こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。この秋からSIMフリーのAndroidスマホについても記事に取り上げることにしたのですが、私はずっとWindows 10スマホばかり追いかけてきたので、Androidスマホについての知識は十分ではありません。しかし、「SIMフリーで一番有名な」Androidスマホって「ZenFone」なのでは?と思います。まあ、「有名」っていう評価はすごく曖昧なものなので、人によって印象は異なると思いますが、私はそう感じますね。
さて、そのZenFone、新しく「ZenFone 3」という製品がリリースされました。スペックの異なる3つのバリエーションが存在しますが、この記事ではそのうち最もベーシックな「ZenFone 3(無印)」を紹介します。しかし、「ベーシック」という用語が妥当ではない、かなりハイスペックなスマホですね、無印でも。
1.スペック
OSはAndroid 6.0.1で、最新の7ではありませんが、Googleからみてサードパーティー製品ということになりますし、6で困るということは全くないでしょう。CPUはSnapdragon 625ということで、600番台ですから直感的には「ミッドハイ」のレンジをイメージします。しかし、この型番がスマートフォンに搭載されるのは世界初ということで、オクタコア(Cortex A53 @ 2.0GHz × 8)、最新GPU「Adreno 506」による構成で、ちょっと前の800番台を凌ぐパフォーマンスである、ということです。
これにあわせ、RAMは3GB、ストレージは32GB、ディスプレイは5.2インチFHD(1,920 × 1,080)となっているので、ハイスペック機といってもいいでしょう。また、カメラもイン800万画素、アウト1,600万画素という高画質に加え、0.03秒のオートフォーカス、光学式手振れ補正(OIS)と電子式手振れ補正(EIS)機能もついています。自撮りにせよ風景写真にせよ、かなり満足できそうな感じですね。
また、この製品、Android機ではかなり普及している指紋センサーを搭載しています(ロック解除時間0.2秒)。それと、実は重要なWi-Fiは5GHz帯のa/ac規格に対応しているので自宅などでは快適な通信ができますね。また、USBはType-Cを採用しています。
あ、そうそう、この製品、デュアルSIMで、microSIMとnanoSIM(microSDと排他利用)がついていますが、LTEと3Gで同時待ち受けが可能です。同時待ち受けのAndroid機、徐々に増えてきましたね。
2.筺体
筐体色はサファイアブラックとパールホワイトの2色で、多くの場合、「どっちかの色」で納得はできると思います。フレームはメタル製です。
ガラスはこれまた最近のAndroidスマホによく見られる2.5D曲面で、ゴリラガラスを採用しています。個人的にはゴリラガラスなら液晶保護フィルムいらないんじゃね?と思います。
背面はASUSお得意の「スピン加工(同心円状の模様)」が施されています。指紋センサーはカメラ下です。
また、この製品は「ハイレゾ」対応で、「CDの約4倍の高音質」とのことです。
3.価格と発売時期
ASUS ZenFone 3は10月7日発売予定で、ASUSの直販サイト「ASUS Shop」で予約注文受付中です。価格は税込み42,984円となっています。
キャリアモデルの場合、本体価格を通信契約に溶け込ませているため、見かけ上非常に安くスマホが手に入りますが、その後2年程度高額な通信料金を支払わなくてはなりません。一方MVNOの格安契約だと、月々の通信料金はかなり低く抑えることができるかわりに最初にスマホを購入する必要があります。
キャリア契約をしている人にとってはスマホに42,984円を支払うということに抵抗がある人も多いと思いますが、個人的には現在の大手通信キャリアが採用している契約形態はどうしても好きになれません。私自身とっくの昔にMVNOに切り替えています。高額な解約手数料も支払いました。あとはMVNOの通信品質がもっと改善されるといいんですけどね。
自分で契約応答月を覚えておかないとおいそれと解約もできないような契約形態ではなく、最初にしっかりお金を払ってスマホを入手し、縛りのない通信契約を結ぶほうがはるかに健全だと思います。
