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Samsung Gear S2 ー 中古品を購入しました。使っていて楽しい完成度の高いTizen搭載スマートウォッチ(実機レビュー:かのあゆ)

Samsung Gear S2
こんにちは。かのあゆです。メイン端末をGalaxy S7 Edgeに変更したこともあり、スマートウォッチを「Android Wear」搭載機からSamsungの独自OSである「Tizen」搭載のGear S2に乗り換えました。すでに発売からだいぶ時間が経過した製品で、後継機として「Gear S3」という製品も投入済みとなっていますが、非常に魅力的な商品なのでレビュー記事を書かせていただきたいと思います。

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Tizenとは

TizenはSamsungが開発したLinuxベースのモバイルOSです。スマートフォン用OSとしてはWindows Phone/Windows 10 Mobileなどと同様第三のスマートフォンOSとして登場し、日本ではドコモからキャリアモデルとして端末が発売する予定であったものの発売直前でキャンセルとなり、AndroidやiOSと比べるといまいちぱっとせず、現在では発展途上国向けのローエンド端末に搭載されるのみで、むしろ組み込み向けOSとして方向転換しつつあります。今年の9月に登場する予定の最新バージョン「Tizen 4.0」ではSamsungが製造する家電製品や洗濯機、掃除機などにも採用していくようです。

日本ではTizen搭載機は前述の通りスマートフォンは搭載端末がキャンセルされているため、正式に購入できるのはSamsung Gearシリーズのみとなっています。

Gear S2について

Samsung Gear S2
Gear S2は2015年12月に発売したスマートウォッチで、その前に発売した「Samsung Gear」および「Samsung Gear 2&2 Neo」、「Gear S」の後継機となります。旧モデルが四角型の筐体デザインを採用していたのに対してGear S2は一般的な腕時計と同じ丸型の筐体を採用。腕時計としても違和感のないデザインに変更されました。

搭載CPUはデュアルコアのSamsung製Exynos 3250を採用。搭載RAMは512MB、内蔵ストレージは4GBとなります。液晶はSuperAMOLEDを採用しており、スマートウォッチの中ではかなり美しい画面表示を実現しています。

IPX68規格の防水・防塵に対応しており、液晶ガラスにはゴリラガラス3を採用しているため、普段使いの腕時計としても安心して利用できるのではないでしょうか。

Gear S2はスポーティなシリコンバンドを採用した「Gear S2」とより一般の腕時計よりの革バンドを採用した「Gear S2 Classic」というモデルが存在していますが、今回かのあゆが購入したものはドコモが純正アクセサリとして発売していたシリコンバンド採用モデルの「Gear S2」となります。

Gear S2自体は家電量販店やキャリアの純正アクセサリとして販売されており、それぞれパッケージデザインが異なりますが端末自体や付属品はすべて共通となります。

付属品

Samsung Gear S2 付属品
パッケージの付属品は
Gear S2シリコンバンド(予備)
充電ドック
クイックスタートガイド
となっています。microUSBケーブルとACアダプタは付属していませんが、スマートフォンで利用しているものがそのまま流用可能です。充電ドックは磁石式となっており、充電中も置き時計としてそのまま使用できるように工夫されています。

また今回購入したGear S2には別途オプションのバンドが付属していました。建築家のアレッサンドロ・メンディーニ氏がデザインしたバンドのようです。

使用感

同期できるスマートフォンはAndroid 4.4以降を搭載したスマートフォンかiOS 9.0以降を搭載したiPhoneとなります。

Gear Manager
同期はAndroid端末の場合「Gear Manager」という管理ソフトで行います。近年販売されているGalaxyシリーズにはプリインストールされており、他のAndroidスマートフォンでもGoogle Play Storeより入手可能となっています。

Gear Manager :  Google Play

このソフトではGear S2の状態を確認できる他、音楽や写真の転送、ストアからインストールされたアプリの管理などが行えます。

Samsung S Health
ヘルスケア関係のデータは「S Health」で管理します。Gear S2ではランニングのデータや歩数、睡眠状態、心拍数の取得が可能となっています。

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S Health : Google Play

Samsung Gear S2 ボタン類
筐体に存在するボタンは「ホームボタン」と「バックボタン」の2つとなります。ホームボタンはウォッチフェイス画面で一回押すとアプリランチャーが起動し、二回押すことで前回起動したアプリに瞬時に戻ることができます。また二度押し時の動作は設定から変更することができます。かのあゆはアプリ履歴に割当を変更しています。


またGear S2ではベゼル部分がダイアル式になっており、これを左右に回転させることにより各種メニュー操作や画面のスクロールを行うことができます。勿論マルチタッチディスプレイを採用しているためスマートフォンやタブレット同様液晶をタッチしても操作はできるのですが、受信したメールの観覧やニュースフィードを読む際はこのダイアル操作が快適でした。

Sansung Gear S2 GMail表示
通知関連は標準の状態でもGMailやLINEなどはメール本文の観覧やメッセージの返信に対応しています。

Samsung Gear S2 LINE スタンプ送信
特にLINEに関しては相手が送ってきたスタンプの表示や標準スタンプの一部のみですがスタンプの送信にも対応しています。

Samsung Gear S2 日本語キーボード
標準で日本語入力にも対応しており、ソフトウェアキーボードで文字入力を行うことができるのでその気になればGear S2でメール本文を書いて送信することも可能ですが、液晶サイズが小さいため長文作成は少し無理があるかもしれません。

他のスマートウォッチではApple Watchが同様スタンプの表示と送信に対応していますが、Android Wearでは非対応なだけに大きなメリットなのではないかと感じました。

アプリに関しては標準状態でもニュースフィートを表示するアプリやメールアプリ、ボイスレコーダーなどスマートウォッチとしては非常に充実していますが、もちろん専用ストアからアプリを追加することも可能となっています。

専用ストアでは各種有料・無料アプリの他、時計の盤面であるウォッチフェイスのダウンロードも可能となっています。

Samsung Gear S2 WEBブラウザ
アプリに関しては様々なものが公開されており、Gearシリーズ専用のWEBブラウザまで公開されています。動作は予想以上に軽快でウィンタブのトップページもサクサク表示できています。画面が小さいGear S2ですが意外と実用的かもしれません。

まとめ

Gear S2は発売当時税込42,984円で販売されていた商品ですが、かのあゆは中古品を15,800円で入手いたしました。スマートフォン用OSとしてはいまいちな印象だったTizenですが、スマートウォッチ用OSとしてはApple同様ハードウェアもソフトウェアも同じ会社が開発することもあって動作も快適で、基本母艦となるスマートフォンが必要となりますがそれ単体でも小型情報端末として成立できるほど高性能なスマートウォッチとなっています。

とにかく魅力的なスマートウォッチとなっているため家電量販店やキャリアショップで実機を触れる機会があればぜひ一度触れてみてほしい製品です。現在では後継機となるGear S3 frontier/Gear S3 Classicが税込43,800円で販売中となっています。

関連リンク

Samsung Gear S2/S2 Classic : Galaxy Mobile Japan
Samsung  S3 frontier/S3 Classic : Galaxy Mobile Japan
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