Blackviewがタフネススマホ「N6000」を発売します。CPUにHelio G99を搭載し、本格的なタフネス仕様(IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL-STD810Hの堅牢性)ながら、ディスプレイサイズは4.3インチと非常にコンパクトな製品です。先日レビューをしたタフネスタブレット「Active 8 Pro」といい、このN6000といい、Blackviewの高い意欲が伝わってくる気がします。
1.Blackview N6000 スペック
スペック表
Blackview N6000 | |
OS | Doke OS 3.1 (Android 13ベース) |
CPU | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 4.3インチ(1,200 × 540)60Hz |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18 19/20/25/26/28A/28B/66 TDD: B38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン16MP/アウト48MP |
バッテリー | 3,880 mAh |
サイズ | 133 × 65.25 × 18.4 mm |
重量 | 208 g |
コメント
OSはAndroid 13ベースの独自UI、Doke OS 3.1です。Doke OSについてはウインタブで搭載機を何度かレビューしているので、興味のある人はそれらをご覧ください(レビュー1/レビュー2)。
CPUはHelio G99です。5Gには非対応ですが、Antutu Ver.9のスコアが30万点台半ば~後半、Ver.10なら約40万点をマークする性能なので、一部のゲームを除き、ほとんどの操作はサクサクこなせると思います。
RAMは8GB、ストレージも256GBと「サイズの割に」十分な容量になっています。
N6000の大きな特徴は「サイズ」ですね。ディスプレイは4.3インチで解像度は1,200 × 540と低め、この画像を見る限り「TN液晶」です。実際の使用感については現状何とも言えませんが、「もう少し高解像で、せめてIPS液晶にならなかったか?」とは思います。でもまあ、サイズがサイズですからねえ…。
カメラ仕様でも健闘しています。イン側が16MP、アウト側はシングルカメラながら48MPと高画素数です。また、最近のBlackview製品はArcSoftのカメラアルゴリズムを採用しており、撮影品質にもこだわりを見せています。
ただし、ウインタブのレビュー経験上、Blackview製品のカメラ品質は「悪くはないんだけど、正直イマイチなところもある」と感じています。特に比較的近距離で飲食物の写真を撮影する場合に発色が不自然になることが多いです。つまり「飯テロ写真」は苦手ですね。大手メーカーの48MPカメラ搭載機とはまだ結構な差があります。
バッテリーは3,880 mAhと、Blackviewのタフネススマとしては容量が小さいです。しかし、18Wの急速充電に対応し、リバースチャージ機能もあります。でも3,880 mAhでリバースチャージの出力が2.5Wなら安心して給電できるのはイヤホンとかスマートウォッチくらいでしょうね。スマホを充電するにはちょっと心もとないです。
これはSIMトレイの画像ですが、この形状を見る限りmicroSDは使えないようです。内蔵ストレージが256GBなので、N6000の製品特性上は特に問題ないでしょう。
2.Blackview N6000 筐体
このサイズ感がN6000の最大の魅力だと思います。タテ・ヨコは非常に小さく、でも厚さは18.4 mmあり、重量も208 gなので「薄型軽量」とは言えませんけどね。
前面には水滴型ノッチ、背面は小さいながらもしっかりタフネススマホ、という感じです。
ディテール説明です。側面の金属部分はアルミ合金、USBポートにはパッキンがつき、四隅はラバーで補強されていますので、頑丈さについては心配いりません。また、前面ガラスはゴリラガラス5が使われています。
側面にはタフネススマホでおなじみのカスタムキーもついていて、お好みの操作を割り当てることができます。
筐体色は上に掲載したオレンジのほか、ブラックとグリーンが選べます。
3.Blackview N6000 価格など
Blackview N6000はAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、7月24日午後4時(日本時間)からワールドプレミア(セール)が予定されています。セール価格は149.99ドル(約21,300円)です。
このサイズのタフネススマホをゲーム目的で購入する人はほとんどいないと思いますので、CPU性能やRAM、ストレージの容量も十分だと思います。一方でディスプレイ解像度は(サイズを考慮すると仕方ないかもしれませんが)低めでTN液晶と「イマイチ」ですよね。
この製品がどこまで人気となるかはわかりませんけど、個人的には非常に面白いと感じられます。
4.関連リンク
【PR】Blackview N6000:Blackview Official Store(AliExpress)
コメント
https://win-tab.net/android/blackview_n6000_2307131/
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最近リンク切れが多いように思われましたが、上記のように「最近7日間の人気記事」でurlが正しくないケースがあるようです
すみません、寄る年波か、誤字脱字、スペック記載ミス、リンク切れ等が多発しており、自分なりに相当注意してミスをしないようにしているのですが、なかなか改まりません。いただいたリンク2つについては別記事です。一方が製品紹介記事、もう一方が実機レビュー記事です。