ECOVACS DEEBOT U2 Proの実機レビュー - 吸引清掃+水拭きの1台2役のロボット掃除機。スタンダードな機能でロボット掃除機の入門機として最適!

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こんにちは、ゆないとです。今回はロボット掃除機の実機レビューをお届けします。先日、ECOVACS製の高機能なロボット掃除機「DEEBOT OZMO T8」をレビューさせて頂きました。今回のレビュー機「DEEBOT U2 Pro」はECOVACSの新製品で、「吸引清掃+水拭き」が可能です。先日のOZMO T8はマッピング機能があったりと高性能なところがポイントでしたが、U2 Proではお求めやすい価格とスタンダードな機能であることがポイントになると思います。

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そして、今回実機を提供してくださったECOVACS様には厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。ECOVACSというメーカーはロボット家電を開発しているメーカーです。ロボット掃除機だけでなく、窓掃除ロボットや空気清浄ロボットなども開発しているとても興味深いメーカーです。

スペック

  ECOVACS DEEBOT U2 Pro
ネットワーク IEEE802.11 b/g/n
稼働モード オート清掃 ・スポット清掃 ・壁際清掃
ブラシ数 メインブラシ × 1、サイドブラシ × 2
モップシステム 吸引清掃+水拭き(水量制御搭載)
機能 自動充電、清掃開始タイマー設定、スマホ連携、音声通知、スマートホーム連携
センサー 赤外線センサー(障害物衝突回避用)、落下防止センサー
乗り越え高さ 1.8 cm(モップ非装着時)
本体消費電力 26 W
動作音 55 db
バッテリー容量 3200 mAh
充電時間 約5.5時間
ダストボックス容量 標準ボックス:400ml、大容量ボックス:800ml
最長稼働時間 最大150分
重量 約2.75kg
サイズ 337 × 339 × 79 mm
付属品 充電台(×1)、交換用高性能フィルター(×1)、サイドブラシ(×2セット内1セットは交換用)、クリーニングモップ&モッププレート(×1)、使い捨てクリーニングモップ(×5)、カッター付きメンテナンスブラシ(×1)、水タンク(×1)、大容量キット(大容量ダストボックス×1、ゴム状のメインブラシ×1、高性能フィルター×2)

この製品はWi-Fiを搭載していますが、接続しなくても本体のボタンで開始と終了が指示できます。Wi-Fi接続をすると、スマホアプリから各種設定など含め様々な操作が可能です。ただし、Wi-Fiは2.4GHz帯のみ対応なので、使用するネットワークには注意が必要です。

この製品は吸引と水拭きが同時に可能な仕組みを搭載しています。基本的には専用アプリで清掃の仕方を指示するようになっており、オート清掃 ・スポット清掃 ・壁際清掃が可能です。オート清掃は部屋を隅々まで回って清掃をします。スポット清掃は一定の箇所をぐるぐると円を描くように動き重点的に清掃します。壁際清掃は部屋の壁に沿って動き、壁際に溜まりやすいゴミをピンポイントで吸引するモードです。

先日レビューしたOZMO T8はシリーズの中でもフラッグシップに属するモデルで、部屋のマッピング機能など有していましたが、それに比べるとDEEBOT U2 Proの機能は控え目です。自動充電、清掃開始タイマー設定、スマホ連携、音声通知、スマートホーム連携があります。Google HomeやAlexaと連携して、音声による開始や停止ができます。搭載しているセンサーは障害物衝突回避用の赤外線センサーです。兼用なのかは不明ですが、落下防止センサーも搭載しています。

乗り越え可能な高さの上限は1.8cmで、水拭きモップが装着されているともう少し低くなると思われます。

動作音は55dbと、エアコンや換気扇に近いです。この製品は吸引力を4段階で変更ができるのですが、55dbというのはおそらく「標準」(下から2番目)の吸引力での動作音です。

バッテリー容量は3200mAhですが、稼働時間は最大150分と仮に戸建ての1階のフロアを掃除すると考えた場合でも十分すぎる長さです。低残量状態からの充電時間は約5.5時間となっています。また、バッテリーが減れば自動的に清掃を停止して充電ドックへ帰還してくれる機能を有しています。

