっており、とても魅力的です。
背面も非常にシンプルで、指紋認証センサーもこちらに配置されています。カラーは「ブラック」「ゴールド」「ブルー」の3色が用意されています。
3.まとめ
GOME Fenmmy NoteはBanggoodにてプレオーダーを受付中の状態で、2月13日現在の価格は99.99ドル(約11,173円)です。
GOMEブランドのスマートフォンはどれも端末性能に対して価格が異様に安いのが印象的ですが、中華スマートフォンでも2~3万クラスの製品に搭載されていることが多いHelio P23の、しかも高クロック版を搭載してエントリークラスの価格を実現していることには本当に驚かされてしまいます。
ディスプレイの解像度をHD+に抑えることで価格を抑えているのかもしれませんがそれにしても安すぎなのではないでしょうか。ある意味かつてのLeEco端末を思わせるような状況で逆に不安になってきてしまいますが、低価格でそれなりに性能も高い端末が欲しいのであれば検討に入れるべき一台になっていると思います。
4.関連リンク
GOME Fenmmy Note : GOME
GOME Fenmmy Note: Banggood
コメント
GOMEはK1を使ったことがあるのですが、GPSの性能が駄目駄目でお蔵入りになってしまいました。他の点では不満なかったんですけどね。Fenmmy NoteのGPSはいかがですか?
重量が300gとあります 重そうですね
実際の重量は166gでした。