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Androidと中華タブの歴史をかるーく振り返ってみる(かのあゆ)

HT-03A

日本初のAndroidスマホ HT-03A

1.Androidの歴史

2003年にアンディ・ルーピン氏が立ち上げた会社「Android」社を2005年にGoogleが買収し、2007年にスマートフォン向けプラットフォームとして立ち上げたのが「Android」です。一番最初の端末は2008年にアメリカのキャリアであるT-Mobileから販売されたHTC製の「G1」、日本では2009年にNTT docomoから発売された同じくHTC製端末「HT-03A」が最初となります。

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最初はスマートフォン向けに提供されていましたが、後にタブレットPCやスマートウォッチ、テレビやカーナビにも搭載されるようになっています。

OSの基本部分はオープンソースで開発されているUNIX系OSの一つであるLinuxがベースとなっており、Android自体もオープンソースでソースコードが公開されています。ただし、Google関連のサービス(Google検索、Google Play Store、Google Maps、Gmail、YouTubeなど)はGoogleの認証が必要となるため、Androidベースでありながらこれらのコンポーネントを含んでいない独自のカスタマイズを行ったOSも存在します(例:Amazonが販売しているタブレット端末であるFireシリーズはAndroidをベースにGoogle関連のサービスを削除し、Amazon関連の連携を強化した“Fire OS”が搭載されています)。

Android 6 Marshmallow

バージョン6は「マシュマロ」

Android OSにはVersion 1.5となる”Cupcake”からお菓子にちなんだ名前をコードネームに設定しており、現在リリースされている最新バージョンはAndroid 6.0.1”Marshmallow”となります。

2.中華タブレットとAndroid

タブレットPCというカテゴリ自体は昔から存在したものの、一般的に普及し始めたのはやはり2010年に登場したAppleの「iPad」からになるのではないのでしょうか。

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初期のaPad

初期のaPad

そのiPadのコピー商品として中国で「aPad」と呼ばれるものが出回るようになり、これが今の中華タブレットの始まりとなります。初期はライセンスがよくわからないWindows 7が搭載されたものも存在しましたが、前述のとおりAndroidが基本オープンソースで公開されたこともありすぐにAndroid 1.5~1.6を搭載したものが出回るようになりました。このころの中華タブレットはパッケージも含めiPadの劣化コピー(どころかパッケージはiPadの完全コピーの商品も存在)のようなもので、このころはまだAndroid OS自体のUIも洗練されていなかったことやマルチタッチがサポートされていなかったこと、タブレット自体の質もよろしくないものが多かったために「単なるiPadのデットコピー」のような商品がほとんどでした。

大幅に性能向上したのは2011年にリリースされたAndroid 4.0”Ice Cream Sandwich”がリリースされたあたりで、このころになると搭載SoCの性能もそれなりに向上したこともあって「価格のわりに使える」ような製品が増えてきました。

現在では搭載SoCもクアッドコア~オクタコアのものが多くなり、液晶パネルも高品質なIPSパネルを採用してよっぽど安価なものでもない限り、品質面においては大幅に向上した製品が増えてきています。2014年になるとMicrosoftが小型タブレット向けにWindowsのライセンスを無償提供したこともあって近年ではWindowsとAndroidがデュアルブートする中華タブレットも増えてきました(というか日本国内ではAndroidとWindowsのデュアルブートタブレットはAzICHIくらいしか存在せず、ほぼすべて中国メーカーのタブレット端末しか見かけない)。

3.海外通販サイトに出回っているAndroid、どれを買う?

Teclast X10
ウィンタブさんが紹介しているGearbest内では最安価なもので3764円からAndroidタブレットが購入可能となっていますが、あまりに安価なものはOSが古かったり、あるいは搭載RAMが512MBしかなかったりとスペックが貧弱になっていきます。Android 4.0以降システムが肥大化の傾向にあったものの、Android 4.4でロースペック端末でも動作するようにシステム調整が行われているので512MB RAM端末でも“それなり”には動きますが、快適に動くとはいいがたいので最低搭載RAMに関して1GBはほしいところです。

商品ページ内ではいまだにAndroid 4.0~4.2世代ののタブレットも残っていますがこれは今となっては避けるべきでしょう。Android 4.4世代のものも正直微妙なものも紛れ込んでいるため、できるのであれば

Android 5.0以降
クアッドコアSoC搭載
搭載RAM 1GB以上
液晶解像度1280×600(HD)~

あたりの端末を選べばとりあえず間違いはないと思います。

4.関連リンク

かのあゆブログ
※この記事の執筆者「かのあゆ」さんが運営するブログです。

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コメント

  1. 読者N より:

    こういった歴史を紐解く記事もとても面白くて好きです
    勉強になりますね

    DualOSなんかも怒られて発売できなかったASUSの再起動不要のタブレットからはじまり(?)
    最近ではRemix OSが組み込まれたモノもリリースされるようで‥‥

    ハードウェア含め技術が洗練されて行くのは感慨深いですね

    • wintab より:

      読者Nさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私も勉強になりました。あと、Remixって興味わきますよね!

  2. 匿名 より:

    最初に買った中華タブはAndroid2.3だったけど酷かったw
    変なアプリいっぱい入ってたし電池2時間持たないタッチ効かないWiFi遅い。
    今の中華タブは本当にマシになったと思う。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。幸いにして、といいますか私はその当時の中国タブをよく知らないので、なんとも言えないんですが、知ってたら今の中国タブは素晴らしく見えるんでしょうね。

  3. kn より:

    SmartQ5の話題も欲しかった。2009年にコヴィアがandroidを入れ技適を取得して発売したから、日本でも話題になった。
    もともと中華タブはiPadとは別に昔からあったメディアプレイヤーの流れから生まれたものと理解している。

    • wintab より:

      knさん、こんにちは、コメントありがとうございます。knさんもこの辺りの内容はかなりお詳しいんですね。逆に私はこの記事を「ふうん」とうなずきながら読ませてもらいました。

  4. 本山 葵 より:

    こんにちわ。

    HT-03A、愛用していました。懐かしい・・・・
    当時ショップで珍しいもの見る目で見られたのを思い出します。^^;
    こっからideapad A1(Lenovo)→Nexus7→原道MiniOne
    いくつタブレット買って使い潰したんだろう・・・・・
    F-02F(ドコモタブ)もまだ現役だし(苦笑)中華TAB買ったばかりですが
    MateBookも買いそうな気がします(ぉぃ)

    • wintab より:

      本山 葵さん、こんにちは、コメントありがとうございます。私にとっては結構新鮮でしたよ、この記事。しかし、HT-03Aを愛用、というのはかなり筋金が入っているなあ、とw