Lenovo ThinkReality A3 - LenovoからThinkブランドのスマートグラスが発表されました。コンパクトで着け心地が良さそう!PCの仮想ディスプレイとして使える!

アイキャッチ画像
こんにちは、ゆないとです。今年もCESの季節がやってきましたね。普段どおりであればアメリカのラスベガスにて行われる見本市ですが、コロナウイルス感染拡大を受けて今年は1月11日~14日の期間でオンライン開催となっています。基本的には業界向けの見本市で一般の公開はされていませんが、こういった事情もあってやや緩和されたのか私のような関係者も閲覧できる機会が得られました。

スポンサーリンク

ということで数日かけてCESでの新情報をご紹介していきたいと思います。早速発表されたばかりのLenovoの新製品「ThinkReality A3」を紹介します。まだ海外発表のみですが、日本でも発売されそうな予感です。まだまだ日本で発売されるAR/MRグラスは少数ですが、2021年はもっと選べる製品が増えると良いですね。この製品は日本でも注目されそうです。

1. スペック

※詳細なスペックはまだ公開されていません。公開されている情報は以下に記載します。
■SoC:Qualcomm Snapdragon XR1
■ディスプレイ:立体1080pディスプレイ(最大5つの仮想ディスプレイを表示)
■カメラ:8MP RGBカメラ、デュアルフィッシュアイカメラ
■ThinkReality エコシステム対応

現状、製品ページが公開されているのとプレスリリースが出ているのみで、そこでは上記3つのスペックが判明しています。

SoCにはQualcomm製の「Snapdragon XR1」を搭載するようです。これは2018年頃にAR/VR製品向けのSoCとして発表されました。AR/VRグラスにはオーディオ関連クオリティも体験をリッチにするために重視されますが、aptXや3D Audioをサポートするなど開発メーカー次第で高音質な体験もできるようなスペックを有しています。

ディスプレイは1080p表示に対応したものが搭載されます。PCに繋げば最大で5つの仮想ディスプレイを表示できるようになっているため、PC本体のディスプレイと合わせると6画面が表示できるようです。外部ディスプレイをわざわざ接続しなくても良いのは便利ですね。

カメラについては2種類が搭載されているようです。1つは8MPのRGBカメラを用いたもので、リリースには”リモートエキスパートユースケース”という表記がありますが、おそらく自分が見ている景色を動画配信などで共有するためのカメラが搭載されています。もう1種類は2つのフィッシュアイカメラ(魚眼カメラ)を搭載していて、空間認識に使われるカメラだと思われます。

「実現性の高いプロトタイプ」という感じでスペック周りの情報は少ないですが、AR/MRグラスらしい使い方ができそうな予感のスペックです。

「ThinkReality」という名前が冠されていますが、今後Lenovoのこの種の製品はこの名称になるのでしょうか。エコシステムも検討しているようで、A3スマートグラスと”A6”というVRグラス形状の製品が対象となっているようです。また、明確に記載はされていませんが、同社のThinkPadなどのPCとの親和性が高そうな印象です。

2. 外観

装着時
まずは装着したところから見てみましょう。近頃増えてきたスッキリとした見た目の形状ですね。MicrosoftのHoloLensシリーズよりもコンパクトな印象で、クラウドファンディングなどで見かけるようになったスマートな形状をしていると思います。

ThinkReality A3外観
製品のおおまかな構造がわかる画像です。レンズが3つありますね。サングラスのようなレンズが一番内側にあり、次に大きめなカメラなどで構成されたユニット、一番外側に大きなレンズが組み合わさっています。

ThinkReality A3外観2
PCやスマホと接続するためのケーブルが面白い位置についていますね。メガネ型の限られたスペースの中でコネクタを設けるとなるとこの位置になるのでしょう。耳にぶつからない丁度よい位置にあると思います。側頭部が大きめの方には少し干渉してしまうでしょうか。

スポンサーリンク

ThinkReality A3外観3
上部から見た画像です。ケーブルが不自然な位置で垂れないように固定するための部品が左側にあるようです。やはりゴーグル特有のゴツさは軽減されていると思います。

ThinkReality A3外観4
右フレーム側面にはボリュームボタンでしょうか、+と-のボタンが配置されています。さらに「ThinkReality」と”i”のドットが赤く光るようなロゴが印字されています。Thinkシリーズのエッセンスはちゃんとあります。ボタンについては音量調節のためのものか、フォーカス(ピント)を合わせるためのものかは今の所不明です。AR/MRゴーグルでは装着する人の視力や目の位置を合わせるために、レンズの位置調節やピントを調節するダイヤルやボタンがあることが多いです。このボタンもそういった調節のためのボタンである可能性があります。

