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VOYO VBook V3 ー 13.3インチApollo Lake搭載の2 in 1、いいところも悪いところも理解した上で、気に入ったよ!(読者レビュー:Rydeenさん)

VOYO VBook V3 読者レビュー
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。中国の2 in 1「VOYO VBook V3」の読者レビューです。レビュアーは「Rydeenさん」で、私物の中国タブ「Onda oBook 20 Plus」と適宜比較しながら書き進めていただいています。また、いいところ、悪いところをきちんと指摘していただいてますので、この製品の購入を検討している人にはかなり有益な情報提供になるか、と思います。たくさんの画像も用意していただきました。とても素晴らしいレビューをしていただいたと感謝しております。では、Rydeenさんのレビューをどうぞ!

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1.ごあいさつ

こんにちは。この度「VOYO VBook V3」の読者レビューをさせていただくことになりましたRydeenと申します。いつもウインタブの魅力的でひとクセありそうな中華端末レビューを指をくわえて拝見しておりましたが、今回このような機会をいただくことができ、ウインタブ様、実機をご提供頂いたGearbest様、液晶保護フィルムをご提供頂いたPDA工房の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございます!

2.はじめに

では、まず最初に「どういう立ち位置の人がどういう経緯でこのレビューを書いたのか」を簡単にご説明しておきます。

ここ数年はすっかりスマホ(Android)とタブレット(iPad)が自宅コンピューティング環境の中心となっておりますが、私は約20年来のMacユーザーでした。いや、今も所有しているので過去形ではないはずですが、手元のMacは最新のOSであるところの「macOS Sierra」から非対応の憂き目にあってしまっており、だからといって新しいMacに買い換えるには至っていませんので、気分的にはもう現役Macユーザーでは無いといったところです。

一方でパソコンに対する物欲が失せたわけではなく、とはいえ寂しい懐具合の兼ね合いもあり、昨今の中華PCの「危険な香りのする先進のお買い得品」ムーブメントには常々興味を持っておりまして、そんなこんなで以前よりウインタブも頻繁に拝見させていただいておりました。

見ていると欲しくなるもので、昨年末には物欲の高まりに抗うことができず、ONDA oBook 20 PlusをGearbestで購入しています。ちなみにこのoBook 20 Plusは、なんと私にとって初めて購入したWindows PCになります。(例外としてSurface RTを購入したことはありましたが、まぁ、こちらはOSが「あの」Windows RTなのでノーカウントとさせていただいております)

VOYO VBook V3 読者レビュー ONDA OBook 20 Plus
さて、このoBook 20 Plusも大変良いマシンではあるのですが、当時の私の認識不足もあり、残念ながら使い始めてまもなく以下の誤算に気づいてしまいました。

・キーボード配列が特殊で使いにくい(これはウインタブでの実機レビュー中にもちゃんと指摘があったにも関わらず、甘く見過ぎてました・・・)
→やっぱりちゃんとしたキーボードがよかった!

・私の用途ではタブレットとしての利用はほぼ無いにも関わらずセパレートタイプのモデルを選んでしまったせいで、液晶とキーボード部の重心バランスの悪さに不満を感じた(この手のモデルによくあることですが、大きく開くと液晶側が重くてキーボード手前が浮いてしまうのです・・・)
→セパレートタイプじゃなくて普通のノートPCのようなクラムシェル型がよかった!

こんな後悔を引きずって悶々としていた折、ウインタブに掲載されたVOYO VBook V3のレビューに書かれていた締めの言葉、「これまで試用してきた中華製品ではナンバーワン」に心を鷲掴みにされた私は、その後公開されたVBook V3の読者レビュー募集の記事を読むやいなや応募したというわけです。

3.外観

さて、前置きが大変に長くなってしまい申し訳ありません。それではVBook V3の、その魅力的な外観をご紹介いたします。

VOYO VBook V3 読者レビュー 本体外箱
と、その前に箱をご紹介。カラフルな化粧箱で、意外としっかりしています。

VOYO VBook V3 読者レビュー 箱の上のVBook V3
はい、VBook V3のお出ましです!本体色名称はGRAYなのですが、実機は少し茶色が入っていて、なんというか灰色ではなく「彩度の低いあずき色」といった感じ・・・表現はアレですが実際はとても落ち着きのある色で、私自身はとても気に入りました。

