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Zendure SuperHub SE レビュー - ドッキングステーション並に使えるスーパーハブ。MacやNintendo Switchでも使える(実機レビュー)


こんにちは、こうせつです。マイクロソフトのモダンPC戦略もあり、ノートパソコンがどんどん軽量・薄型になってきていますね。そうなると、DVDドライブが無くなるのはもちろん、映像出力や充電端子すらもすべて USB Type-C端子に集約するのも珍しくなくなっています。また、スマホやゲーム機も充電端子が microUSB からUSB Type -C への移行がほぼ完了したようです。

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今回はMakuakeでのクラウドファンディングでの資金調達が開始された Zendure (ゼンデュア)の SuperHub SEの実機レビューをお送りします。今回はゼンデュア ・ジャパン株式会社様から実機をサンプル提供いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

この機器は USB Type-C の充電はもちろん、映像出力や USBハブとしても使えるという非常に便利そうなものです。私の手元にあるデバイスを総動員して実機検証を行いました。

1.スペック

Zendure SuperHub SE のスペックは以下の通りです。

端子
・USB Type-C : 30W PowerDelivery対応、データ転送速度5Gbps
・USB Type-C : 18W PowerDelivery対応
・USB Type-A(フルサイズ) : USB 3.0 対応、最大5V/1.5A、データ転送速度5Gbps
・HDMI : 2.0、4K@60Hz 対応

電源
・100V – 240V 対応
・GaN(窒化ガリウム)採用

サイズ
・83 x 58 x 30 mm

重量
・131.7 g

付属品

・メガネ型電源ケーブル 1.5m
・USB Type-C ケーブル 1m
・ユーザーマニュアル、保証カード、ステッカー

本製品のメインの機能は「USB充電器」、「USBハブ」、「HDMI 変換アダプタ」の3つです。

サプライメーカー各社からも USB ハブや HDMI 変換アダプタをひとつにまとめたものを「ドッキングステーション」や「ドッキングハブ」といった名称で販売されていますが、充電器まで一緒になっているものはあまりありません。

そしてこの製品、すべての端子が同時に使えるということでその名前の通り「スーパーハブ」と言って間違いないものです。

「USB Type-C でスマホとパソコンを充電しながら、そのパソコンからHDMIで映像を出力して、USBメモリを使用する」といった利用も可能です。また、パソコンだけでなく Nintendo Switch や USB Type-C 端子搭載の iPad Pro からの映像出力にも対応しています。

公式サイトの画像をみると、まあとにかく色んなものを接続できることがアピールされています。

本製品は充電スイッチ部分に GaN(窒化ガリウム)を採用しています。GaN(窒化ガリウム)は素材の名称で、次世代のパワー半導体の一種です。これを採用することで、充電器の軽量化・小型化を実現しています。

Youtube には公式の動画がアップされていますので、あわせてご覧ください。

2.筐体

Zendure SuperHub SE の筐体をチェックします。

筐体の素材はプラスチック、本体表面はマット仕上げで波打つようなデザインが特徴的です。表面の中央からやや右寄りにメーカーロゴがあります。

本体右側には上からUSB Type-C端子 30W出力、同 18W出力、USB 3.0(Type A)、HDMI端子。電源接続時は一番上にあるメーカーロゴ部分が緑色に点灯します。

厚さは約3cmですが全ての辺がカーブしているので、持ってみるともっと薄く感じます。

本体左側にはメガネ型の電源コネクタです。その下にあるのはカラビナやストラップ、キーホルダーなどをつけるためと思われます。(背面からすると上下逆ですが位置的にわかりやすくするためにあえて逆さまに置いています)


背面です。メーカーロゴや端子の出力量などの記載があります。写真で分かりやすくするために、かなり明るく加工しましたが実際にはしっかり見ないと分からない程度です。

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3.使用感

ここからは Zendure SuperHub SE を実際に使ってみた感想をお伝えします。

Nintendo Switch をつないでみた

Zendure SuperHub SE に Nintendo Switch を接続して、充電とHDMI出力ができるかを試してみました。思ったよりもすんなりと映像出力ができました。画面右上を見ると充電もできているのがわかります。本来、Nintendo Switch をテレビに出力する場合は専用の Dock が必要なのですが、Zendure SuperHub SE があれば専用Dockなしでも可能です。

たとえば、普段はリビングで使っているがたまには子供部屋のテレビに繋ぎたい、友人の家のテレビで対戦プレイがしたい、実家に帰省したときもテレビでプレイしたいというときに便利ですね。

( Switch 本体のファームウェアは2020年5月20日時点最新の10.0.2で確認しました)