ThinkReality A3外観5
こうしてみると、分解図では大きめに感じたレンズ部分もスッキリとして見えます。見た目は映画館で3D鑑賞する際に貸し出されるゴーグルに似ているように感じます。あれのフレームの厚さをやや増やしたという感じのシンプルなデザインですね。

仮想ディスプレイ
PCに接続すると最大5画面の仮想ディスプレイを利用可能と言われていますが、イメージとしてはこんな感じです。どのようにPCディスプレイの上にしっかりと配置できるのかは不明ですが、PCのディスプレイを搭載したカメラで認識して上手に配置してくれるのかもしれませんね。どのくらいのサイズの仮想ディスプレイが配置可能なのかは不明ですが、調節可能だと良いですね。

異なるエディション
このThinkReality A3シリーズは2種類のバージョンが存在するようです。PCに接続が可能な「PC Edition」とMotorolaスマートフォン(Snapdragon 800シリーズプロセッサ以上を使用するMotorolaスマートフォン、およびDisplayPort機能との互換性あり)で使用できる「Industrial Edition」があるようです。PC EditionではPCのモニター用としての使い方、Industrial Editionでは複雑な作業環境でARをハンズフリーで使えるようにするためのサポート的な使い方が想定されているようです。Motorolaスマホのみになってしまうようですが、アプリ次第では他のスマホでも使えるようになると良いですね。

3. まとめ

LenovoのAR/MRスマートグラスは2021年半ばから世界の一部の市場で入手可能とのことです。価格なども未定ですが、想定されている使用用途的にビジネス向きな製品に思いますので、20万円以上はしてしまうかもしれません。

一般で常用できそうな、”安価”で”使える”AR/MRグラスはまだまだ少ないですが、個人・ビジネス関わらず、個人的に2021年はAR/MR分野の製品が結構出てくるのではないかなと昨年から予想をしています。使用環境やサービス、アプリが限られているので仕方がないことですが、いろんな作業を快適にサポートしてくれる将来性のある製品カテゴリーだと思いますのでしっかりチェックしていこうと思います。ThinkReality A3に関してはLenovoのThinkシリーズということもあり期待できるクオリティだと思いますし、詳細な情報が待ち遠しいですね。

4. 関連リンク

プレスリリース:Lenovo(英語)
ThinkReality A3:Lenovo製品ページ(英語)
Lenovo StoryHub:Lenovo CES特設ページ(英語)

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    lenovoのPCの外部モニターとして使うのかな?
    5つの仮想モニターが見えるとのことだが1つ1080pで見えるのかな?
    モニターはARで空間上に固定されていて首を動かしてみたいモニターを見れるのかそれとも首を動かすとモニターも連動して動くのかとか気になるね。
    普段メガネかけている人に対応しているのかも気になる所。

    • ゆないと より:

      プレスリリースなどを見ている限りだと、PC版の方は外部モニターとしての使い方があるようです。
      解像度はどうなのでしょうね。さすがに5つ併せて1080pというのはないと思うので、1080p解像度の仮想モニターが最大5つ見えるということだと思います。
      製品ページのGIFなど見るとモニターは空間に固定で首を動かしてそれぞれが見えるみたいですね。
      Think製品との互換性があるみたいなので、他の使い方にも期待ですね。

  2. 匿名 より:

    専用アプリ無しの場合、FHDのディスプレイとして使えるなら魅力的ではあるんですが、専用アプリが無いと文鎮化するならオキュラスのように微妙過ぎますね
    解像度HDでいいならエプソンのBT30Cと言うものが発売されて既に2年ほど経過しているのもありますし、なによりLenovoのこれはデザインがちょっと……

    • ゆないと より:

      どうなのでしょう。
      ThinkシリーズのPCと互換性があるようなので、PC版は専用アプリなどが出てくるのではないでしょうか。Industrial版はMotorola製品と互換性があって、様々な作業をサポートするためのものという記載があるため、Android版アプリも出てきそうです。
      しかし、一般向けという感じはしないので、外部ディスプレイだけという使い方に落ち着く可能性もありそうですね。
      デザインは好みわかれそうですよね。私はLenovo製品大好きですし、HoloLensのような装着方法ではないので、LenovoらしいThinkシリーズらしいとても良いデザインだと思います。

    • 匿名 より:

      以前ここで紹介されていたDream Glass 4Kという製品は片目FHDのモニターになっていてHDMIでつなぐと外部モニターとして使えますよ。FHDが2つで4Kと名乗っているので名前は詐欺ですがw