E-Ink製品の専門店 SKTがE-Inkディスプレイ搭載のAndroidタブレット「BOOX Go 7」「BOOX Go Color 7 Gen2」を発表しました。Go 7はモノクロディスプレイ、Go Color 7 Gen 2はカラーディスプレイで、Go Color 7 Gen 2のみ従来モデルが存在するので「Gen 2」とついています。
7インチとBOOXタブレットの中では小ぶりなサイズで、一般的なAndroidタブレットよりもずっと薄型・軽量な製品です。
1.概要
スペック表
BOOX Go 7/Go Color 7 Gen 2 | |
OS | Android 13 |
CPU | Qualcomm 2.4GHz 8コア |
RAM | 4GB LPDDR4X |
ストレージ | 64GB UFS2.2 |
ディスプレイ | 7インチモノクロCarta1300(1,680×1,264) 7インチカラーKaleido3 Carta1200(1,680×1,264) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカードリーダー |
カメラ | なし |
バッテリー | 2,300 mAh |
サイズ | 156×137×6.4 mm |
重量 | 195 g |
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OSはAndroid 13です。ちょっと古いな、と感じるかもしれませんが、BOOXのOSはE-Inkタブレットとして高度にカスタマイズされているので、どうしても「最新」というわけにはいかないのだろうと思います。SoCはQualcomm製、型番は開示されていません。RAMとストレージは4GB/64GBです。microSDカードリーダーもついていますので、マンガなど画像の多い大容量な書籍も十分保存できます。
筐体は共通デザインです。BOOX Go Color 7 Gen2(画像左端)は筐体色ブラックのみ、BOOX Go 7は筐体色ホワイト(画像真ん中)とブラック(画像右端)を選べます。この筐体は右ベゼルが太くなっていますが、これは「持ちやすくするため」です。また、右ベゼルにはページ送りボタンがつきます。
別売りとなりますが、4,096段階の筆圧に対応する「BOOX InkSenseスタイラス」が使えます。BOOXシリーズは単なる電子ブックリーダー端末ではなく「Androidタブレット」なので、Google Playからアプリを導入できますし、このようにメモ書きやイラストの制作にも使えます。ライターのnatsukiさんもBOOXユーザーで、彼は楽譜のPDFファイルを読み込んで、それにペンでメモを書き込んだりしています。
利用イメージです。液晶ディスプレイのAndroidタブレットだと、7インチ(最近は見かけません)とか8インチでもそれなりの大きさ、重さになりますが、BOOXタブレットは非常に薄くて軽いので、片手でラクラク持てます。
これも別売りですけど、「マグネット保護ケース」が用意されます。全4色あり、グレーはファブリック仕上げ、ブラック・ホワイト・ベージュはヴィーガンレザー仕上げとなります(ベージュのみスタイラス用ペンホルダー付き)。見た感じ、ちょっと高級感があって良さげですよね!
2.価格など
BOOX Go 7とBOOX Go Color 7 Gen 2はSKTNETSHOP、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングに販売ページがあり、Go 7の筐体色ブラックが5月9日発売、Go Color 7が5月後半の発売予定、Go 7の筐体色ホワイトは6月の発売予定です。価格はGo 7が39,800円、Go Color 7が44,800円前後、となっています。
いずれもBOOXタブレットとしてはリーズナブルな価格だと思います。特にGo Color 7はカラーE-Ink搭載の割にずいぶん安いなあ、と感じました。
3.関連リンク
BOOX Go 7シリーズ:SKT 製品紹介ページ
BOOX Go7/GoColor7Gen2:SKTNETSHOP
BOOX Go7/GoColor7Gen2:楽天
電子ペーパー(E-Ink)搭載Androidタブレット BOOXシリーズの一覧
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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