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SodaStream Mini Deluxeの実機レビュー - SodaStreamシリーズの末弟モデル。小型ですが必要な機能は網羅されています。ソーダ好きなら便利な商品

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どうも。ひつじです。コロナ禍が続く昨今ですが皆様の飲み物事情はいかがでしょうか。私は外出して飲料を買うのが面倒になってしまい、家でお酒を飲む機会も増えたので昨年12月半ば頃にSodaStreamを購入してしまいました。こういった炭酸水を生成する機器については興味を持ちつつも、ある種のうさん臭さを感じて導入をためらっている方も多いのではないでしょうか。

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そこで、SodaStream Mini Deluxeを1か月少々使用してみたひつじの所感を皆様にお送りしようと思います。

1.注目ポイント

SodaStream Mini Deluxeの特徴を、良い点と気になった点に分けた場合には以下の通りとなります。

良い点

・ペットボトルなどのゴミを大きく減らせる
・使い勝手がシンプル
・炭酸の強度を調整できる
・電源が不要
・ソーダの風味が強いのでそのままでも飲みやすい

気になった点

・市販の強炭酸水にやや届かない炭酸の強度
・ガスシリンダーの残量が少ないと炭酸水が作れない
・コストパフォーマンスに優れているわけでは無い
・姉妹製品のバリエーションが分かり辛い
・洗い辛い専用ボトル

2.スペック

対応ガスシリンダー:25リットル
対応ヒューズボトル:500ml(※適正容量換算で455ml)
寸法:130×185×360mm
重量:1.06kg

本体価格(いずれも税込):
13,200円(スターターキット)…本体、専用ヒューズボトル、公式サイト限定ボトル、ガスシリンダーがセット
11,000円(アウトレット・スターターキット)…箱に問題があるスターターキット
13,750円(数量限定スペシャルセット)…専用ヒューズボトル、ラブ&ピースヒューズボトル、ガスシリンダー2本がセット

ガスシリンダー価格(いずれも税込):
2,700円(25リットル1本の新規購入)
1,350円(25リットル1本の交換)
4,320円(25リットル2本セットの新規購入)
8,100円(25リットル2本の同時交換3回分)

3.筐体

前提として私はアウトレットのスターターキットを購入しています。付属品ですがすみません。元々レビューを検討していなかったので一部抜け漏れがあるかもしれません。SodaStream Mini Deluxe本体に説明書類、それからガスシリンダー、、また、下記写真には掲載していませんが専用ヒューズボトルも付属しています。

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専用ヒューズボトルは以下の写真をご覧ください。なお今回このヒューズボトルに加え、公式サイト限定ボトルも添付されていました。キャップなどが金属製のものが専用ヒューズボトル、キャップなどが水色の樹脂製のものが公式サイト限定ボトルです。使い勝手としてはどちらもそれほど違いはありません。

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ボトルは適正水量が定められています。過不足があるとおいしい炭酸が作れなかったり事故につながる恐れがあるので必ず適正水量を守るようにしましょう。実使用上そこまで厳密でなくても大丈夫なようではあります。(適正水量のガイドから数mm前後する程度であればトラブルは起きていません。自己責任で参考としてください。)

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続いて本体です。左右はあまり特徴がないので割愛。

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正面には専用ボトルの差込口(ねじ込む必要等はなく、斜めに差し込んだ後押し込むような使い方です。)があり、上部には炭酸を封入するプッシュボタンがあります。

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本体背面はこのような感じ。背面のカバーを外す(スライドさせずに横に引っ張るだけで外れます)とガスシリンダーの取り付け場所があります。

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ガスシリンダーの取り付け方法は今回割愛(公式動画をご参照ください)しますが、シリンダーを下から差し込んだ後、シリンダーを回してねじ込むだけなので非常に簡単です。なお、ガスシリンダーは公式サイトで「シリンダー番号」を番号登録をしておく必要がありますし、勝手に空になった缶を廃棄してはいけません。この点は注意。

