HeadwolfがAndroidタブレット「WPad6」を発売しました。もう見飽きた…という声が聞こえてきそうなUNISOC T606搭載機ですが、見逃せないメリットがいくつかあり、価格も13,999円(11月30日現在)と手頃です。
1.製品概要
スペック表
Headwolf WPad6 | |
OS | Android 15 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 4GB(拡張機能により最大8GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | Wi-Fi(2.4G/5G)、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト8MP |
バッテリー | 5,500 mAh |
サイズ | 242.5 × 161.0 × 9.4 mm |
重量 | 500 g |
コメント
OSは最新のAndroid 15です。Headwolfは(ウインタブの紹介ベースでは)Teclast P50AI、Blackview Tab60Proに続き、3番目のAndroid 15搭載機となります。
SoCはUNISOC T606で、冒頭に書いた通り「もう見飽きた」という方も多いんじゃないかと思いますが、エントリータブレット用としてはスペックが良く、ゲーム向きではありませんが動画視聴やWeb閲覧、SNSなどは問題なくこなせますし、搭載例も多いので、ウインタブ的には「安心できるエントリーSoC」です。
RAMは4GBで拡張機能により最大8GBとして使え、ストレージは128GBです。microSDカードによるストレージ拡張にも対応しています。
1万円台前半で購入できるUNISOC T606タブレットは他にもありますが、ほとんどはディスプレイ解像度が1,280 × 800と低めです。低価格帯なので仕方ない、ということではあるのですが、「せめてFHD(WUXGA)解像度だったら…」と思われる方が多いんじゃないでしょうか。ウインタブのライター陣でも「やはり10インチクラスになると1,280 × 800解像度だと粗さを感じる」という声が多いです。
しかし、WPad6のディスプレイはしっかり1,920 × 1,200解像度ですし、WidevineもL1(NetflixでもL1)なので、既存の低価格帯タブレットに対する不満の大部分が解消された、と言っていいでしょう。
カメラはイン5MP、アウト8MPと低画素数です。ただし、10インチ級のタブレットでスナップ写真とか景色を撮る機会はほとんどないと思います(そういうときはスマホ使いますよね?)ので、インカメラはWebミーティング用、アウトカメラはドキュメントなどの撮影用、と考えればこれで十分でしょう。
各部名称です。ごくオーソドックスですね。イヤホンジャックもあります。
スピーカーは横持ち時の底面に2つ、ステレオスピーカーです。低価格品なので音質にはあまり期待できませんが、配置はいいですね。
2.価格など
Headwolf WPad6はAmazonと楽天で販売中で、11月30日現在の価格は13,999円です。同等クラスのスペックでディスプレイ解像度が1,280 × 800のタブレットは12,000円前後から購入できますので、それよりは少しお高めですが、Android 15搭載でディスプレイ解像度が1,920 × 1,200ということなら「これにするわ」という方が多いんじゃないでしょうか。
3.関連リンク
Headwolf WPad6:Amazon
Headwolf WPad6:楽天
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。