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DOOGEE S70 レビュー第2回 - 隠れたポテンシャルを秘めたカメラが魅力的なタフネススマホ(実機レビュー:壁)

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
こんにちは、壁です。2019年です。平成31年です。そんな今年最初の実機レビューは屈強な端末。それもゲーミングスマホを謳ってるモデルです。でも、僕が惹かれたのはそんなところではなく…。今回は端末を通販サイト「Banggood」に提供していただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

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1.スペック

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
構成は前回の実機レビュー機UMIDIGI One Proと同じ…じゃなーい。こちらはクロックアップ版のMT6763Vとなる2.5GHz駆動モデル。RAMも6GBの大容量。RAM6GBモデルのスマホを使うのはUlefone T1以来ですが、あの時は6GBのメモリを使いこなしてない感じでしたが、今回のS70はモリモリ使ってて逆に好印象でした。

ディスプレイはノッチなしの5.9インチ、FHD+解像度の大画面。18:9の大画面でゲームするならノッチはちょっと邪魔よねヤッパシ。ディスプレイの発色もいいですよ。Xperia XA1 Ultraと比べるとかなりいい。

対応バンドはドコモのプラチナバンド、B19をサポートしていますが、最近飛び始めたB28は非対応。本機はイヤホンジャックはナシで全てUSBで賄うことになりますが、防水性を担保するためには止む無し。タフネスモデルはむしろない方が好都合だと個人的には思うのです。

カメラについては後述。サイズ、重量ともにタフネスモデルにふさわしい屈強なプロポーション。重さは以前レビューしたBLUBOO S3とほぼ同じ。ただ、四隅がラバー素材なので持った時の当たり具合が刺さる感じがないのはいいですよ。

2.デザイン

筐体は樹脂とプラスチック…と思ったら、サイドプレートはまさかの金属素材でした。たぶんアルミ合金だと思いますが意外。提供していただいた端末はレッドとのことでしたが、基本は黒基調でアクセントにレッドといったところ。塗装ではなく、表面の樹脂の下の2層目の樹脂の色がレッドになっており、これを組み合わせているんですね。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
背面はカメラユニットと指紋認証ユニット。背面は革調のシボが施されており、これが質感の向上に一役買ってます。周りをステッチ調の模様が入ってますが、最近はクルマのダッシュボードの処理でもよく見かけます。現行インプレッサの1.6Lモデルの廉価版がそうですね。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
右サイドは電源キーとボリュームキー。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
左サイドはSIM/micro SDスロットにアクセスするパッキンとファンクションキー。好みのアプリが割り当てられるショートカットキーですが、これを付けるならホールドスイッチが欲しいところ。SIMスロットからトレーを引き出すには少し長めのSIMピンが必要です。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
DOOGEE S70 実機レビュー第2回
上部と下部。上部には何もなく、下部にはUSBポートにアクセスするパッキンがあります。開閉に結構力が入る…と思ったらすんなり開きました。Ulefone Armor 2は結構ガッチガチだったのですがw

ケーブルによってははまらないこともあるのがタフネスモデルの宿命。手持ちのケーブルだとAnker製のケーブルはダメでしたが、エレコム製のケーブルはOKでした。あと、micro-BからUSB-Cの変換するアダプタはほとんど使えると思います。

さてさて使ってみましょう。

3.使用感

ベンチやゲームといった使用感については、かのあゆさんの実機レビュー記事(第1回)を参考してください(←丸投げ

んで、僕の場合だとやっぱりカメラとオーディオになっちゃう。オーディオに関して言えば、イヤホンジャックがない時点でマイナス点を付けちゃいますけど、ことタフネスモデルだとハナシは別。浸水する可能性がある部分は徹底的につぶした方がいいので、これは理にかなってる。仕方がないので変換ケーブルを介してイヤホンで試聴。

……。

まぁ至ってフツー…。それはレビューになってないだろって言われる。いや、絶対に言われる!そ、そうだ!スピーカーの音質をチェックしなきゃ!

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
おろ?なんだ、スリット2つあるじゃないの。ステレオスピーカーかしら?

……。

えーモノラルです。しかし、このスピーカー結構音がイイです。いやまぁ低音をドライブできるほどじゃないんですけど、音量上げても破綻しないんですよね。この辺りはゲーム向けの名に恥じないものだと思います。うーん、これでステレオだったら…。惜しい!

