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acer Predator Helios300 - 15.6インチゲーミングノート、このスペックならMixed Realityも楽しめそう!

acer Predator Helios300
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ウインタブは基本的にモバイルデバイス(特にWindowsマシン)を中心に紹介していくサイトではありますが、ゲーミングノートについても製品紹介記事や実機レビューをしています。これは私がノートPCとしては「異形な存在」と言えるゲーミングノートに興味があるという理由が大きいですが、10月17日に予定されるWindowsの大型アップデート「Fall Creators Update」の登場により、ゲーマー以外の人たちにも少しずつ認知されていくジャンルとなる可能性がありそうです。

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Fall Creators Updateの目玉機能のひとつに「Mixed Reality(仮想現実VRと拡張現実ARを含む複合現実)」の充実、というのがあります。Windowsの現行のバージョン「Creators Update(バージョン1703)」にもMixed Realityの機能は搭載されていますが、対象となるパソコンの要求スペックが非常に高く、私などは手持ちの製品すべてがMixed Realityには対応していません。Fall Creators Updateの登場により、Mixed Realityに対応するパソコンの要求スペックが引き下げられ、モバイルノートであっても上級クラスの製品であればMixed Realityが使えるようになりますし、さきほど紹介記事を書いた「acer Windows Mixed Realityヘッドセット AH101」のように、Fall Creators Updateさえあれば気軽にMixed Realityを楽しめるようなサードパーティ製の周辺機器が続々と登場する予定になっています。あとは対応コンテンツが幅広いジャンルで揃っていけば、VR(仮想現実)とか3Dとか(この辺の用語の定義は難しいですけど、一般ユーザーが厳密に理解する必要もないと思います)を仕事や学習、共同作業に使っていけるようになると思います。

とはいえ、Mixed Realityを操るには相当なハイスペックマシンを使う必要がある、というのは少なくとも2017年の水準だと確実に言えることだと思います。ぶっちゃけ、すぐにMixed Realityを体験したいのならゲーミングPCを使うのが一番安心ですよね。なので、この先しばらくはゲーミングPC市場が活性化するんじゃないか、とw

前置きが長くなりました。今回紹介する「acer Predator Helios300」は上にリンクしたヘッドセット、そしてさらなるハイエンドマシン「Predator Triton700」と一緒に「10月17日(Windows 10 Creators Updateのリリース予定日)」に発売されるゲーミングノートで、もちろんMixed Realityにも確実に、というか余裕で対応します。

1.スペック

acer Predator Helios300 スペック表

クリックで拡大します

CPUはCore i7-7700HQで、ほとんどのゲーミングノートに搭載される高性能なものです。モバイルノート用の上位CPUであるCore i7-7500Uが2コアであるに対し、7700HQは4コアなのでWindows Mixed Reality Ultra(より上位の要件)にも合致します(ちなみに最新のCore i7-8550Uも4コアです)。

GPUはGeForceの中位クラス、GTX1060が搭載されます。GTXを搭載しているゲーミングPCのベンチマークスコアは型番によって明確な差が出ますが、私がこれまでレビューしてきた経験上、1060であればオンラインゲーム中級者くらいまではストレスなく使える水準にあると思います。というか、1060だと力不足、という印象は個人的には全然ないので、相当な実力者でなければこれで文句は出ないと思います。

RAMは16GBで、ノートPCとしては十分すぎる容量です。ちなみに最大容量は32GBとなりますが、空きスロットの関係で32GBに増設するためには既存の16GBは使えず、32GBぶんを用意する必要があるとのことです。あと、GTX1060にビデオRAMが6GBありますので、とりあえず16GBあればゲームにも快適に使えると思います。

ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度となります。スペック表にリフレッシュレートなどの記載がなく、G-Sync(NVIDIAの画面表示技術)対応ということも謳われていませんので、先日紹介した「Predator Triton700」のようなハイスペックなものではないと思われます。また、ストレージはデュアル構成で256GB SSD + 1TB HDDという構成です。HDD側が5,400 rpmとあまり高速ではありませんが、SSDを搭載しているのでゲームコンテンツとその他のコンテンツの(ストレージの)使い分けが出来ますね。

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入出力ポートはノートPCとしては十分な内容になります。USBが合計で5つ、HDMIと有線LANポートもあります。また、サイズは一般的なスタンダードノートよりも若干大きく、重量は数百グラム重くなります。サイズ感からしてしょっちゅう外に持ち出す、ということはないと思いますので、これで特に問題はなさそうですね。

2.筐体

acer Predator Helios300 正面
四隅を切り落とした躍動感のある筐体デザインがゲーミングノートらしいですね。Predator Triton700とやや共通点があると感じますが、Max-Qデザインではないため、やや厚みがあります。

acer Predator Helios300 天板
天板です。この製品は天板と、おそらくキーボード面に金属素材が使われています。天板のデザインはゲーミングPCらしく、立体的な造形になっている上、レッドのアクセントもありますので、一般的に用途には少し派手に感じますね。ゲーミングノートとしては「やる気が出そう」なデザインだと思います。

acer Predator Helios300 キーボード
キーボードです。W,A,S,Dのキーが赤くなっているところがゲーミングノートらしいところ。Predator Triton700のような奇抜なデザインでもなく、メカニカルキーボードでもなく、オーソドックスなものになります。また、Triton700は英語配列となりますが、この製品は(画像だと英語配列ですが)日本向けには日本語配列のものが用意されます。ちなみにバックライトももちろん装備しており、バックライト色は「レッド」です。

acer Predator Helios300 側面と前後面
前後面と側面です。背面が真っ赤になっていて、通気口がかなり大きく見えます。好みにもよりますが、デザイン上のアクセントにはなっていますね。ポート類は両側面にまとめられ、光学ドライブの装備はありません。

3.価格など

acer Predator Helios300は10月17日の発売予定となっており、家電量販店や大手通販サイトでは予約注文を受け付けています。10月9日現在のAmazonでの価格は税込み226,584円となっています。

ゲーミングノートにかぎらず、パソコンの価格の割高、割安はスペック表だけでは判断できませんが、仮にスペック表だけで判断するとこの価格は少し割高感があります。また、この製品は同時に発表されたMixed Realityヘッドセットに対応しますが、このヘッドセットはWindows 10 Fall Creators Update適用のPCだとプラグ&プレイで使えますので、必ずしもacer製品とセットで使う必要もありません。

割高とか割安というのは別として、この製品であればオンラインゲームはもちろんのこと、Mixed Realityに関連するコンテンツ(VRゲームや3D動画など)も楽勝で動かせると思います。オンラインゲームをやっている人ならばこの製品の実力はおおよそイメージできると思いますが、記事の冒頭に触れたように、この先はオンラインゲーム用途以外に、Mixed Realityという観点からもこのようなハイスペックマシンの需要が出てくると思いますので、引き続きご一緒に勉強していきましょう!

4.関連リンク

Predator Helios300:acer公式サイト 製品紹介
Acer Predator Helios300 G3-572-A76H:Amazon

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