天板、底面ともに金属ではなく樹脂製ですが、表面加工がなんというかサラサラ加工(詳細は不明ですが、ラバー塗装ではなく樹脂表面の加工処理でやってる感じ)で触っていて気持ちいいです。

VOYO VBook V3 読者レビュー 前面
机の上に置きました。薄さを感じさせるデザインです。しかし、ウインタブでの実機レビューにもありましたが、開けづらい!結構ガッチリしまっていて指を差し込むのもちょっと一苦労です。ちなみにこの閉まる強さには波があって、最初は非常に強く、一旦開くと緩く、でも30度を超えたぐらいでまたぐっと抵抗を感じるような強さ加減になっています。

VOYO VBook V3 読者レビュー 左側面
VOYO VBook V3 読者レビュー 右側面
VBook V3のポートは本体左右に割り振られています。 拡張性としては、USBポートは2つ(うち一つはUSB 3.0)、micro SDスロット、micro HDMI端子などがあります。

VOYO VBook V3 読者レビュー HDMI 変換アダプター
VBook V3を外部モニタにHDMIで繋ぐにはmicro HDMIをフルサイズのHDMI端子に変換する必要がありますが、残念ながらVBook V3には付属していませんので私はダイソーで入手しました。108円で買えますので、ぜひ入手しておくとよいと思います。

VOYO VBook V3 読者レビュー 背面
VOYO VBook V3 読者レビュー 背面アップ
背面です。ヒンジしかありませんが、このヒンジが全体のデザインのアクセントになっています。

VOYO VBook V3 読者レビュー VOYOロゴ
中華端末では気になる人も多い「本体のメーカーロゴ」ですが、VOYOはこんな感じです。ぱっと見はなんとなくDELLっぽい? 光の加減でよく見えたり見えにくくなったりします。個人的にはVOYOロゴの「Vの字の左上のヒゲ部分」が印刷カスレみたいに見えるのでなんとかして欲しい気がします(いや社名ロゴなので無理だと思いますが)。

VOYO VBook V3 読者レビュー oBookとのサイズ比較

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VOYO VBook V3 読者レビュー oBookとの厚さ比較
VBook V3の目の当たりにした第一印象は「大きい!」でしたが、それは最近手元にあったのが10.1インチのONDA oBook 20 Plusでしたから、13.3インチのVBook V3は大きくて当然です。しかし、厚みは専用キーボードと合体させた状態のoBookとほぼ同じぐらいで、逆にVBookの薄さを感じさせる結果となりました。

VOYO VBook V3 読者レビュー 底面
底面です。左右下にある排気口のようなところはスピーカーホールです。
このスピーカー、左右あるのでステレオになっているようなのですが、実際に聞いてみると左側のスピーカーから出る音が(右側スピーカーと比べて)とにかく軽く、定位が右寄りになってしまっていました。これは個体差なのかもしれませんが、oBook 20 Plusのモノラルスピーカーと比べて期待してたところなので、ちょっと残念なところでした。

VOYO VBook V3 読者レビュー ヒンジ開口
それでは散々外観を眺めたところで、いよいよ開いてみましょう。中は天板とは異なり、プラスチック感の強い処理となっています・・・と書くと悪いみたいですが、普通だと思います。ただ、手の脂が目立ちやすく、将来的なテカリが気になるかもしれません。

VOYO VBook V3 読者レビュー 液晶
VOYO VBook V3 読者レビュー PDA工房のフィルム
なお、今回のレビュー機には事前にPDA工房Perfect Shieldを貼っていただいています。ノングレアタイプのフィルムで、画面への映り込みが抑えられています。また、VBook V3にはペンが付属していますが、こういう液晶フィルムを貼っておくとキズがつくことを気にしなくて良くなるので、ぜひ購入の際は貼り付けを検討されるとよいかと思います。

