こんにちは、オジルです。今回は、国内外のクラウドファンディングにて大幅に目標達成し製品化された製品「SwitchBotカーテン」の実機レビューをお届けします。我が家では数年前からスマートリモコンを介して照明やテレビ、エアコンなどのデバイスをAmazon Echo(アレクサ)で音声操作しており、カーテンの自動化デバイスは特に妻が興味津々でした。さて、実際のところ、どれほどの使い勝手なのでしょうか。
レビューを行うにあたり、メーカーよりサンプル品をご提供いただきました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。
目次
1.スペック
製品仕様について、説明書の内容をそのまま記載します。
製品品番:W0701600
製品色:ホワイト/ブラック
材質:紫外線耐性のABS樹脂
本体サイズ:42mm×51mm×110mm
本体重量:135g
電源:Type-C、DC 5V1A、リチウムイオインバッテリー内臓(3350mAh)
バッテリー寿命:一度フル充電で8ヶ月使用可能、専用のソーラーパネルで太陽光充電可能
通信:Bluetooth 5.0 Long Range
センサー:加速度センサー、光センサー
耐重量:最大8kgまで
最大走行距離:3メートル
モード:静音モード/高性能モード
タイマー:本体では最大5つ(Switchハブミニと併用すれば制限なし)
音声コントロール(Switchハブミニ必要):Amazonアレクサ、Googleアシスタント、Siriショートカット、SmartThings、IFTTT、LINE Clova
とまあ、文字で見るよりも画像で見ていただいた方がイメージしやすいでしょう。
SwitchBotカーテン単体でもスマホから操作することはできるのですが、関連製品と併せて利用したほうがより便利です。ということで、今回はメーカーのご厚意により、本体だけでなく関連製品一式をご提供いただきました。色々と試してみた模様は後述します。
2.筐体
外箱です。開封すると…
本体と両開きカーテンを連結するクリップ、充電用ケーブル、説明書が入っていました。販売される製品には恐らく付属しないと思われますが、クラウドファンディングの支援のお礼メッセージもありました。このキャラ、少し窓マンに似ている?かわいくて癒やされますね。ちなみに説明書は全て日本語で、だいぶ丁寧に書かれています。
3.取り付け・セットアップ
振り返ってみると、何も考えず説明書の通りに進めていたら、気付いた頃には完了していました。アプリでのナビゲーションがスムーズだったり、シチュエーションに合わせた説明動画があったりと、リテラシーの低い方でも対応できるよう配慮されているのは個人的にかなりポイントが高い部分です。こういった製品で「買ったはいいが、やたらと面倒」というのだけは是非とも避けたいですからね。
アプリを起動して、まずはペアリングから。順次進めていきます。
カーテンレールの種類を選択して取り付け。今回はU型レールタイプのものを使用しています。わからなければ動画説明・図解説明もあるという親切設計には若干の感動すら覚えます。
取付作業の画像・説明は省略しますが、本当にびっくりするくらい簡単にこの状態までたどり着けます。ここまで所要時間は5分もかからなかったほど。あとはカーテンを元に戻して…
移動方向や距離調節を行えばもう、おしまいDEATH!!実際に使用した様子は次項の使用感のところでお伝えします。
ちなみに、今回のケースでは対象となるカーテンを普段から全開/全閉しかしないため、両開きカーテンを右開き扱いとしていますが、例えば両開きカーテンの右の部分だけ開閉させるような調節も可能となっています。
ソーラーパネル(オプション)
オプション製品のソーラーパネルについて触れておきます。そもそも満充電で8ヶ月もつみたいですけど、ソーラーで半永久的に使い続けられるなら非常に便利ですよね。
表面はソーラーパネルのみ、裏側のType-C端子から直接SwitchBotカーテン本体に接続します。
取り付けてみるとこんな感じになります。ただ、お分かりいただけますでしょうか?レースカーテンの上のところがだいぶソーラー充電するうえで邪魔ですし、実はこれ、動かしてみるとレースカーテンそのものをズズズズッ…と引きずり、なんともお粗末な状態になってしまうのです。私、マンション住まいなので、ベランダ部分との兼ね合いでちょっと位置が上すぎるかな(日差しが当たらない予感)、というのもあります。
しかしそんな方でも安心、こちらのソーラーパネルにはとんでもないギミックが搭載されているのです。
裏蓋を外すとなんと、ケーブルが外出しできるようグルグル巻きに収納されています。
付属のマジックテープ(カーテン側は両面テープ)で下のほうに取り付ければ、レースカーテンを動かすこともなく、日照の邪魔をされることもない最適な位置にセッティングできます。
4.使用感
カーテンを自動で動かすと言っても、その動かし方は多種多様。ひとつずつ見ていきましょう。
手動操作(加速度センサー)
まずは最も自動っぽくない動かし方から。この製品、加速度センサーが搭載されているため、カーテンをちょっと動かせばそのまま自動で動き出してくれます。これは地味に便利。たとえば小さいお子さんやお年寄りなどがいるご家庭では操作説明の煩わしさから開放されますし、すぐ目の前で何か作業をしているなど「わざわざ自動じゃなくていい」シーンもありますからね。この機能が不要ということであれば、アプリからオフにすることも可能です。
リモコン操作(要オプション)
こちらはオプション製品であるSwitchBotリモコンを使用しての自動操作。
シンプルに、カーテンのオン/オフを割り当てるリモートスイッチです。厳密にいうと0~100%までの開閉をアプリ設定できるのですが、多くの場合は全開か全閉での設定になるのかなと思います。こちらも半アナログな操作として万人が対応できるため、使う方によっては大変重宝するツールとなるでしょう。
ピッ!という音とともに、ボタンを押すと即座に動き出してくれます。
音声操作(要オプション)
オプションのSwitchBotハブミニを使ってスマートスピーカーとの連動ができるようになります。
