AmazonでスマイルSALE(初売り)がスタートしました(1月7日まで)。お正月休みでもあり、この機会に値ごろなタブレットの購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。実際、Amazonでは低価格なAndroidタブレットが「無数に」販売されています。それらのタブレットの中には「ウインタブも全く知らないメーカー(ブランド)」の製品も多く含まれていて、しかも激安だったりします。
ここでは「おすすめの中国タブレット」を3つご紹介します。選定したのは「とにかくコスパのいいUNISOC T606」と「ワンランク高性能なHelio G99」、中国タブレットの中では最もよく使われているSoCを搭載する製品です。1万円台、2万円台の予算でAndroidタブレットを購入検討する場合、この2つのいずれかのSoCを搭載する製品になると思います。
また、この後ご紹介する3機種よりもさらに低価格なタブレットもありましたが、ウインタブも全然知らないメーカーの製品なので、おすすめしていいのか判断がつかず、除外しました。なので、この記事では「ウインタブが過去に製品レビューをしたことのあるメーカーの製品」に絞っています。ご了承ください。
1.UNISOC T606搭載機
みんな大好きUNISOC T606…いや好きなのは私だけかもしれません…。T606は低価格帯の中国タブレットでは最もポピュラーなSoCで、Antutuスコアは25万点前後なのでゲーム向きとは言えません。しかし、動画視聴とかWebでの調べ物、ニュースアプリやパズルアプリくらいの用途で使うぶんには決して悪くはなく、そこそこサクサク動いてくれます。
T606搭載タブレットの価格帯は「だいたい15,000円を軸に、1万円台前半から2万円弱」くらいです。主に「ディスプレイの仕様」によって価格に幅が出てくる感じですね。ここでは10型級でFHD(1,920 × 1,200、WUXGAとも言います)解像度のものとHD(1,280 × 800、WXGAとも言います)解像度のものでお買い得感の大きいものを2機種ピックアップしました。いずれもウインタブでレビュー実績のあるメーカーの製品です。
Headwolf WPad5/6
セール価格:
WPad5:12,999円
WPad6:13,499円
WPad5はAndroid 14、WPad6はAndroid 15搭載で、筐体は若干異なりますが「RAM4GB(+拡張後最大8GB)/ストレージ128GB」というのは同じで、ディスプレイは10.1型・1,920 × 1,200です。ウインタブがレビューしたことのあるメーカーの製品」としてはこれが「最安の10型FHDタブレット」となります。
WidevineはL1なので、Netflixなどの動画サブスクでもHD画質視聴が可能ですが、動画視聴がメインなのであればスペック的にはこの製品がベストコスパかと思います。
Amazon製品ページ:
Headwolf WPad5 タブレット
Headwolf WPad6 タブレット
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Teclast P30
セール価格:11,900円
こちらはTeclastのボトムレンジの10型タブレットです。Android 14モデルとAndroid 15モデルがあり、Android 14モデルのほうがさらに価格が安いもののSoCがT606ではなくAllwinner A523という、さらに性能が低い型番ですし、ストレージも64GBしかないので、購入されるのならAndroid 15モデルをおすすめします。
Android 15モデルはSoCがT606、RAMは4GBで拡張機能により最大12GBとして使え、ストレージは128GB、そしてディスプレイは10.1型で1,280 × 800です。つまり、上にご紹介したWPad5/6とはディスプレイの仕様が異なり、そのぶん価格が安い、ということですね。WidevineはL1なので動画サブスクでのHD画質視聴は可能です。
筐体の質感は悪くありません。金属製ですし、「アズール・ブルー」というキレイな色になっています。ウインタブとしては、この製品が「実用品としておすすめできる最安値の10型Androidタブレット」だと思っています。
Amazon製品ページ:
TECLAST P30 タブレット
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2.Helio G99搭載機
上でご紹介したUNISOC T606搭載機よりもワンランク高性能なのがHelio G99搭載機です。このSocもまた、中国タブレットには搭載例が多いですね。Helio G99はAntutuスコアが35万点~40万点程度なのでゲームもある程度は楽しめますが、原神のような3Dゲームだと画質を落としても快適なプレイは難しいかもしれません。
Helio G99搭載のタブレットは20,000円~25,000円くらいの価格帯なので、T606搭載機よりも5,000円~8,000円程度高価になりますが、SoCだけでなくディスプレイ仕様やRAM/ストレージ容量も大きめなことが多く、ゲーム以外の普段使いでも「ワンランク上の余裕」が感じられる挙動になりますので、予算が許すのであればおすすめです。
ALLDOCUBE iPlay60 Pro
セール価格:19,999円
※製品ページにある2,000円OFFクーポンを使用した価格
えー、Helio G99搭載機でセール価格にこだわって選ぶ場合、この製品で決まりでしょう。ウインタブがレビュー実績のあるメーカー製品で2万円を切っているのはこれだけです。
OSはAndroid 14、RAMは6GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは128GBです。また、ディスプレイは11型(正確には10.95型)で1,920 × 1,200解像度、リフレッシュレートも90Hzを確保しているので、画面のスクロールが滑らかになります。
ウインタブでは残念ながらこの製品はレビューしていません。しかし、過去のALLDOCUBE製品のレビュー経験に照らすと、筐体の質感やディスプレイの発色品質は高いと思っています。Helio G99搭載の中国タブレットとしてはこれがベストコスパだと思います。
Amazon製品ページ:
ALLDOCUBE iPlay60 Pro タブレット
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2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。