Nintendo Switch の純正充電器は30Wなので、充電速度は純正品とほぼ同じでした。

ちなみに「あつまれ どうぶつの森」をプレイするときにスマホのチャットアプリや”『Nintendo Switch Online』アプリ”を使用してのチャットをするときにも充電しながらできるというのは良さそうです。公式サイトによると「Switchを充電しながら遊び、18Wの方にiPadを繋げて置くことで、充電のし忘れでいざ使おうとしたときに充電がないことを防げます。」とあったので、まあプレイしながら充電ができるというのは間違いありませんね。

MacBook Proをつないでみた

SuperHub SE に MacBook Pro と ディスプレイを接続しました。MacBook Pro →(USB Type-C)→ SuperHub SE →(HDMI)→ ディスプレイ という接続でしたが、なんの問題もなく映像出力できました。SuperHub SE に電源を接続するともちろん充電も可能でした。ただし、MacBook Pro の純正品は61W、SuperHub SEは30W の充電になるので純正の充電器よりは時間がかかります(MacBookAir は30Wなので純正と同じになると思います)。

同時にUSB Type-Cにスマホを接続して充電を行いつつ、USBキーボードを接続しましたが、全く支障なく充電と使用ができました。あまりにトラブルがないのでびっくりです。USBキーボードを取り外してUSBメモリを差しましたが、もちろんこれも利用可能。

何をやったらダメなんだろう、と手元にある様々なケーブルや機器を接続してみたところ、どれをやってもなんの問題もありません。「Switch を出力しつつ、Switch Liteの充電」とか「MacBook Pro →(USB Type-C)→ SuperHub SE →(HDMI-DVI 変換アダプタ)→(DVIケーブル)→ ディスプレイ 同時にスマホの充電」なども試しました。本当に全くトラブルなく接続できました。

その他 いろんなものに接続してみた

私の友人・知人が持っているもの、業務で使っているものをとにかくつないでみました。

・Surface Go → USB Type-C端子からHDMIの出力OK
・CHUWI UBook → USB Type-C端子からHDMIの出力OK
・Nintendo Switch Lite → USB Type-C端子から充電OK(HDMI出力は非対応)
・その他 各種スマホ → 対応端子で充電OK

本製品はスマートフォンのデスクトップモードにも対応しています。Galaxyの「DeXモード」や、HUAWEIの「PCモード」のアダプタにもなるのですが、残念ながら私の手元には該当のスマホがないので確かめることができませんでした。

サイズ感と重さ、発熱

クレジットカードとの大きさの比較です。というか、ほぼクレジットカードサイズです。

厚さは約3cm。それぞれの辺がカーブしているので持った感じはもっと小さく感じました。重さも140g程度なので軽いですね。他社の30Wの充電器だと100g前後のものもありますが、これだけの機能がついていて、それでも150g を切る軽さというのは驚きです。

実機をご提供いただいてから数日間、ほぼ毎日持ち歩いているのですが軽くて小さいので煩わしいと感じることはありませんでした。いろんなものが入っているバッグに結構雑に入れておいたのですが、目立った傷などは付きませんでした。上の写真は実際に持ち運んだあとのものですが、指紋や傷などほとんど確認できません。

充電器の発熱が気になるという人もいると思います。実際にMacBook Pro の充電にも使ってみたのですが、使用中はちょっと温かくなる程度の発熱です。スマホの充電にいたっては急速充電対応の端末に接続しても発熱はほぼありませんでした。このあたりは窒素ガリウムの効果がしっかりと発揮されていると思います。

4.まとめ

Zendure SuperHub SEは2020年5月22日現在、クラウドファンディングサイト Makuake で資金調達中です。一般販売予定価格は11,800円(税込)で最も安くなるコースは受付終了してしまいましたが、31%OFFの8,180円コースや37%OFFの2個セット14,800円などは申込可能です。すでに目標額に達しているので安心して申込みができます。

実際に使ってみて感じたのは出張のときにはパソコンとスマホと SuperHub SE を持っていけば、アレを忘れたとかこれが繋がらないというトラブルはないだろうということです。強いて言えば、もう1本はUSB Type-C ケーブルが欲しいところですが、Makuake では1本1,100円で追加購入できますので一緒に揃えても良し、手元にある別のケーブルを持っていっても良し、といったところです。

逆説的ですが、この SuperHub SE ありきでパソコンも PD 対応のものを用意して、フルサイズのUSB端子やHDMI端子なしでもこれで補えるから安心と思えるほどの機器に出会えました。また、Switch のドッグとしても使えるので出張や旅行先のホテルでもテレビに繋いでゲームをやれると思うと楽しみで仕方ありません。新型コロナウィルスが落ち着いたら、出張・旅行のお供としていろんなところに持っていきたいです。

5.リンク

SuperHub SE – Makuake

ゼンデュア・ジャパン株式会社

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コメント

  1. 匿名 より:

    Zendureか
    独自色の強い有名メーカーですね
    去年出したPD100Wモバブは業界最軽量で大ヒットしましたが
    これもオンリーワンな作りなのでヒットしそうですね
    それにしてもなんでいつも外装がトランク風なんだ(笑