BlackviewがAndroidタブレット「MEGA 2」を発表しました。ウインタブではこの製品の従来モデル「MEGA 1」の実機レビューをしていますが、MEGA 2はMEGA 1と比べると尖った部分がなく、「割と普通、でも良スペックな低価格帯タブレット」になったと感じます。
MEGA 1の実機レビュー記事です。こちらもぜひご覧ください。
1.スペック表
Blackview MEGA 2 | |
OS | Android 15 |
SoC | UNISOC T615 |
RAM | 8GB/12GB(拡張機能により最大24GB/36GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 12型(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | B1/3/7/8/19/20/28A/28B/ B40/41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト16MP |
バッテリー | 9,000 mAh |
サイズ | 281.7 × 177.2 × 8.0 mm |
重量 | 615 g |
2.バリエーションモデル
・RAM8GB/ストレージ256GB
・RAM12GB/ストレージ256GB
3.コメント
OSは最新のAndroid 15です。しかし、Blackviewと言えば…の独自UI、Doke OS_Pという文言はありませんでした。製品ページの説明を見ると「ワークスペース(2つのプロファイルを持て、ゲームなどでサブアカウント運用が可能)」など、Doke OS独自の機能を搭載しているようですが、PCモードについての説明はありませんでした。
SoCはUNISOC T615です。Blackview公称のAntutuスコアは291,769ということなので、中国タブによく使われているUNISOC T606よりは若干高性能と思われます。ちなみにMEGA 1はHelio G99搭載でした。RAMは8GBと12GBを選べ、それぞれ拡張機能により最大24GB、36GBとして使えます。ストレージは256GBです。
なお、製品ページによると、MEGA 2は多くの「AI機能」を搭載している、ということなのですが…
例えばカメラまわりのAI機能について見ると、これがGoogleの技術なのか、それともBlackviewの独自技術なのか判然としません。これ、他の中国メーカー製品でも同じことが言えますが、できれば「どの部分が独自の技術なのか」というのをもう少しはっきり説明してもらいたいところです。
従来モデルからディスプレイサイズが大きくなりました。12インチで解像度は2,000 × 1,200。WidevineもL1でNetflixでもL1判定になりますので、動画サブスクリプションサービスでもHD以上の画質で視聴ができます。
スタイラスペンも付属します。ただし、ウインタブの経験上、Blackviewのスタイラスペンは品質がいいとは言えず、イラストやマンガ、その他本格的な制作用としては向きません。とは言え、「もらえる」というのは悪くないですし、メモ用としてなら使えると思います。
カメラはイン側が8MP、アウト側が16MPです。低価格帯タブレットとして悪い画素数ではありませんがMEGA 1が50MPのアウトカメラを搭載していましたので、それと比較するとおとなしくなったかな、と思います。
外観はオーソドックスです。タブレットなんでデザインの差別化は難しいと思いますけどね。
筐体色はグレー、グリーン、ブルーの3色から選べます。
4.価格など
Blackview MEGA 2はAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、1月14日現在の価格は179.99ドル(28,881円)です。UNISOC T606(MEGA 2のSoCよりも若干低性能)搭載でディスプレイがFHD(WUXGA)解像度の10インチ級タブレットは日本のAmazonでも2万円前後(安いものだと1万円台前半からあります)で購入ができますが、それらと比較するとディスプレイサイズがワンランク大きく、スタイラスペンも付属しますので、そんなに割高でもないかな、とは思います。セールでもう少し安くなりそうな気もしますけどね。
5.関連リンク
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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