4.使用感

先に公式サイト等で掲載されている使用方法の動画を見て頂くと操作面の想像がしやすいかと思いますので紹介しておきます。

炭酸水作成の容易さ

ヒューズボトルに適正な量の水を入れ、ボトルを本体に差し込んでプッシュボタンを2秒しっかり押した後、必要に応じて追加でプッシュボタンを押すことで炭酸水が作られます。

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取り外しはヒューズボトルを手前に引っ張り、ロックが外れたら(カチッと音がします)取り外しが可能となります。

なお、炭酸水の作成時に余分なガス等があればそれは本体外に排出されるようです。またヒューズボトルを外す際もボトル内で高圧になっているガスが排出されてからロックが解除されるのでガス封入時やボトル取り外し時の音を聞きながら炭酸水を作成すればガスはあまり無駄にならないでしょう。

プッシュボタンは押し込み量が大きく、押し込むときの勢いや強さ、押し込む時間の長さで炭酸の噴出量や勢いが変わる、つまり作れる炭酸水の炭酸強度が変わります。推奨は2秒間しっかりプッシュボタンを押し込んだ後、作りたい炭酸の強さに合わせて追加でプッシュボタンを押す、ということのようです。新しいガスシリンダーを使用する際はプッシュボタンが固いので女性にはあまり優しくないかもしれません。逆にガスシリンダー内のガス残量が減って来るとガス噴出の勢いが衰えてしまい炭酸水が作れない場合があります。

炭酸強度の強い炭酸水を作るコツとしては「あらかじめ炭酸水を作るための水は冷やしておく」ことと「プッシュボタンはしっかり、長く押す」ことでしょう。

炭酸水の風味

私の場合、蛇口に取り付けるタイプの浄水器(※集合住宅なので貯水槽にあまり信用が持てず、一応取り付けています)で浄水を汲み、それを炭酸水にしていますが、SodaStream MINI DELUXEで作った炭酸水は炭酸特有の酸味や香りといった風味が市販品の炭酸水より強いと感じます。これは人によって好みがあるかと思いますが、シロップなどを混ぜなくとも十分に飲みやすいと感じています。ただ、ガス噴射の勢いが弱いほどこの風味は強くなります。過剰に味が付いてしまうと飲用は厳しいかもしれません。

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炭酸水の炭酸強度ですが、セブンイレブンの強炭酸水(左)とSodaStreamで作った最も強いであろう炭酸(右)をそれぞれグラスに入れて比較した画像が以下のものとなります。画像では大きな違いはないかと思いますが、気泡の大きさがセブンイレブンの炭酸の方が大きいのは見て取れるかと思います。

また飲用した場合にSodaStreamは「強炭酸水ほどではないが微炭酸とも言わない炭酸水」が最大強度かな、といったところ。炭酸の強さではセブンイレブンの強炭酸の方がやや上といったところです。舌を刺すような刺激感には乏しいため、強い炭酸を好む方にとっては少し実力不足かもしれませんが普段から強炭酸だとうたっていない缶チューハイ、あるいは微炭酸の清涼飲料水を飲まれているような方であれば特に問題ない強度と言えるでしょう。個人的にはハイボールやカルピス等の「原液の比率が7分の1くらい」の飲料までであれば炭酸強度に問題はないように思っています。

コストパフォーマンス

何より一番メリットが大きいポイントは「ペットボトルゴミが出ないこと」と「炭酸水を逐一購入しなくていい」という部分でしょう。基本的に家でお酒を飲む(特に友人などと一緒に飲む)場合、割りものが飲めなくなるのは大抵の場合、炭酸水が無くなることが原因だったりしませんか?そういった際に炭酸水を買いにコンビニに行く、みたいなことはしなくて良いので非常にありがたい、といったところ。

また、炭酸水がたっぷり使えるメリットとして料理や洗顔といった飲用以外での使用を検討されている場合にためらいなく導入が出来る点も長所でしょう。公式サイト等でご飯を炭酸水で炊くことを訴求していたので試してみましたが、確かに普通の水で炊いた場合よりやや硬めの仕上がりとなりました。好みや炊飯器の使用によって美味しいと感じるかどうかは変わるかと思いますが色々な活用法を模索する面白さはあるな、と思います。

