こんにちは、今年もCOMUTEX TAIPEIに行けなかったウインタブ(@WTab8)です。COMPUTEXでは地元メーカーであるASUSなどの新製品が続々と発表されるはずです。今回は「ASUS ROG Phone」を紹介します。トップ画像を見ていただければわかる通り、「ゲーミングスマホ」ですね。「ROG(Republic of Gamers)」というのはASUSのゲーミングPCに使われるブランドですが、この「ROG」をスマホに冠しているところにASUSの気合を感じます。
なお、この記事は海外のニュスサイト「THE VERGE」の下記の記事を引用元としています。製品画像はすべてこの記事のものを使用させていただいています。
THE ASUS ROG PHONE HAS A 90HZ SCREEN, VAPOR COOLING, AND A PLETHORA OF GAMING ACCESSORIES:THE VERGE
1.スペック
OS: Android(バージョンは不明)
CPU: Qualcomm Snapdragon 845(2.96GHz)
RAM: 8GB
ストレージ: 128GB/512GB
ディスプレイ: 6インチOLED(2,160 × 1,080)(90Hz)
ネットワーク: 802.11ad、Bluetooth 5.0
サイズ: 158.8 x 76.2 x 8.6 mm / 200 g
スペックの全貌は明らかになっていませんが、わかっているだけでも相当に特色があります。CPUはSnapdragon 845ですが、「普通の845」ではなく、クロックスピードを上げています。Snapdragon 845のクロックスピードは「最大2.8GHz」と公式サイトに記載されていますので、この製品の845は「特製」であることがわかります。また、ディスプレイもすごいです。6インチの有機ELで、もちろん縦長サイズ(アスペクト比18:9)、そしてリフレッシュレートは90Hzとなっています。リフレッシュレートというのは「1秒間に何回画面が切り替わるか」という指標で、この数値が高いほど画面がなめらかに遷移します(ゲーム画面がヌルヌル、という意味です)。一般的なスマホやパソコンだと60Hzくらい、Razer Phoneが通常で90Hz、最高で120Hzとなっていますが、ともかくゲーミングを意識した高性能なディスプレイであることは間違いありません。
また、無線ではWiGig(802.11 ad)に対応します。もちろん超高速な無線規格ですが、当然この規格に合わせた周辺機器も用意される予定です。後述しますが、この製品は「本体もすごいけど、周辺機器はもっとすごい」です。
2.筐体
一見トップ画像と同じに見えると思いますが、ちょっと違ってます。アイコンの縁取りが青いですよね。
この製品は「X Mode」というゲーム用のモードがあります。このモードにすると「バックグラウンドアプリの終了、RAMやデータトランスファーをゲームに最適化」といったことをしてくれます。そして、モードの切り替えは「スクイーズ」、つまり、画像のように製品の両サイドを強く握ることによって行います。これ、HTCのEdge Senseと同じですね。
スペック説明のところで書きましたが、この製品はSnapdragon 845をオーバークロックしていますので、独自の「外付け冷却システム(!)」である「AeroActive Cooler」が用意されます。このCoolerについては「付属品」であると言われていますが、詳細は不明です。また、X ModeはこのCoolerの制御も行えるようです。
これはおそらく筐体の下面ですが、USB Type-Cポートの他に、イヤフォンジャックが健在です。
側面です。中央部になにやらType-Cっぽいポートが2つありますが、これはAeroActive Coolerなど周辺機器取付用のコネクターです。
背面です。かなり立体的ですが、どこがどうなっているのかよくわかりませんw
3.周辺機器
ROG Phoneは非常に豊富な周辺機器群が同時に発表されています。こういうのは中二ごころをくすぐるというか、(いくらかかるかよくわかりませんけど)全部そろえなくちゃいけないような気がします。
これが一番インパクトがあると思います。「TwinView Dock」という周辺機器で、まるでノートPCのような形状をしています。ROG PhoneはノートPCで言うディスプレイ面に装着し、キーボード面にあるディスプレイはTwinView Dockに作り付けのものです。使い方はおおよそ見当がつくと思います。しかしこのドック、6,000 mAhのバッテリーを内蔵し、前面に4スピーカーもついています。また、上の画像ではわかりませんが、「ショルダーボタン(筐体背面左右についている操作ボタン)までついています。
こちらは割とよく見かける外付けコントローラーです。ただ、やはりショルダーボタンがしっかりついていて、かなり本格的な構造と思われます。
こちらも割と常識的といいますか、据え置き型のドックですね。しかし、THE VERGEによれば「a ton of cable ports(めっちゃたくさんのポート)」がついている、ということです。
3.価格など
ASUS ROG Phoneは2018年第3四半期(7月~9月)に発売される「ことが見込まれる」そうで、価格は不明です。とんでもないスマホなんで、とんでもない価格になるだろうということは予想できますね。周辺機器も全部揃えたら一体いくらになるんでしょう。単なるショーモデルではないようなので、この先の展開が気になるところです。「ZenfoneのASUS」であり「ROGのASUS」なわけで、発売するんなら日本でもお願い!
4.引用元サイト
THE ASUS ROG PHONE HAS A 90HZ SCREEN, VAPOR COOLING, AND A PLETHORA OF GAMING ACCESSORIES:THE VERGE
コメント
単なる「ゲーマー向け」のコンセプトだけじゃなく本気ですね
補助冷却、ドッキングステーション&ジョイスティック、11ad無線送信
周辺機器がオールコンプがデフォといえるような力の入れようですね
サイド側の超音波タッチセンサ、ダブルType-C、と本体側も技術面で多くのトライをしてる
そして一般消費者に媚びない中二感溢れるROGデザイン
最近のスマホプロダクトでピカ一かも
ロマンの塊みたいなスマホですなw
これをフルパワーで動かすようなゲーム出るんだろうか?
キャリアのAndroidスマホでストレージ不足に悩まされてるので512Gが欲しいです!
国産音ゲーアプリもぬるぬる動いてくれるといいなぁ…レビュー情報が待ち遠しい!
日本に来てくれるならおサイフケータイついてくれると嬉しいですが…きついかな?><