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BLU GRAND M & GRAND X LTE - アメリカで人気のスマホブランドが日本上陸!激安だけどスペックに注意して!

BLU GRAND X LTE
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。新製品の紹介記事を書く際に、あまり気が進まないものもありまして、場合によってはあえて記事にしないこともあります。ウインタブはCPU性能とかRAMの容量については記述が甘いです(自覚してます)が、「ストレージ8GB」のスマホというのは、普通に使う場合、購入してすぐにアプリをインストールできなくなるというのがあり、ちょっと次元が違うと思っています。

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Androidは機能として内蔵ストレージではなく、microSDカードにアプリをインストールできるようになっていますが、アプリ側でmicroSDにインストールできない設定にしているものが非常に多く、個人的にはむしろmicroSDにインストールできるアプリのほうが珍しい、と感じています。スマホって便利なので、どうしてもたくさんのアプリを入れてしまうのが人情だと思いますが、ストレージ8GBの製品だとそれが思い通りにできません。Androidスマホに詳しくない人がたまたまウインタブの紹介記事を読んで「これ激安じゃん!買おう!」ということになって、でも1カ月くらいで後悔させてしまう可能性がかなり高いと思うので、そういうのは申し訳ないですよね。

今回紹介する「BLU GRAND M」と「BLU GRAND X LTE」はまさにストレージ8GBの製品で、CPU性能もRAM容量も決して充実していませんが、製品特性をよく理解した上で割り切って使うということならありかな、と思いました。特にGRAND Mのほうは清々しいまでに割り切った製品なので、逆にいいかも、なんて思い始めています。

1.GRAND M

スペック

OS: Android 6.0
CPU: MediaTek MT6580
RAM: 512MB
ストレージ: 8GB
ディスプレイ: 5.0インチ(854 x 480)
LTEバンド: LTE非対応、HSPA(3G) 1/5/6/8/19
ネットワーク: 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力: microUSB、オーディオジャック、NanoSIM × 2
カメラ: イン3.2MP / アウト5MP
バッテリー: 2,200 mAh
サイズ: 144.9 × 72.1 × 9.4 mm / 171 g

まずはAmazon限定で7,980円で販売されるGRAND Mの方です。久しぶりに見ましたね、RAMがMB単位の製品。CPUうんぬんより、このRAM容量だと多くを期待してはいけない、ということがわかります。OSはAndroid 6.0ですから最新ではありませんがまあOKなレベル。ディスプレイは5インチながら相当に低解像度です。

そして決定的なのが「LTEに対応しない」ということです。また、デュアルSIMと記載されていますが、SIM2のほうはGSM専用なので、DSDS以前に日本ではSIM1しか使えません。

スペック表を見る限り、この製品を使っても問題がない人というのは「スマホを電話機としてのみ使う。でもメールくらいは読みたい」「たまにブラウザでWebブラウジングをしたり、SNSをする」「ブックリーダーとして使う」といった感じの、非常に狭い範囲で用途を限定している人だけでしょう。ゲームアプリはまともに動かないケースが多く、ごく軽量なものに限られますし、そもそもいろんな種類のアプリをインストールできないと思います。

ただし、それがわかっていて購入する、というのはありです。なので、ウインタブをいつも読んでくれるような、ガジェットの知識がある人が購入するなら止めません。怖いのは特に意識せずにキャリアモデルのiPhoneをずっと使っていて、「そろそろSIMフリー機にしてみようか」みたいな、スマホでなんでもできるのが当たり前だと思っている人が購入しちゃうことです。多分3日と持ちません。

筺体

BLU GRAND M 展開図
スペックのほうは懸念を感じますが、筺体品質は価格以上のものがあります。筺体はアルミ製(CNC加工)になっており、ディスプレイは曲面ガラスを採用しています。この素材感とかディスプレイガラスの品質は7,980円の製品とはとても思えず、上に書いたように用途を限定して使う人であれば、コストパフォーマンスは非常に高いと思われます。

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2.GRAND X LTE

スペック

OS: Android 7.0
CPU: MediaTek MT6737
RAM: 1GB
ストレージ: 8GB
ディスプレイ: 5.0インチ(1,280 x 720)
LTEバンド: 1/3/6/8/9/19
ネットワーク: 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力: microUSB、オーディオジャック、NanoSIM × 2
カメラ: イン5MP / アウト8MP
バッテリー: 2,400 mAh
サイズ: 146 × 72.3 × 9.4 mm / 167.2 g

こちらはLTE対応モデルになります。OSはAndroid 7.0でCPUはMT6737ですから、2017年の常識的なエントリースペックということになりますし、RAMも1GBあります。ディスプレイもHD解像度ですから、これでようやく「並」という感じです。ただし、ストレージのほうは8GBと、この記事の冒頭で書いたとおりの懸念があります。

この製品はAmazonで単品12,800円、IIJmioの「SIMカードウェルカムパック」がセットされたものが9,800円で販売されていますから、1万円スマホと理解していいでしょう。直近だとヤマダ電機の「EveryPhone EN(税抜き9,800円、税込み10,778円)」が価格面で競合することになります。EveryPhoneと比較すると、CPUは同じものが使われており、カメラ性能はこちらのほうが上になりますが、いかんせんRAMとストレージがそれぞれ半分になってしまうので、やはりスマホとしての自由度はEveryPhoneには及びません。