音声操作に関しては利用したことのある方であれば言わずもがな、音声で色々なものが操作できるようになるのは快適そのもの。私の自宅はAmazon Echo Dotを2基配置しており、生活空間のほとんどの場所で「アレクサ、カーテン開けて」などと話しかけてあげるだけで開閉操作完了です。なお、こちらの製品はスマートリモコンとして、カーテンだけでなくテレビやエアコンなど赤外線操作できる機器を登録しておけばスマートスピーカーとの連動で音声操作が可能になります。
下記動画では音声操作により自動でカーテンを閉じている様子を撮影しています。
アプリ操作
実際のところ、ここまで紹介した操作方法で「事足りてしまう」ため、直接アプリで操作する機会はほぼなくなってしまうのですが念のため。
開ける、閉めるといったシンプルな操作はもちろん、任意のところで止めることも可能です。ほか、起床時間に合わせてカーテンを開けるようなスケジュール設定もできますし、SwitchBotカーテンに搭載された光センサーのレベルに応じた開閉の設定なんかもできちゃいます。朝日とともに目覚め、薄暗くなってきたら自動で閉めるといったオートメーション化も実現できるのは魅力的です。
動作音
SwitchBotカーテンの動作モードはふたつありまして、ひとつは「高性能モード」、もうひとつは「静音モード」です。名称だけ見ると静かな方がいいに決まっているため静音モードを…となるのですが、たしかに静かなものの、はっきり言って馬力不足です。どれくらいかというと、両開きのカーテンを止めているマグネットありますよね?あれを引き離せるかどうかくらい。となると、それ以外のケースでは必然的に高性能モードを選択する必要性が出てきます。
で、肝心の高性能モードですけど、はっきりと聞き取れるレベルの動作音はします。このボリュームをどう捉えるか、というところに個人差が出ると思うんですけど、以前レビューした電動精密ドライバー(音ありの動画も記事中にあります)と体感的には同じくらいでしょうか。私からすれば「慣れたら全く気にならない」ですけど、検討されている方は注意が必要です。購入者レビューなどを見る限りでは、他製品と比較するとだいぶ静音みたいですけどね。
便利な使い方
スマートホーム関連は突き詰めると終わりが見えない感がありますが、今回の提供品の中に「Termometer and Hygrometer」なるオプション製品がありまして、要は「スマート温湿度計」ということになります。
これを使うことにより、前述のSwitchBotハブミニと連携し、特定の温度や湿度に合わせてカーテンの開閉やエアコンの操作などが実現できます。今のところ頻繁にエアコン操作やカーテンの開閉を行うことがないため活躍の場がない…というよりも、自宅環境がこだわれるほど広くないので残念なのですが、ここまで管理できれば鬼に金棒ですよね。応用編として、時間を見つけてじっくり細かく設定してみようと思います。
5.まとめ
SwitchBotカーテンは10月12日現在、Amazonにて10,022円から販売中ですが、製品ページに20%OFFクーポンがありましたので、8,017円で購入可能です(クーポンの有効期限は不明です)。また、本体のみだけでなく複数セットやリモコン、ハブミニなどとのセットも展開されています。そして、組み合わせに応じたクーポンも適用できるようになっています。
いやはや、カーテンを自動化するということに対して「へー、便利だね」くらいにしか思っていなかったんですけど、実際に自動で動くカーテンを動くところを見ると感慨深いものがありますね。しかも自動といっても様々なバリエーションがあり、カーテンだけでここまで語れるのはもはやロマンの域と言えます。これでまたひとつ、我が家のアナログ行動が失われてしまいましたけど、めちゃめちゃ快適になりましたよ!…さて、快適に目覚めてすることはひとつ、朝活でコロナ太りを解消しなくちゃ。
6.関連リンク
SwitchBot:Amazon
コメント
mornin’plusって製品の方が安いような
コメントありがとうございます。何事もそうですが「安い=素晴らしい製品」とは限らない(高くて素晴らしくないものも当然あるでしょう)ので、それぞれの特長を理解し比較した上で検討されるとよろしいかと思います。
I have purchased Switchbot Curtain and Switch bot Hub Mini. I have Alexa. I am trying to control the curtain with voice through Alexa. It is impossible. I’ve been trying for three days. Is it necessary to have a Switchbot Remote to do it?
Please answer in English (or Spanish). Thanks.
I’m not good at English, so please forgive me for being a Japanese translation.
The remote button is not required. If you want to work with Alexa, please check again if the skill registration is done correctly. I’m not sure because it doesn’t provide detailed information, but if you can’t solve the problem for 3 days due to problems other than skill registration, I think it’s better to contact the manufacturer.
Original text:
私は英語が得意ではないため、日本語を翻訳した英文であることをご容赦ください。
リモートボタンは必須ではありません。Alexaで動作させたいのなら、スキル登録が正しく行えているか改めて確認してみてください。詳細な情報が記載されていないのでよく分かりませんが、スキル登録以外の問題で3日間解決しないのでしたら、メーカーに問い合わせたほうが確実だと思います。