VOYO VBook V3 読者レビュー キーボード
キーボードの配列は、 oBook 20 Plus専用キーボードの特殊な配列と異なり、比較的素直な配列となっています(もちろん日本語キーボードではなく英語キーボードなのですが)。ただ、一番右端にHome/PgUp/PgDn/Endがあるので、ブラインドタッチでうっかりBackspaceを押そうとしてHomeを押してしまうことは何度かありました。それでも、・(中黒)や/(スラッシュ)、カギカッコ等をFnキーなどと組み合わせなくてもよく、この辺を多用する私としてはこれだけでもかなりの満足度だったりします。なお、キーの入力についてはストロークも浅すぎず、たわむこともないので快適な部類だと思います。

VOYO VBook V3 読者レビュー タッチパッド
VOYO VBook V3 読者レビュー マウス設定
タッチパッドはぼちぼち大きく、3本指操作も余裕の幅なのですが、残念ながらWindows 10でいうところの「高精度タッチパッド」ではないらしく、[設定]-[デバイス]-[マウスとタッチパッド]ではWindows 10標準のタッチパッドジェスチャーを選択することができません。元Macユーザーの私としてはタッチパッド操作が大好きなのですが、2本指スクロールの方向すら変更できないのでとても残念です。

VOYO VBook V3 読者レビュー 付属マウス
だからというわけでもないと思いますけど、なぜかこのVBook V3にはロジクールのM170というマウスが付属しています。これを外して安くすればいいのに・・・という気もしないではないですが、意外と使い勝手がよかったのでこれはこれで満足。

4.使ってみる

前置きに続き、外観も大概な長さとなってしまいました。ここからは実際の使用感について記載します。このVBook V3はWindows 10のみがインストールされており、AndroidやRemix OSはインストールされていないモデルでしたので、まぁ、そこまで特筆すべきところはありません。日本語設定をすれば、日本語環境で普通に使い始めることができます。

VOYO VBook V3 読者レビュー デスクトップ
ただ、さすがApollo Lakeというべきか、Cherry Trail搭載のoBook 20 Plusだとなにかしらどこかで引っかかりを感じていたのが、VBook V3は流石の安定感です。キーの入力やウインドウ操作、スクロールなどでもたつきもなく、いい意味で「意識せずに」使えます。また、液晶サイズも大きいので、ディスプレイの倍率も100%にしてフルHDを広々と利用することができます。

VOYO VBook V3 読者レビュー 付属のスタイラス

VOYO VBook V3 読者レビュー 筆圧には非対応
VBook V3にはせっかくペンが付属してくるので、ワコムのBamboo Paperというアプリを試しにインストールして手書きをしてみましたが・・・筆圧はやはり対応していないようで、また、文字を書いてみても続け字になってしまい、残念ながらあまり使い勝手のよいペンではありませんでした。これも残念なところ。

VOYO VBook V3 読者レビュー Continuum
あと、手持ちのWindows 10 mobileスマホ、NuAns NEOによる無線Continuum接続も試してみました。VBook V3側はアプリ一覧の中にある「接続」アプリでContinuumの受け側にすることができます(Miracastアダプタは不要)。

スマホの環境を画面いっぱいに表示し、VBook V3のキーボードとマウスで操作ができるのですが、使いどころはともかく技術的には大変面白いです。会社のスマホがWindows 10 mobileとかだと家での仕事が捗るかもしれません。

5.まとめ

VOYO VBook V3 読者レビュー
ゆとりのキーピッチと13.3インチの大きな画面、Apollo Lake+4GBメモリでのパフォーマンスで、VBook V3でのWindows 10の利用はとても「不満のない」ものでした。安価な価格設定にも関わらず、です。

スマホやタブレットで事足りていた私にとって、今やPCに求めることは「スマホやタブレットでやっていることを、スマホやタブレットよりも快適に行えること」です。
VBook V3はそのニーズに完全にマッチし、性能面・価格面ともに満足できるものになっていると今回の試用を通して強く感じました。

6.関連リンク

VOYO VBook V3 ー 13.3インチ、Apollo LakeのPentiumにSSD搭載の2 in 1はかなりの高品質だった(実機レビュー)
VOYO VBOOK V3 Notebook:Gearbest

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