なお、炭酸水をペットボトルで購入する場合に比べてお得感があるかどうか、という点ですが、正直言って訴求点にはなり辛いです。公式サイトでは500mlボトル1つ当たり18円でコスト換算しお得感を押し出していますが1,350円/本で交換できる25リットル用ガスシリンダーの値段を考えれば27円/500mlという数字の方がより「端的に理解できる」のではないかなと思います。更に言えば500mlボトルで作れる炭酸水は適正水量の関係上、455mlですしね。

ここに初期投資や炭酸強度を強めるための追加のガス噴出、使い切るのが難しいガスシリンダーの実態等を勘案した場合、安い強炭酸水をペットボトルで購入するのとそう変わらないコストに落ち着くとは思います。気になるようであればよりコストメリットの大きい機種を購入候補として選択した方がよいでしょう。

その他

ちょっとした不満点として製品ラインナップのややこしさがあります。
2021年1月31日現在、公式のストアで購入できる製品について一応解説をすると

・Source Power:電動式、1リットルのヒューズボトルと60リットル用ガスシリンダーを使用。
・Spirit One Touch:電動式、1リットルのヒューズボトルと60リットル用ガスシリンダーを使用。
・Spirit:非電動式。1リットルのヒューズボトルと60リットル用ガスシリンダーを使用。
・Source V3:非電動式だがLEDライトを搭載、1リットルのヒューズボトルと60リットル用ガスシリンダーを使用。
・Genesis V3:非電動式。1リットルのヒューズボトルと60リットル用ガスシリンダーを使用。
・Genesis V2:非電動式。1リットルのヒューズボトルと60リットル用ガスシリンダーを使用。(V3とはカラー違い)
・Mini Deluxe:今回の製品。500mlのヒューズボトルと25リットル用ガスシリンダーを使用。

これらがラインナップされており、かつそれぞれにアウトレットやスターターキット等、販売パターンがいくつか分かれています。同じ製品を公式サイトで購入するのにお得感が違う、ということが起きてしまう点は「やっぱり買わないでおこうかな…。」と思わせる障壁にはなっているかなと。

それから専用ボトルが洗い辛い点もやや気になります。フレーバーなどを添加出来るシロップなども公式サイトでは販売されていますがボトルの洗浄には公式サイトで販売されている専用クリーニングブラシ(や、徳利洗浄などに使えるようなスポンジ)が必須です。私の場合500mlのヒューズボトルなので問題ないものの、1リットルのヒューズボトルだと専用のブラシ以外で洗浄用の道具を調達するのも多少苦労するかもしれません。「混ぜ物」は極力ヒューズボトルを使用せず行った方が良いような気はします。

5.まとめ

少し辛口な評価をしているポイントもありますが、この製品の特性上「お得に炭酸水を飲む」ことより「便利に炭酸水を活用する」ことに価値を見出せる方が購入するほうが満足度は高いように思います。私は後者だったのでトータルでは良いものを買った、と認識しています。

特に普段からペットボトルのお茶等をよく飲まれている方であればお茶が無くても代わりに飲めるドリンクサーバーとしての立ち位置も担ってくれるので、そういう意味でも良いんじゃないかなと言ったところです。

SodaStreamが原因ではない部分で、ガスシリンダー交換は代金引換必須である等といった手間もあったりはしますがこの辺りは手元に予備のシリンダーを持っておく等で対処しておくといいんじゃないかな、と思います。

万人にお勧めできる製品だとは思っていませんがご家庭でよく炭酸を使用するシーンがあって、炭酸水単体で飲用が出来る方でしたら比較的良い製品だと思える機会は多いのではないでしょうか。

6.関連リンク(SodaStream公式サイト)

SodaStream Mini Deluxe(ミニ デラックス) スターターキット
【在庫限り】SodaStream Mini Deluxe(ミニ デラックス) スターターキット
SodaStream Mini Deluxe(ミニ デラックス) 数量限定スペシャルセット

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