ちなみにイヤホン出力は意外と弱めです。なので、感度の低いイヤホンなどは鳴らし切れないと思います。USB-DACでも聞いてみましたが、何故か端末が再起動したりして、ちょっと不安定。この端末とコーディネートしたいイヤホンはやっぱりこういうモデル。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
JVCの低域強化シリーズの『XXシリーズ』とかマッチすると思います。こちらはHA-FX3Xです。現在は後継モデルのFX33Xとなってますが、スマホもタフならイヤホンもタフでキメたいところですね。

オーディオの次はカメラ。カメラは12MP+5MPのデュアル構成。イメージセンサーはソニーのExmor RS IMX363。このセンサーはシャオミのMi Mix 2SやASUSのZenfone 5Zといった各社ハイエンドモデルが採用しているセンサーです。これは期待できます。DOOGEEの製品はExmor RSを積んでるモデルが多い印象です。

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では、撮ってみますか。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
いつもの限界集落。ホントに最近の中華スマホはよく撮れる。ここ半年で劇的に変わった印象ですね。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
いつもの漁港で、いつものノート……ではなく、今回は特別出演のレヴォーグ。グレードは特別仕様車の1.6GT-S Eyesight Proud Edition。ビルシュタインダンパーと17インチタイヤを組み合わせている仕様は、今のところこの特別仕様車のみです。

んで、カメラのチューニング傾向としてはノイズを抑える方向にチューニングされてます。なので、ピクセル等倍で見るとディテールが潰れたりしてますが、これぐらいなら許容範囲。むしろ、Granbeatよりキレイに撮れてる。ホワイトバランスを調整してタングステンで撮影。見た目にだいぶ近いですヨ。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
お、マフラーからの湯気も写りましたね。光量が確保されてるとキレイに撮れます。もちろん、レヴォーグにもニャンコ先生貼り付け。スタッドレスタイヤを履く関係でホイールは純正ですが、サマータイヤ用はSTIの17インチを用意してます。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
DOOGEE S70 実機レビュー第2回
外に連れ出し、色々撮ってみる。日中の昼間なんかはかなりキレイに撮れます。1月の鹿児島はこんな感じですヨ。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
暗めの室内だと、ちょっと潰れるところもあるけど、許容範囲。フルボリュームで聞くParagonはカラダ全体で聞く感じ。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
でも、中華スマホならではのウィークポイント(?)もあって、それは本機では接写が全くできないと言ってもいいほど、接写が苦手。近いところはトコトンピントが合わないので、ペットやゴハンの撮影には難しい。決まるときは決まるけど。

このブーゲンビレアも本当は手前にタッチフォーカスで合わせたハズなのに、違うところにピントが行ってる。風景や普段撮りする分には全く問題ないけど、接写ができないのはちょっと困りもの。

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
HDR撮影も試してみました。鹿児島中央駅はこういうテストにうってつけですw 普通の撮影だと後ろ2両が白飛びしてしまいますが、これだとバッチリ撮れました。

特急『きりしま10号』が発車するところを動画で撮ってみました

DOOGEE S70で動画撮影

動画の品質がスゴくいい。H.264のフレームレート30fpsですけど、これだけ撮れたら十分以上。音声の録音もキレイにステレオになってるのも〇。

DOOGEE S70で指宿枕崎線発車を撮影

録音品質の良さが分かるのがコレ。指宿枕崎線の普通列車の発車シーン。Granbeatでキハの発車を撮ったらエンジンの駆動音が割れてしまってガックシきたけど、S70ではキレイに入ってます。

前回のUMIDIGI One Proでもカメラの品質向上に驚いたものですが、本機にも驚かされました。特に動画撮影は気に入りました。

4.PDA工房製キズ自己修復フィルムのこと

DOOGEE S70 実機レビュー第2回
前回のUMIDIGI One Pro同様にPDA工房さんからキズ自己修復フィルムを提供していただきました。本機はディスプレイが2.5Dカットになってないから貼りやすくて感動。なんか久しぶりの感触です。カッターで軽くキズを入れても、しばらく放っておいたら目立たなくなっているタフなフィルムです。本機のタフネスぶりとマッチしていると思います。

5.まとめ

タフネス性能とゲーミングというところがウリでどうしてもそちらに目がいってしまいがちですが、カメラの潜在能力が非常に高く、サードパーティー製カメラアプリでゴリゴリ使い倒す楽しみがあります。こと動画においてはこれまで試用してきた中華スマホ随一のキレイさなので、撮影を楽しめます。

DOOGEE S70はBanggoodで399.99ドル(44,087円)で販売中ですが、1月17日までプロモーションセールで265.89ドル(29,306円)で購入できます。驚異のタフネス性能だけでなく、全体的に使いやすい仕上がりとなってます。

すでに後継機のS80、S90といったモデルもリリースされており、特にS90はフラッグシップにふさわしい性能を備えてリリースされています。コチラもチェックしておきたいところです。

6.関連リンク

DOOGEE S70 : Banggood
DOOGEE S70 レビュー - 「タフネス・ゲーミングスマートフォン」という新しいジャンルのスマートフォン(実機レビュー:かのあゆ)

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