記事内に広告が含まれています。

Alphawolf LPad3 レビュー - 15,000円以下で購入でき、ディスプレイ解像度が高め、動画視聴に向くタブレット

Android

Alphawolf LPad3 レビュー Headwolfのサブブランド「Alphawolf」のタブレット「Alphawolf LPad3」の実機レビューです。15,000円以下で購入できる低価格帯の製品ながら最新のAndroid 15を搭載し、ディスプレイの解像度も高い、良スペックなタブレットです。

スポンサーリンク

なお、このレビューはメーカーよりレビュー機のサンプル提供を受け、実施しています。

ここがおすすめ
・Android 15を搭載、プレーンなUI
・解像度が高く、発色の良いディスプレイ
・金属製で質感の高い筐体、しっかり感もあり
ここはイマイチ
・ケースは別売り
・カメラ画質は良くない
販売サイトはこちら
Alphawolf LPad3 Android 15 タブレット:Amazon
Alphawolf Lpad3:楽天

1.スペック

スペック表

  Alphawolf LPad3
OS Android 15
SoC UNISOC T606
RAM 8GB(拡張機能により最大16GB)
ストレージ 128GB
ディスプレイ 10.95インチ(1,920 × 1,200)
LTEバンド
SIM
ネットワーク Wi-Fi(2.4G/5G)、Bluetooth
入出力 USB Type-C 、microSDカードリーダー
オーディオジャック
カメラ イン8MP/アウト13MP
バッテリー 8000mAh
サイズ 258 × 169.6 × 8 mm
重量 495 g

コメント

OSに最新のAndroid 15を搭載しつつもSoCは「おなじみの」UNISOC T606なので、エントリースペックのタブレットです。しかし、RAMは8GB(拡張機能により最大16GB)と大きめ、ディスプレイも11インチでWUXGA(1,920 × 1,200)と高精細、カメラの画素数も高めです。なので、SoC以外は「エントリータブとしてワンランク上」のスペックだと評価します。

なお、この製品はLTE/5G対応はせず、Wi-Fi専用機です。

2.外観

Alphawolf LPad3 同梱物同梱物です。日本語を含む多言語で書かれた取扱説明書(Android OSの基本操作についての説明が親切に書かれていました)、USB Type-A – USB Type-Cのケーブル、ACアダプターです。ACアダプターは日本のコンセントに合うプラグ形状で出力は10Wです。

LPad3は18Wの急速充電に対応しますが、付属のACアダプターの出力が10Wなので、18Wでの充電をするには社外品の急速充電器が必要です。

Alphawolf LPad3 前面前面です。ベゼル幅をわかりやすくするため、アプリ一覧画面を表示しています。そのベゼルですが、低価格帯のAndroidタブレットとしては普通くらいで、特に太すぎるとか細すぎるといった印象はありませんでした。

Alphawolf LPad3 保護フィルム保護フィルムはあらかじめ貼り付けてありました。四隅に少し気泡が見られましたが、個人的には不満を感じるほどではありませんでした。

Alphawolf LPad3 背面背面です。背面の素材は金属製で表面にサンドブラスト加工が施されています。筐体を軽くねじってみたりしましたが、たわんだり異音(ミシミシという音)もなく、剛性感(しっかり感)があります。

Alphawolf LPad3 カメラバンプ

カメラバンプの張り出しは小さめですが、「突起であることは間違いない」ので、テーブルの上などで引きずってしまうと傷がつくと思います。専用ケースは別売りですが、楽天ではレビュー投稿特典として専用ケースがもらえるとのことです。

Alphawolf LPad3 下側面下側面です。両端にスピーカーグリルがあります。LPad3はステレオスピーカー搭載です。

Alphawolf LPad3 右側面右側面です。こちらにはポート類やボタン類はありません。

Alphawolf LPad3 上側面上側面です。電源ボタンと音量ボタンがあります。まあ、オーソドックスな配置です。

Alphawolf LPad3 左側面左側面です。画像左端にイヤホンジャック、中央にmicroSDカードリーダーとUSB Type-Cポートがあります。

3.使用感

システム

Alphawolf LPad3

クリックで拡大します

ホーム画面とアプリ一覧画面です。ご覧の通りメーカー独自のプリインストールアプリはほとんどなく、プレーンな状態でした。下手に余計なアプリを入れられるよりも、この製品のように「素」に近いほうが歓迎できます。

スポンサーリンク

また、中国タブにインストールされていることの多い「FMラジオ」はLPad3にもあります。FMラジオの利用には有線イヤホンの接続が必要(ケーブルをアンテナ代わりにします)ですが、インターネット環境がないところでも使えるので、いざという時には便利かと思います。

Alphawolf LPad3

クリックで拡大します

タブレット情報の画面は独自性が見られますが、設定画面はアイコンがちょっと個性的なものの、ほぼ「素のAndroid」です。悪く言えば「変わり映えしない」、よく言えば「変に戸惑わない」ですね。

Android 15の新機能については「プライベートスペース(特定アプリやデータを別空間に隔離し、PINや生体認証でロックできる機能)」が実装されていることを確認しました。