重量は約2.75kgと抱えての部屋の移動も難しくない重さです。ロボット掃除機で有名な製品だとルンバがありますが、一番軽いのでも3kg台からのようですので、この製品は軽量であるところがポイントです。

付属品が豊富で交換用のパーツも揃っているため、例えばメインのフィルターの寿命が来ても追加の購入をすることなく1度は交換が可能なので手間がかかりません。また、この製品は動物と一緒に暮らしている環境も想定しており、付属の大容量キットは動物の毛をキャッチしやすいゴム状メインブラシや大容量ダストボックスで余裕のスペースを確保しています。

外観

天面
ボディはホワイトでロボット掃除機らしいデザインになっています。中央少し上に清掃開始ボタンがあります。アプリでの開始指示もできますが、手動での開始指示も可能です。もちろん停止もこのボタンを押すことで可能です。その隣のQRコードはアプリへ製品を連携する時に使用します。本体左右に「切れ込み」がありますが、この切れ込みよりも前はダンパー(ショックアブソーバー)となっており、壁や障害物へ衝突する際の衝撃を和らげるとともに障害物があることを認識するようになっています。

底面
底面側です。まず、タイヤは3箇所あります。目立つのは中央左右にある灰色のゴム状タイヤで、滑らず安定した走行には重要です。そして、先端側にあるのが方向転換などに関わるであろうキャスター形状の部品です。この3箇所で本体を支えています。またキャスター形状の部品の左右にある緑色と赤色の部分がサイドブラシ取付部です。色分けされており、どのブラシをつければ良いのかすぐにわかるようになっています。

中央にあるのがメインブラシで、サイドブラシでキャッチして本体中央に持ってきたゴミを、このメインブラシで吸い込みます。そして、本体後方(画像中央下部)の透明な部分が標準ダストボックスと水タンクが一体となった部分です。取り外しが可能で、付属の大容量ボックスと交換できるようになっています。

メインブラシ
メインブラシはこのような形状をしています。こちらは、大半の掃除機のブラシに似ていますね。このようにワンタッチで取り外しが可能なので、お手入れには便利です。

本体後方
これは本体後方からの視点です。水タンクは透明になっており、入れた水の残量も確認しやすくなっています。

右側面
右側面です。メッシュ状の部分は排気口になっていて、清掃中はここから空気が排出されます。その上部は本体電源です。赤丸がOFF、縦棒がONでスライド式のスイッチになっています。灰色の小さなボタンをリセットボタンです。

本体前面
本体前面です。画像では見えませんが赤外線センサーがこのあたりに搭載されています。

左側面
本体左側面です。同じようにメッシュ状の部分が排気口です。前(画像左側)と後方(画像右側)に隙間がありますが、この前側自体がダンパーになっています。

標準ダストボックス+水タンク
これが標準ボックスです。画像で上部に来ている方が標準ダストボックス、下部に来ている方が水タンクです。標準ダストボックスには小型のメンテナンスブラシが付いており、フィルターのお手入れ用に使用できます。灰色の取っ手を持ち上げるようにして引っ張ると水タンクと分離ができるようになっています。水タンクは、左側のゴム状の青いカバーを外すことで水を入れる穴が出現します。

標準ダストボックスと水タンクの分離
分離するとこのようになります。これはどちらか一方を搭載するということは出来ず、1つにして使用します。また、水タンクは特に分割できるような仕組みにはなっておらず、少しお手入れがしづらいですが、水漏れ等が心配になりますので、この仕組みで良いと思います。

吸引口
この画像は、ダストボックスなどを取り外した際の本体側の画像です。メインブラシで吸い込んだら、この画像中央に見える穴からダストボックスへと集積する仕組みになっています。

充電ドック前から
充電ドックです。台座部分の銀色パーツが本体との接点となり、本体が帰還した際に充電ができるようになっています。

充電ドック左側面
ドック左側には電源ケーブル挿入口があります。

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充電ドック底面
底面はゴム足があり、滑りにくいようになっています。しかし、DEEBOT U2 Proは優秀で、充電ドックはしっかり避けて動いてくれるので、そんなにズレたりすることは無いでしょう。

付属品
付属品です。画像奥左側から、大容量ボックス、クリーニングモップ(モッププレートに装着済み)、使い捨てクリーニングモップ(5枚入り)です。手前側左から、ゴム状メインブラシ、交換用フィルターが2種類付属しています。もし初めに装着されているものがヘタっても、交換用が用意されているので安心です。

サブブラシ
ガイド類とサイドブラシ、充電ドック用の電源ケーブルです。サイドブラシは3本のブラシを回転させるようになっています。サイドブラシは4つありますが、2つで1セットなので、もう2つ(1セット)は交換用です。

メインブラシ比較
装着済みのメインブラシと付属のゴム状ブラシを比較してみました。左のゴム状メインブラシは、動物の毛などが絡まりにくい仕様になっています。装着時に支点となる左右の部分は、左右で微妙に形状が異なるのでわかりやすいです。

ガイド類
ガイド類はしっかり日本語化されていて、結構詳細に記載があるので迷ったら参照すると良いでしょう。

ダストボックス比較
装着済みのダストボックスと付属品の大容量ダストボックスの比較です。左が大容量ボックス、右側が標準ダストボックス+水タンクです。水拭きを利用しないのであれば、大容量ボックスを初めから装着してお手入れの頻度を減らすのも良いですね。私はひとまず、時々水拭きもしたいので標準ダストボックスで使用しています。

クリーニングモップ
水拭き用のクリーニングモップです。モッププレートにはマジックテープの仕組みで貼り付けています。

モッププレート
合わせてゴム紐でも固定しています。このゴム紐が見える側が本体にくっつきます。左右の突起が本体に引っかかる部分です。

OZMO T8との比較
先日レビューしたDEEBOT OZMO T8と比較してみました。見た目はOZMO T8よりも一回り小さくコンパクトになっています。D-ToFセンサーなど別のセンサーの搭載も無いため、天面側の出っ張りもありません。シンプルな見た目をしています。

使用感

今回、水拭きの感想は記載しておりません。何故なら、使用感は前回のOZMO T8の水拭きとそう変わらないと感じたからです。水拭きが気になる方は、OZMO T8レビューの2回目をご覧頂けると嬉しいです。

ECOVACS DEEBOT OZMO T8の実機レビュー(第2回)- モップで掃除と同時に水拭き。スマートホームデバイスとの連携も!

アプリ

アプリ1
アプリでは3種類の清掃方法を支持できます。自動清掃(オート清掃)、壁際清掃、スポット清掃です。スワイプしてモードを切り替え、アプリ画面下部の青いボタンをタップすると清掃開始です。アプリ自体わかりやすいボタンレイアウトになっていて、モードは用途に合わせて簡単に切り替えて指示を出せ、清掃中止や充電ドックへの帰還指示もわかりやすくとても使いやすいアプリです。

設定項目
U2 Proで設定できる機能はこれだけあります。吸引力は「静音/標準/最大/最大+」から選択できます。私は最大で使用していますが、通常の掃除機の”弱”設定よりも少し静かかなという程度です。また標準でも十分な吸引力があると感じます。

水量調節は「標準/高」から選択ができます。水タンクに水を入れ、モッププレートを取り付けると自動的に水が入っていることを検知してくれます。お休みモードは、例えば深夜動き出さないように、寝ている時間を指定できます。

清掃予約
清掃予約では、モードと開始時間、毎週何曜日に開始するか(複数曜日選択可)を指定できます。

清掃ログ
清掃ログは、清掃した面積と時間を表示してくれます。目安としてどれだけやったのかがわかるようになっています。

アクセサリー使用状況
各種アクセサリーの使用状況も確認できます。使用時間などからパーツの寿命を%表示してくれます。ここが少なくなれば交換の目安です。例えばフィルターについては、私の住む戸建て1階全体を清掃するのに約30分程度かかるのですが、毎日清掃しても半年以上は使用できそうです。

音声設定
音声レポートの項目からは音量と言語の設定ができます。日本語にも対応しており、「清掃を開始します。」「掃除が終わりました。」「充電ドックに戻ります。」などを発声してくれてわかりやすいです。

清掃

清掃の様子
まずは、肝心の「どれだけ隅々まで清掃してくれるのか」について言及していきます。結論としては、「ちゃんと隅々まで清掃してくれる」です。ただし、挙動については少し気になる点があります。