なお、この製品もデュアルSIMですが、SIM2のほうはGSM(2G)のみに対応するので、日本ではSIM1しか使えません。

筺体

BLU GRAND X LTE 展開図
筺体品質に関してはGRAND Mと同様、この価格帯の製品としては抜群だと思います。CNC加工のアルミ筐体にディスプレイ曲面ガラスを採用し、1万円スマホとしては非常に高い質感になっているようです。

BLU GRANDシリーズ カラバリ
GRAND MとGRAND X LTEの筺体色です。左がGRAND X LTEで全4色、右がGRAND Mで全2色になります。筺体色に関しても特にGRAND X LTEのほうは1万円スマホとは思えない、多彩なカラーバリエーションが用意されているのが魅力ですね。

3.価格など

GRAND Mは6月16日、GRAND X LTEは6月30日の発売で、ともにAmazonで予約販売が開始されています。価格はGRAND Mが税込み7,980円、GRAND X LTEが税込み9,800円から、となっています。

スマホを選択する基準は人それぞれだと思いますし、1台持ち、2台持ち、それ以上と、利用の仕方も人それぞれだと思います。個人的にはこの製品は1台持ちには適さないと思います。ただし、スマホ文化に毒されていない、つまり、本来の電話機として、インターネット関連はメールとSNS、たまにニュースを見る、くらいの人なら大丈夫でしょう。記事の冒頭に書きましたが、スマホ文化に毒される、毒されないというのは別として、スマホって使ってて便利で楽しいものなので、新しいスマホを手に入れたら、そりゃうれしくなっていろんなことを試したくなると思います。そして、それがアプリ方面に対する関心なのであれば、やはりこの製品はおすすめしません。早晩後悔することになるでしょう。

価格面ですが、スペックの高いGRAND X LTEのほうは少しばかり中途半端な印象があります。筺体品質がかなりよさそうなので、それを求めて購入するのはありだと思いますが、個人的にはEveryPhone ENのほうが不安なく長く使えると思います。

ちょっと面白いのがGRAND Mのほうで、思い切ってスペックを下げ、その分購入しやすくなっているというのは評価したいと思います。でも、しつこいですけど、買うんなら「わかってて買う」ようにして下さいね。

4.関連リンク(Amazon)

BLU(ブルー)GRAND X LTE
BLU(ブルー)GRAND M

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コメント

  1. tetosants より:

    GRAND X LTEの方のRAMが1MBになってます…

    • wintab より:

      tetosantsさん、こんにちは、コメントありがとうございます。すいません、速攻で直しました。RAM1MBっていつのパソコンやねん…

  2. 匿名 より:

    うーんBLUか
    去年中国に全データを送ってた機種のメーカーだな
    今はどうなってるんだろうか

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。ありましたね、そういうの。疑い始めたらもうキリがないか、と。でもそういう問題が露見した以上、むしろ今は安全のような気がします。

  3. 匿名 より:

    RAM512MBって凄いな
    今自分のスマホ見たらChromeが266MB使ってて設定が96MB使っててGoogleプレイ開発者サービスが54MB使ってるのだけどくそ重いGoogleアプリどうやって512MBに収めるの?

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。誰かが我慢するんでしょうね(真剣にそう思います)。

  4. 匿名 より:

    この会社はOSの更新を”全く”と言っても良いくらいしないので、人には勧めにくいですね。現在USでLIFE ONE Xを使っていますが、Kernel等のタイムスタンプは2015年のまま。

    確かに物自体のCPはすごく高い(現用機は5.2inch FHD 2G/16G 4GLteを100ドルで購入、新型は5.2inch FHD 4G/64G 4GLteを180ドルで売ってます)し、特にトラブルも無く運用できているのですが、あまりの放置具合に次機種の選択対象からは外さざるを得ないです。
    おまけに6.0にアップグレード予定と言っておきながら、絶賛放置中。
    併用しているLGやASUSのタブレットは、数ヶ月に一度は更新通知が届くのとは対照的です。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。情報ありがとうございます。大きな声では言えませんけど、比較的マイナーな中華メーカーでも最近はちゃんとアップデートが降ってくる、って海外に住んでる友人が言ってましたw

      • 匿名 より:

        先週あたりからNougatのROMが出回り始めたので、rootを取って見ようかと準備を始めたら、今日になってMarshmallowが降ってきました。
        という訳で、絶賛放置中は撤回させていただきます。
        でも遅いなぁ

        • wintab より:

          こんにちは、コメントありがとうございます。今Marshmallowですか?でもちゃんとサポートしていることだけは確認できました。情報ありがとうございました。

  5. らぴん より:

    GRAND Mは個人的に「通話用のガラケーが瀕死だけど、3GつまりFOMA契約をキープして機種変したい」需要に適した端末だと思います。
    SIMサイズ変更する必要があるのが難点ですが。

    • wintab より:

      らぴんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。おっしゃるように、価格だけに注目するのではなく、スペックをよく理解した上で購入する製品ですよね。