ZenFone 3は今回の3モデル中、最も低価格な製品ですが、それでも「結構なお値段」だとは思います。しかし、スペック的には十分納得のできるレベルだと思いますし、安心して数年間は使えそうな気がします。
4.関連リンク
ASUS ZenFone 3:ASUS Shop
コメント
1ドル150円?って言いたくなる価格
こんにちは、コメントありがとうございます。ああ、そうっすね、この製品海外だと結構早くから発売されてるんでしたっけ。スマホって技適の審査費用バカ高いみたいですよ。
今回のZenfone3の発表は正直がっかりでしたね。海外で25000円で買えるものを40000円で販売ですから・・・
Moto G4 plusやhonor8もほぼ同じ値段なので価格的には適正なような気もしますが、どうしても海外の値段が脳裏をよぎっちゃうのが辛いところですね。
こんにちは、コメントありがとうございます。確かに上乗せ幅が大きいですね。他の方のコメントにも書いたんですが、日本独自の法規制をクリアするためにある程度使われているのか、と。
2年で月あたりにならしたら、42984円÷24ヶ月=1791円/月ですからねー
通話重視するならキャリアもありかもしれないけど、
そうでなければMVNOにしてしまった方が安く済む人多いでしょうね。
違約金無く辞められるから、良いサービス出たらすぐ移動できるけど
やりすぎると初期費用がかさんだり、
端末も縛りが無い分、次の奴に手を出したくなりがちだったりという罠もありますがw
こんにちは、コメントありがとうございます。記事本文には書けない自己中かもしれない見解なんですけど、契約応答月以外は違約金を取るという形態なのであれば、応答月になる前に顧客にきちんと案内すべきだと思うんですよね。ブラック企業じゃあるまいし、顧客が応答月忘れる前提でしょ、これ。あと、あたかも端末タダ、みたいな話にしておいて、結局通信料をクソ高くして元を取るっていうビジネスモデルは大嫌いなんですよ。
遅いレスですみません
自分は家族間通話とキャリアメールをやめると面倒なことになる都合でauを使ってます。
データはフラット契約がバカらしいのでMVNOに切り替えました。
今月「契約期間の満了および契約更新に関するご案内」というメールが届きました。
内容は二年経つので辞めるなら11月~12月末の更新期間に手続すると契約解除料がかかりませんよ というものでした。
今まで、この案内は来てなかったと思うので、wintab氏の言うことはあっていたのでしょうが最近は改善されたようです。
同僚のドコモでも同様の案内が届いたと聞いてます。
ひとつの情報として読んでいただけると幸いです。
こんにちは、コメントありがとうございます。私は現在ソフトバンク回線をひとつだけ契約しており、ドコモやAUの情報はわからないので参考になります。まだ大手キャリアには猜疑心が拭えないですが、だんだん正常化、というか普通のサービスができるようになってきているんですね。あとは、異様に複雑な端末込みでの料金体系を早く是正してほしいです。
いよいよスマホも性能よりコスパですね
今時ミッドレンジの奴を買えば流行りのゲームをストレスなく出来ますし、その分値段というのは重要な要素になってきます。もうiPhoneを10万で買う時代ではないみたいです
こんにちは、コメントありがとうございます。記事本文に書けないんだけど(荒れるの確実だから)、私がすごく言いたいことがいただいたコメントの文面にしっかり入ってますわw
ずいぶん強気な価格設定だという気がします。
たしか、ビックカメラの店頭セールではP9liteが2割引きプラスポイント10%還元で実質2万3000円くらいでしたよね。P9liteのほうがスペック的には若干下とはいえ、通常使用では全く問題ないレベルの出来になっていますから、P9liteに押されるんじゃないでしょうか。
個人的には、年末商戦で2-3割引きにならないかなと期待してますw
こんにちは、コメントありがとうございます。おっしゃるような内容は各所で言われているようなので、年末に実売価格が下がる、という可能性もありそうですね。
ZenFone2Laser(5インチモデル)の価格推移を見ていると、やっぱり年末辺りまで
待つのが正解のような気がします。早く入手したい人達は、とっくに輸入版買ってるだろうし
こんにちは、コメントありがとうございます。ASUS OUTLETに並んだときがチャンスか、と。