こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。中国タブレット「VOYO VBook V1」の読者レビューになります。この製品の読者レビューは2回目で、レビュアーのmiyukiさんがボランティアで投稿してくれました。前回のレビュー記事「VOYO VBook V1 - なかなかのクセモノ!キーボードに苦闘中(読者レビュー:miyukiさん)」では製品到着後まもなくの状態でご執筆いただきましたが、今回はしばらく使ってみてのレビューです。
中国タブレットには不具合も多く、それらの多くは重大なものではないのですが、「いちいち不便」と感じることも多いです。miyukiさんは使っていて感じる不具合を着実に解消されていますが、記事の裏側ではかなりご苦労をされているのではないか、と思います。こういう人こそ中国タブレットに向いてるのかな、と思いました。私としてもこの記事から得られた情報はたくさんありました。
では、miyukiさんのレビューをどうぞ!
目次
1.はじめに
ふたたび登場のmiyukiです。やっぱり(?)中国製品ってツメの甘いところがあるから購入を躊躇している人もいると思うんですよ。私の場合はそうでした。15,000円以内のスマホならスペックだけみてあるいていどのツメの甘さは覚悟して買えるのですが、タブレットとなるとキーボード込みで25,000円をこえてきますから冒険をしにくいです。
そして窓と泥のデュアルブートというアクロバティックなことをやっている端末が多いので、ツメの甘さが想定をうわまわると、サポートを期待できないだけにかなり悲しいことになるためどうしても躊躇してしまいます。ちなみに私もツメ甘いです。この端末の型番をずっとv10と思い込んでいました(汗)。VBook v1でした。
前回は、じつは端末が到着したその日にレビューを書きました。ほぼまっさらなwindows端末だったため、色々やることがあったのでその都度レビュー用の画像を用意して作業しているうちに相当な量になってしまったのです。ですので、端末を使い込んでいない状態でのレビューは歓迎されないと思ったのですが、いったんレビューを入稿しました。
けれどあの内容では、中華タブレットの購入を検討している人にはあまり役に立ちそうにないので、勝手に第二弾を書きます。こっちの記事のほうがいいのでおすすめです☆
基本的にwindows側でのレビューです。だってここのブログは「ウィンタブ」ですもの。
2.ケース
くだらないところから入ってすみません。そして、いきなり裏切りっぽい柄です。ドロイド君すきなんです。キーボード分厚みが増しているはずなので心配しましたが、10インチタブレット用ので大丈夫でした。おそらくこの手のいくらか伸縮する素材のタブレット用ケースなら、10インチ用ので入ると思います。
2.バッテリライフ
ウソみたいに長いと報告しましたが、ホントに長いです。カタログスペックを超えております(汗)。
・液晶輝度100パーセント。
・OSの省電力機能off。
・基本的にウェブブラウズと、ブログ用の画像編集アプリの起動。
・バッテリが保たないといわれているwindows側のみの使用。
上記の設定で2~3日使ってみましたが8時間くらい保ちました。ええ、間に就寝がはさまっているので完全な連続使用ではありません。
・液晶輝度25パーセント。室内ならなんら問題なし。
・OSの省電力機能off。
・基本的にウェブブラウズやらYouTube。
・バッテリ消費が激しいといわれているwindows側のみの使用。
液晶輝度をがっつり落としたので半日以上もちます。再起動をくりかえしたらダメだと思いますが、スリープからの復帰を繰り返したりするぶんには一日中使ったとしてもバッテリもちます。
・20116年5月25日
昨夜バッテリ残量51パーセントでスリープさせ、就寝後に起動させたらバッテリ残量が1パーセントに落ちていてDCケーブルをささないと起動しませんでした。なにが電力を喰ったのか謎です。
・2016年5月27日
外出からもどって開いたところ、スリープからの復帰を失敗をしました。電源ボタン長押しでなんとか起動しましたが、5秒押しを間隔をあけて5回くらいやってなんとなく起きあがったという感じです。そんな簡単に壊れるものではないと思いますが、なんとなく品質はナイーブだと思います。
3.タッチパッド
ピンチイン、ピンチアウト
2本指でのピンチイン、ピンチアウト可能です。FireFox上の動作なので、CTRLキーを使った「拡大」、「縮小」ができると書くほうが正確なんでしょうか、ね?
