Amazonが「Amazonアプリストア」におけるAndroid端末のサポートを8月20日で終了することを発表しました。今回の発表に伴いAmazonアプリストア経由でダウンロード済みのAndroidアプリに実装されている課金システムの提供が終了されています。Amazonアプリストア経由でダウンロードしたアプリは8月20日のサポート終了以降も引き続き動作しますが、ストア経由での自動アップデートは行われなくなり、動作保証もされません。
Amazonアプリストアで配信されているほとんどのアプリはGoogle Playストアでも提供されているので、GMS認証(Google Mobile Services、GmailやGoogle Playなど、Google関連のサービスを使うための認証)を受けているAndroid端末であればインストールし直すことで引き続きアップデートを受け取ることが可能です。
AmazonアプリストアはGoogle Playストアと比べると配信タイトルが少なく、GMS認証を受けている端末であえて利用するメリットは少なかったため、影響を受ける方は少ないかと思われますが、GMS認証を受けていない端末を使用していて、Google Playストアの代替としてAmazonアプリストアを活用されていた方は8月20日のサポート終了までに別のアプリストアへの移行を準備されることをおすすめします。
なお昨年予告されていましたが、Windows 11向けに提供されていたAmazonアプリストアもAndroid仮想環境のWindows Subsystem for Androidとともに3月5日をもってサポートが終了する予定です。

今後はAmazonで販売されているAndroid OSベースの「Fire OS」を搭載するFire TVシリーズ、FireタブレットのみAmazonアプリストアを利用できます。
ソース元が不明なアプリはマルウェア感染などのリスクがありますので、移行するアプリストアも注意して選ぶ必要があります。日本ではスマートフォン・タブレットの販売から実質撤退しているHuaweiの「App Gallery」が有力候補になるかもしれません(Huawei以外の端末へのインストールも可能です)。

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