ウインタブでPCの実機レビューをしていると、記事執筆用のPCのためにマウスが1台、レビュー機のためにマウスが1台…、と複数のマウスを使わなくてはならないことがあります。これ、結構ウザい作業でして、レビュー中にイライラしちゃうこともしばしばです。こういう経験をしている読者がどのくらいおられるのかはわかりませんが、今回紹介する「400-MA122BL」を見て、これはすばらしい!と思いました。
この動画をご覧ください。
これだけで十分ですね。個人的には文句なしに買いです。ただ、こういうふうにマウスカーソルがPCを行き来できる製品やツールというのは以前からありました。ロジクールのFLOWとか、Microsoft Garage Mouse without Bordersとか。
しかし、400-MA122BLはソフトウェアで機能を実現しているのではなく、「ハードウェア」の機能なんですよね。簡単に言うと(難しくは言えないです)、USB子機が2台(ひとつはUSB Type-A、もうひとつはType-C)ついていて、それぞれPCに接続し、マウスのスイッチで接続先を切り替える、という構造になっています。なので、ソフトウェアでの対応にくらべ、圧倒的に「めんどくさくない」です。
このマウス、乾電池式で、底面にUSB子機2台を収納できます。
子機を2台のPCに接続したら、あとはマウス上部のボタンで使うPCを切り替えるだけ!誰でもわかるシンプルな仕組みです。
「Bluetoothマウスでマルチペアリングしたらいいじゃん」という声も聞こえてきそうですが、私はBluetoothマウスは接続が遅かったり、たまに接続が切れたりするんで、あまり好きじゃないんです。あと、Bluetoothのマルチペアリングだと、上の動画のようにスイッチひとつで瞬時に切り替え、というのは出来ないはずです。
筐体のサイズと各部名称です。通常の3ボタンに加え、親指で操作できる「進む、戻る」ボタンもついています。また、マウスとしては中型くらいの大きさで「かぶせ持ち」が推奨されています。
これがスペック表。分解能(カウント、マウスカーソルの敏感さ)も2段階に切替可能です。
サンワサプライ ワイヤレスマウス400-MA122BLはサンワダイレクトで販売中で、12月29日現在の価格は税込み2,980円、送料無料となっています。記事の冒頭に書いたような私のPC環境に近い人がそんなに多いとは思いませんが、この「めんどくさくない切り替え方法」に魅力を感じる人もいるんじゃないか、と思います。
コメント
ロジクールのm585/m590なら、表面の切り替えボタンでスムーズに接続先を切り替えられます。実売3,000ちょいです。
BTが嫌いならUnifyingでも行けますが、Unifying機器複数持ちでない場合は、別途追加のアダプタが必要な分、お高くなってしまいます…
つぢさん、こんにちは。私この製品誰でもわかるくらいにローテク(失礼)なのがすごく気に入りました。構造がめっちゃわかりやすいですよね。