スクロール
2本指を並べて上下でのページスクロールもオッケーです。windows10のアップデートでスクロールが不能になった各メーカー端末がだいぶあるようですが、この端末はだいじょうぶでした。
これも欲しかった
あとあればよかったのが、シュッと素早くパッドをなでるとダ~っとスクロールする機能です。書き込みの多い2chスレッドを読むときなどに、あまり日付が古い書き込みは役にたたないのでダ~っと下のほうにスクロールしたいことがある、と説明すればわかりやすいですか? 画面タッチならダ~っとスクロールします。
4.カーソル飛び
「コンパネ」→「コンピューターの簡単操作」→「キーボードを使いやすくします」→「ウィンドウの管理を簡単にします」のセクションの「ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列されないようにします」という項目のチェックボックスを空にしたところ、カーソル飛びがなくなりました。やった―――!!
↓ココに書いてありました。
文字入力のときカーソルが飛ぶ:Yahoo!知恵袋
5.物理キーボード見失い条件
スリープからの復帰でロック画面が日本語表記だと100パーセント見失います。画面タッチで再起動するしかありません。英語表記だと100パーセント大丈夫です。
OSのロケールは日本にして、IMEも日本語入力を優先の設定。しかし、キーボードのキー配列は英語キーボード。基本日本語環境だけれど英語配列キーボードを使っているなんてのは、ままあることかと思います。しかしwin10的にはあまり安定しない運用方法なのでしょうか? ロック画面が英語表記で表示されるのはマズい気がするのですが、よりにもよって英語表記のロック画面をスワイプしたときのみ物理キーボードが機能します(汗)。
6.prtscrキーがない件
スクリーンショットアプリを使いましょう。
Snipping Tool
どうやらwin10に付属しているツールのようです。これがあるから専用キーを割愛したのでしょうね。ただこのツール、文字入れや矢印線、楕円や四角の囲み線、なんかのグラフィック機能が超貧弱すぎてむしろ皆無です。
Screenpresso
たぶんこれが最メジャーではないかと。吹き出しやら、矢印線やら、丸囲み数字つきのピンやら、パーツがたくさんあってキレイなスクリーンショットを作れますし、動画もキャプチャできるようです。とっても高機能。けれどフリー版で利用するばあいは、画像にロゴがはいるのと、5秒間のCMが挿入されるとのことなのでウザいからインストールしてテストさえしていません。
FastStone Capture(version3.5)
最新版はデスクトップの操作を動画で記録できるらしく、それができるバージョンからシェアウェアみたいです。バージョン3.5が無料版の最終版だということで探してきてインストールしました。動作確認OSにwin10がなかったのでほんのすこ~し心配しましたが、動きます。ただしスクリーンショットの端にエフェクトをかけられるせいだと思うのですが、余白ができてしまいます。私のスクリーンショットが全部3辺に背景色がはいってしまっているのはそのためです。
Snipping Toolでスクショを撮り、グラフィックアプリでメモ書きする
Snipping Toolだと余分な余白ははいらないし、キャプチャしたいウィンドウの選択、ブラウザの非表示エリアを含めたウェブサイト全体だの、スクリーンショットを撮るぶんには一通りできます。メモ書きは別に用意したグラフィックアプリでやるというのがキレイなやりかただと思います。面倒くさいから私はやりませんが。
7.総評
こんな人にお薦め
1)バッテリもちのいい端末が欲しい人。
2)携帯性を損なわない小型端末でモニタがそこそこ大きいのが欲しい人。
3)ネット端末用ノートPCの代替えが欲しい人。
※わたしはゲームをまったくしないのでなにもプレイしていませんが、ゲーム用端末ではないと思います。
4)windowsがどうにもこうにも必要な人。
5)windowsのカスタマイズをネットで調べるのが苦じゃない人。
6)androidでも遊びたい人。
7)マウスを携帯するのがいやだから、タッチパッド付きのキーボードでやりくりたい人。
8)中華パッドに突撃したことで漢気を表現したい人。DELLかとおもいきやVOYO。なにそれなロゴ。
9)メーカーサイトにリカバリイメージ(中国語版だけど)とドライバセットがある。
10)ちょっとやそっとおかしな挙動をしても壊れたわけじゃないと端末を信じられる人。焦って矢継ぎ早にあれこれ押したり、抜いたり、たたいたりしなければ「居眠りしてましたが、なにか?」くらいの感じでちゃんと動きはじめます(汗)。
こんな人には薦めない
1)買ったまんまでなにもかもがきっちり動くことを期待する人。
2)パソコンなんかなくてもスマホで十分な人。
8.関連リンク
VOYO VBook V1 - なかなかのクセモノ!キーボードに苦闘中(読者レビュー:miyukiさん):ウインタブ
VOYO VBook V1 - 質感高く、サイズ小さく、デュアルブート!ありそうでない2 in 1(実機レビュー):ウインタブ
VOYO VBook V1 WiFi Ultrabook Tablet PC:Everbuying
※この記事で使用している製品はEverbuyingからの提供品です