ディスプレイ

Alphawolf LPad3 Colors&Contrast

ディスプレイの発色は良好で、手持ちのPCモニター(100%sRGB品質のもの)と比較してもそれほど遜色はありません。設定に「Colors & Contrast」という項目があり、表記は英語のみですが、ここである程度の調整が可能です。私の個人的な感想ですが、デフォルト(Automatic contrast)だと少し色味が淡く感じられたため、Increasd contrastに変更したところ、全体的に色味が若干濃くなり、自分の好みに近づきました。

また、色味(暖色が強いとか寒色が強いとか)については特にクセは感じませんでした。Colors&Contrastで色温度の微調整もできますので、ほとんどの場合、お好みに合わせた色味にできると思います。

タッチ感度とスクロール感度についても良好です。LPad3のディスプレイリフレッシュレートは60Hzと標準的ながら、その限りにおいては不満なく使えました。

なお、LPad3のWidevineはL1で、NetflixでもL1判定となり「フルHD」での動画視聴であることを確認しました。

スピーカー

「それなり」です。下側面の左右にスピーカーグリルがありますのでステレオ感は出ます。音質も全体的にクリアな方ですが、いかんせん低音がスカスカです。低価格帯の製品ですし、レビュー期間中に動画を観たりMLB(メジャーリーグベースボール)のライブを見たりしましたが、そういう使い方であれば特に不満を感じなかったので、悪くはないと思います。

カメラ

Alphawolf LPad3

クリックで拡大します

カメラアプリです。LPad3は設定項目のほとんどが日本語化されていて、カメラアプリについても日本語化はされていますが、「正直ひどい」ですw 例えば右の画像に「ピクチャウォーター」って書いてありますよね?これは「ウォーターマーク(透かし)」のことで、よく考えればわかるんでしょうけど、当初「あれ、この製品は透かしが使えないのかな?」などと誤解してしまいました。あと「しゃしんのしつりょう」は「撮影品質」という意味だったりもします。たぶんUNISOCの標準カメラアプリと思われますが、UNISOCが用意した日本語訳なのか、それともAlphawolf(Headwolf)が訳したのか、まあ本気で腹が立ったというよりは、ちょっと笑ってしまった、という感じではあります。

LPad3のカメラは価格帯の割に画素数がよく(イン8MP/アウト13MP)、撮影品質にも少し期待しましたが、画質は期待したほどではありませんでした。以下に作例を何枚か掲載しておきます。

撮影時にちょうど桜が満開でした。桜の写真についてはキレイに撮れたと感じられ、花びらの色も自然です。一方、建物の写真とか花壇の花は実物と比べて発色が少々不自然です。建物はくすんで見え、一方で花壇は赤みが強調された感じです。

飯テロの写真もちょっと色味が淡いですね。これらの写真はカメラアプリの「AIシーン認識」をオンにして撮影しましたが、「色味の傾向が少し不自然」と感じました。カメラアプリには「専門(いわゆるプロモード)」というメニューもありましたので、マニュアルでホワイトバランスとか彩度を調整してやるともう少しキレイに撮れると思います。

とはいえ、このサイズの低価格帯タブレットで(スマホを差し置いて)本格的な写真や動画の撮影をする機会はほとんどないと思いますので、その意味では「こんなもんかな」と評価してもいいでしょう。

4.性能テスト

Alphawolf LPad3 Antutuベンチマークスコアは28.7万点でした。UNISOC T606のスコアは25万点~26万点になることが多いと認識していますので、それよりも若干高いスコアになったと思います。

Alphawolf LPad3でReal Racing 3

Google Playにあるゲーム「Real Racing 3」をプレイしてみました。最新のゲームタイトルではなく、システム負荷も小さめのゲームですが、LPad3だとグラフィックが少々粗くなってしまうものの、十分プレイ可能でした。

Antutu28万点のタブレットをゲーム主目的で購入する人はいないと思いますが、特定のゲームタイトルということでなく「楽しめるゲームがあればそれで遊ぶ」くらいのスタンスなら相当数のゲームが楽しめると思います。

5.レビューまとめ

Alphawolf LPad3はAmazonと楽天で販売中で、4月13日現在の価格は14,999円です(製品ページにある7,000円OFFクーポンを使用した価格)。

製品価格の割にディスプレイの品質が高く、WidevineもL1、ステレオスピーカーも搭載しており、配置もいいですので、動画視聴には向きます。また、エントリースペックとは言え、Android OSの基本操作でもたつくこともありませんし、タイトルを選べばゲームも楽しめます。

皆さん「いいスマホ」をすでにお持ちのことと思いますし、タブレットの場合はスマホほど「何にでも使う」という感じではないので、このくらいの価格帯で「そこそこ動いてディスプレイもキレイ」なのであれば悪くないと思います。

6.関連リンク

Alphawolf LPad3 Android 15 タブレット:Amazon
Alphawolf Lpad3:楽天

執筆者:ウインタブ 2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました