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東芝 dynabook DZ83/J(D83)- 13.3インチの高性能デタッチャブル2 in 1、え?キーボードが2枚ついてくるの?

東芝 dynabook DZ83/J(D83)
東芝が13.3インチのデタッチャブル2 in 1「dynabook DZ83/J」を発売しました。DZ83/JというのはWeb直販モデルの名称で、カタログモデルは「D83」という名称です。D83は「法人向けモデル」として7月に発表されているのですが、ここにきてWeb直販モデルが追加されました。つい先日展示会に参加した際、東芝も出展していて、このDZ83/Jを大々的に展示していました。ご担当者にうかがったところ、「先週(11月19日の週)発売されたばかりです」とのことだったので、取り急ぎ紹介記事を書かせていただきます。

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しかしこの製品、かなりマニアックです…。

1.スペック

東芝 dynabook DZ83/J(D83)
混乱するのではじめに「マニアック」なところから。

東芝 dynabook DZ83/J(D83)
東芝 dynabook DZ83/J(D83)
この製品はタブレットが本体で、キーボードが付属します。そして「キーボードが2種類」あります。上の画像が「インターフェース重視モデル」といい、やや厚みがあって入出力ポートをたくさん備えた「キーボードドック」が付属します。そして下の画像が「薄型・軽量重視モデル」といい、その名の通り「薄型・軽量キーボード」が付属します。私たちユーザーはニーズに合わせて好きなキーボードのほうを選ぶことになります。

そして、ここが少しややこしいというか、「ちょっとびっくり」なのですが、インターフェース重視モデルには「キーボードドック」だけでなく「薄型・軽量キーボード」まで付属します。つまり、キーボードが2枚ついてくる、ということです。これはすごい!

ではスペックの説明を。東芝のWeb直販モデルは注文時にシステム構成を比較的自由に選択することができます。ただし、この製品に関しては選択肢がそれほど多くはありません。まず、「薄型・軽量重視モデル」を選択する場合、選べるシステム構成は下記のみです。

Windows 10 Home/Core i5/RAM8GB/256GB SSD

一方、インターフェース重視モデルは下記の選択肢があります。

Core i3/RAM4GB/128GB SSD
Core i5/RAM8GB/256GB SSD
Core i7/RAM8GB/256GB SSD
Core i7/RAM16GB/512GB SSD
Core i7/RAM16GB/1TB SSD
※Core i3モデルのみWindows 10 Proを選択できません

ということで、薄型・軽量重視モデルは事実上「単一グレード」ということになりますし、インターフェース重視モデルの場合も、特にCore i3モデルとCore i5モデルにはRAMとストレージの選択肢がありませんので、この点は注意が必要です。

ただし、Core 5モデルの場合、RAM8GB/ストレージ256GBという構成になりますので、カスタマイズできないにせよ上級モバイルノートとしては十分なスペックと言えます。また、Core i7モデルだとRAMとストレージ容量にゆとりのある構成となります。

ディスプレイは13.3インチのFHD解像度で、IPSという記載はありませんが「広視野角」という説明がついていますので、IPS相当と考えていいと思います。2 in 1なのでもちろんタッチ対応です。

入出力ポートは、キーボードが2種類ある、という仕様上、ちょっと複雑です。タブレット本体にはUSB Type-Cが1つとオーディオジャックのみ、薄型・軽量重視モデルの場合は本体のポートに加え、USB Type-Cが2つ、そしてインターフェース重視モデル(のキーボードドック)だと本体のポートに加え、フルサイズ(Type-A)USB 2.0が2つにHDMI、D-sub、そして有線LANポートと、モバイルPCとしてはかなりの充実度となります。…ついてますね、D-sub…

また、サイズのほうも接続するキーボードの種類によって変化します。タブレット本体の重量は799 gで、13.3インチのタブレットとしては軽量と言えます。また、重量面で不利となるインターフェース重視モデル(のキーボードドック)でも重量は1,229 gに抑えられていますので、はっきり言って薄型・軽量タイプのメリットが少し薄いような気もします。というか、インターフェース重視モデルにはどっちのキーボードもついてきますし…。

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2.筐体

東芝 dynabook DZ83/J(D83)
この製品の横幅は316 mmで、最新の上級モバイルノートが軒並み310 mmを切っていることを考えると、若干大きめではあります。しかし、タブレット部分が本体となるデタッチャブル2 in 1であるということを考えれば316 mmでも立派だと思います。実際、タブレットとしてみた場合、ベゼルはやや細めです。

東芝 dynabook DZ83/J(D83)
東芝 dynabook DZ83/J(D83)
また、この製品はタブレット本体にキックスタンドを備えます。なので、薄型・軽量キーボードを接続した状態だとSurface Proによく似た形状となります。筐体素材はマグネシウム合金(薄型・軽量キーボードを除く)なので、全般に軽量であることもうなずけます。

東芝 dynabook DZ83/J(D83)
薄型・軽量キーボードを装着したところです。Surfaceと同じようにキーボード面の角度調整も2段階可能です。

東芝 dynabook DZ83/J(D83)
インターフェース重視モデルのキーボードドック装着時のポート配置です。なお、この製品にSD(microSD)カードリーダーは装備されません。

東芝 dynabook DZ83/J(D83)
さらに、この製品は4,096段階の筆圧に対応するスタイラスペンも付属します。ワコム製という記載はありませんでしたが、東芝のスタイラスペンは評判がよく、描き味も素晴らしいので、この製品の手書き性能にも大きな期待が持てます。

なんだか書いていて、私も混乱してきましたので、同梱物についてちょっとだけ整理します。

インターフェース重視モデル:本体、キーボードドック、薄型・軽量キーボード、スタイラスペン
薄型・軽量重視モデル:本体、薄型軽量キーボード、スタイラスペン
※ACアダプターや取扱説明書、保証書などももちろん付属します

3.価格など

東芝 dynabook DZ83/Jは東芝ダイレクトで販売中で、11月29日現在の価格はインターフェース重視モデルのCore i3/RAM4GB/128GB SSDという構成で126,800円(税込み136,944円)、薄型・軽量重視モデルのCore i5/RAM8GB/256GB SSDという構成で132,800円(税込み143,424円)となっています。また、インターフェース重視モデルのCore i5/RAM8GB/256GB SSDという構成だと152,800円(税込み165,024円)です。

この記事で記載している価格は「会員価格」です。東芝ダイレクトの会員登録(無料)をすれば上記の価格で購入できます。というか、ウインタブ読者の皆さんは東芝ダイレクトで買い物される際、必ず会員登録をしましょう。ノーリスクですし、まるっきり価格が変わってしまいますので。

話をインターフェース重視モデルに絞ってみましょう。Core i5/RAM8GB/256GB SSDモデルが税込み16.5万円というのは13.3インチのモバイルノートとして必ずしも安値であるとは言えません。でもね、キーボードは2枚ついてくるわ、筆圧対応のスタイラスペンはついてくるわ、マグネシウム製の軽量筐体だわ、そして東芝品質だわ…ということをトータルで評価すると、個人的にはめちゃめちゃ安いと思います。というか、「キーボードが2枚」というところに無条件で反応してしまう愛読者も相当数いるに違いないと思いますね。私もその一人です。

4.関連リンク(東芝ダイレクト)

dynabook DZ83/F

【特定サイト限定】クローズドサイト
ID:to48direct
PW: t18cl
※上記クローズドサイトは、特定のサイトのみに案内されるもので、東芝製品が通常の会員価格よりもさらに安く購入できます。DZ83/Jと合わせ、ぜひご覧ください。なお、クローズドサイトのアクセスにはIDとパスワード(PW)が必要なので、ここからコピペしてお使いください。

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コメント

  1. 匿名 より:

    シャープ傘下の東芝/ダイナブックブランドPCという感じですかね?

    キーボード2枚は良いですね!
    インターフェースが多い方は自宅やオフィスに置いておいて、軽量の方はカバンの中、タブレットを持ち回すという運用ができそうです。

    • wintab より:

      こんにちは。確かに。でも私なんかは使いみちより先に「キーボード2枚」という時点で萌えます。

  2. 匿名 より:

    デタッチャブル2in1に2種類キーボードは
    既に富士通とDellがやってるだろう
    と、思ったらキックスタンドまで生えてんのか!
    しかもオプションじゃなく標準装備
    この男の手料理みたいな感じは中華っぽくて嫌いじゃない

    • wintab より:

      こんにちは。男の手料理、というのがわかるようなわからないような…。東芝や他の伝統大手メーカー、最近になってどんどん魅力的になってきてますよね!

  3. 朴念仁 より:

    インターフェース重視モデルはヒンジの部分が、キックスタンド開かなくても使えそうに見えるけどどうなんでしょう?

    • wintab より:

      朴念仁さん、こんにちは。実機でチェックしていないのでいい加減な意見かもしれませんけど、タブレット部分のほうが比率的にかなり重いので、キックスタンド無しは厳しいと思います。出来ても開口角度90度とかになるんじゃないでしょうか?すいません、推測です。

  4. 匿名 より:

    ちょっと前のパソコン業界の論調は「海外メーカーに国内メーカーは勝ち目はない」でしたが、今回の東芝の製品だけでなく富士通・NECもまじめにコスト計算すれば充分海外メーカーと競争力のある製品を提供できるのだと感じます。
    たぶん、スマホも、国家が支援した価格破壊で国外の競合他社を潰してきた某メーカーが国諸共没落しそうな今日、日本のスマホメーカーもきちんとコスト計算して適正なコストパフォーマンスの製品を提供するようになれば、息を吹き返すことができるのではないかと考えます。
    「日本のスマホはヘビーデューティのうたい文句はないのにラフに扱っても壊れない」「日本のスマホのハードウェアがもつ付加価値(ワンセグ、ミュージックプレイヤー、Felica)は楽しい/役立つ」というような評価が現れるのではないかと期待しています。

    • wintab より:

      こんにちは。完璧に同意です。日本のものづくりを舐めるな!なんてね。伝統大手メーカーが息を吹き返せば日本の競争力も多少は取り戻せそうで、期待したいです。