先日レビューしたOZMO T8はD-ToFセンサーや障害物検知センサーにより、マッピング機能が搭載されていました。T8では一度マッピングしてしまえば、始めに室内の壁に沿って1周する軌跡を描きます。その後軌跡の内部を端から端へ移動し、壁にぶつかれば一段ずれて、また壁から壁へという挙動でした。

しかし、この製品の挙動は少し異なります。まずマッピング機能が無いため、方向転換は障害物へぶつかると行っているように見えます。本体前側はダンパーになっており、ダンパーが物体にぶつかって押し込まれることで、先に進めないことを感知しているようです。そのため、充電ドックを離れた後は、まずぶつかるところまで進み、ぶつかったら方向転換をします。壁または物体として認識しているのかどうかが両者で異なる点です。

そのため、今回のU2 Proはしっかりを隅々まで通るものの、一度通ったところかどうかの判断はしておらず、同じところを2、3回は通ることがあり、自動で清掃完了と判断するまで想像以上に時間がかかりました。

例えば、OZMO T8では5~6分で清掃完了する私の部屋でも、20~30分ほどかかります。それでも停止しないことがあり、手動で停止させ充電ドックへの帰還を指示することが何度かありました。まだ完全に挙動を把握しきれていませんが、充電がある程度減るまで動き続けているようにも感じます。

そうは言っても、全体隅々まで清掃してくれはするので、例えば外出中にアプリで清掃を指示するとか、タイマー機能で仕事で家を開けている間に清掃するなど、そういった使い方であれば特段気にする必要は無いと感じました。

吸引力などもしっかりとしており、動き方以外ではOZMO T8とそんなに変わらず非常に満足できる完成度だと思っています。また、DEEBOTシリーズはアプリと連携してファームウェアをアップデートすることができます。OZMO T8もこの1~2ヶ月で何度かアップデートが降りてきており、新たな機能が追加されるなどしています。U2 Proは発売されたばかりですので、今後のアップデートでその動きの変化などにも期待ができます。

これは、この製品の機能の1つですが、「別売り」の磁気境界テープを購入し、室内の清掃が必要ないエリア周辺に”物理的に”テープを貼ることで、その部分を避けて清掃してくれる機能も搭載しています。今のところ、私の場合は特に避けて欲しいところは無いため問題ありませんが、物理的に貼る必要があるのは少しハードルが高いと感じます。

メンテナンス

メンテナンスは簡単で、ダストボックスを取り外すとホコリが固まっているので簡単に捨てることができます。残ったゴミはメンテナンス用ブラシで叩いたりするだけでOKです。時々ダストボックスからフィルターを取り外し、フィルターもゴミを叩く程度で問題ありませんでした。お手入れはとても簡単です。ゴミの量にもよりますが、頻度も1週間に1回で十分だと思います。

価格など

DEEBOT U2 Proは、2020年9月7日現在、エコバックスジャパン公式ストアおよびAmazonにて税込32,800円で発売中です。

U2 Proはロボット掃除機としてはお求めやすい価格で、ロボット掃除機入門としてぴったりな製品です。吸引清掃だけでなくて、水拭きも出来る1台2役のロボット掃除機はDEEBOTならではです。また、今回は「ペットの毛の掃除」についてのテストはできませんでしたが、ご自宅にペットがいる方にも適していると思います。

実際に使用してみて、マッピング機能を備えたモデルと比べると気になる動きもありますが、隅々まで動いてくれるので安心です。

ロボット掃除機については、私も初めは角などは見過ごしてしまうのではないかと思っていたのですが、実際に使用してみるとそんなことは無く、しっかりと伸びたサイドブラシでキャッチしてくれます。現在は2台のDEEBOTが1階と2階で毎日スタンバイしており、日中の決まった時間に掃除をしておいてくれます。もう自分で動かさなくて良いんです!

掃除機のあの長いノズルを動かすのって意外と労力がいりますよね。そういった気持がある方にロボット掃除機は良いソリューションです。ずっと見ていると可愛く思えてきますし、是非チェックしてみてください。

関連リンク

DEEBOT U2 Pro(製品ページ)
DEEBOT U2 Pro(エコバックスジャパン公式ストア)
DEEBOT OZMO U2PRO
※9月7日現在、Amazonの製品ページに3,000円OFFクーポンがありました(終了日時は不明です)

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