FOSSiBOT F106 Pro － 大容量バッテリー、明るいLEDライト、大音量スピーカーを搭載するタフネススマホ

FOSSiBOTがスマートフォン「F106 Pro」を発売します。ウインタブでは以前FOSSiBOT DT2というタフネスタブレットの実機レビューをしていますが、今回ご紹介するF106 Proもまたタフネス系のスマホです。4月15日から開催予定のワールドプレミア（セール）の価格が139.99ドル（約21,400円）と、手頃な価格で購入できます。

販売サイトはこちらです
FOSSiBOT F106 Pro：FOSSiBOT Official Store（AliExpress）

1.スペック

スペック表

コメント

OSは現時点だと最新バージョンのAndroid 14、SoCはHelio G85です。Antutuスコアが約26万点（出所：Nanoreview）なので、最新の3Dゲームなどには向きません。

RAMは8GBで拡張機能により最大15GBとして使え、ストレージは256GBです。またディスプレイは6.58インチでFHD+解像度です。製品価格やSoCの型番から見て「エントリークラスのいいほう」くらいの製品ですが、その割にディスプレイ解像度が高めなのがうれしいですね。

カメラはイン16MP/アウト48MP（メイン）+ 20MP（ナイトビジョン）です。先日レビューしたタブレット「FOSSiBOT DT 2」は64MPという高い画素数のカメラを搭載していましたが、画素数はともかくとして、撮影品質は悪くなかったですね。なので、このF106 Proでもそこそこの写真撮影ができるのではないか、と予想します。

また、ナイトビジョンカメラというのは一般的なスマホカメラの「ナイトモード」とは異なり、「モノクロになるが暗闇でも鮮明な写真・動画撮影ができる」というもので、タフネススマホで採用例が増えています。

バッテリーは12,000 mAhと大容量で30Wの急速充電とリバースチャージにも対応します。

2.筐体

トップ画像を再掲します。前面は水滴型ノッチが採用され、ドラゴントレイルガラスが使われています。また、背面には面白い機能がついていますので、このあとご説明します。あと、残念ながら製品サイズがわかっていないのですが、相当に厚いですね、この筐体。厚さは余裕で2センチオーバー（3センチくらいかも…）、重さは400 g以上になるのではないか、と推測します。

筐体が分厚くなっているのはバッテリー容量が大きいことのほかにいくつか理由があります。まず、最大512ルーメンのLEDライトがついています（ルーメンの目安はこちら）。参照サイトによれば、「1,000ルーメンだと室内照明としては不十分だが、テント用のメインライトとしては活躍できる。洗面所やトイレの照明なら500～600ルーメンが適している」とのこと。また、こちらのサイトによれば、懐中電灯の場合、夜間の散歩なら200ルーメン程度、登山などで遠くの道まではっきりと照らしたい場合は、300～400ルーメンのものがおすすめとのことでした。なので、F106 ProのLEDライトはキャンプ時の補助照明とか、夜道を歩く際の懐中電灯としては有効に使えると思います。

それともうひとつ、背面に大音量スピーカーを搭載しています。最大音量は103dB、こちらのサイトによれば、100dBというのは「会話ができないくらいの大音量で、『電車が通る時のガード下』の音量に相当」ということですから、緊急時には役に立ってくれると思います（キャンプ場で不用意に使うとクソ迷惑ですけどね）。

筐体は亜鉛合金製で、IP68/IP69Kの防水・防塵性能を備えています。MIL規格準拠、という記載はありませんでしたが、耐久性についても不安はないと考えていいでしょう。

3.価格など

FOSSiBOT F106 ProはAliExpress内のFOSSiBOT Official Storeに製品ページがあり、4月15日午後4時（日本時間）からワールドプレミア（セール）が予定されています。セール価格は139.99ドル（約21,400円）です。SoCの性能は高くありませんが、アウトドアで役に立ちそうなLEDライトと大音量スピーカーを搭載、バッテリーも大容量でリバースチャージに対応、カメラも48MPに加えナイトビジョンカメラと、装備はかなり充実していると感じられますので、139.99ドルなら安い、と思います。

4.関連リンク

FOSSiBOT F106 Pro：FOSSiBOT Official Store（AliExpress）