こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は中国のスタンダードノート「Chuwi LapBook」の読者レビューです。15.6インチと中華製品としては珍しく大柄で、「タブレットスペック」かつ、「見た目が立派で高い質感」を両立させた製品です。レビュアーは「wtobi」さんで、ご家庭での据え置き型PCとして使っていただいています。使用感や製品の長所・短所についてもわかりやすくまとめられており、購入を検討している人にはとても参考になる内容だと思います。ではwtobiさんのレビューをどうぞ!
1.はじめに
こんにちは。この度、ウインタブ様のご厚意により「Chuwi LapBook」のレビューをさせていただくことになりました、wtobiと申します。2016年末に向けてパソコンを必要としていた折、幸いにもレビューに当選しまして、この機会を与えてくださったウインタブ様並びに提供元でございますGearbest様にお礼申し上げます。ありがとうございました。
まずはレビュー開始の前に、私のノートパソコン使用歴(社会人になってから)をご紹介致します。
あくまでも私個人の使用PCでの話にはなってしまいますが、RAMは14年前から約16倍になりましたが、ストレージは大きく変化はなく、40GB(HDD)⇒64GB(eMMC)と約1.5倍に留まっております。外部メディアの大容量化&低価格化が進んだことで、個人的には内蔵ストレージは最小限でいいかなと思いますので、私の使用条件には非常に合っているようです。
それではレビューに入らせていただきますが、やや主観が多い内容かもしれません。見苦しい点などあるかと存じますが、最後でお付き合いいただけましたら幸いでございます。
2.筐体
スペックにつきましてはウインタブ様が実機レビューにて詳細に記載してくださっておりますので、サイズ感・外観についてレビュー致します。
サイズ感は以下画像の通り、Windows Mobileの名機、WS020SH(2008年から約3年間使用)との比較ではこんな感じです。やはりウインタブ的にはWindowsPhoneとの比較でないと無意味ですからね!!
う~ん・・・。イマイチサイズ感が伝わりませんね。ということでおそらく日本で一番メジャーかつ人気のあのゲーム機との比較です!
もはやよくわかりませんね。これがもしクラシックミニでない場合、とんでもないサイズになってしまいますしね。すみません、ウインタブから脱線してしまいました。
真面目に比較させていただきまして、おそらく皆様の周りでも使われている方が多いであろう、iPhone6sとの比較です。
サイズ感としては、B5サイズの用紙を横に2枚並べたようなサイズでして、15.6インチのノートパソコンとしては、標準サイズかなと思います。ただし重量は1.86 kgという事で、同サイズの他ノートパソコンと比べると、かなり軽いのではないでしょうか。私が仕事で使っている13.3インチのノートパソコン(業務中しょっちゅうオフィス内を持ち歩きます)が約1.75kgなので、個人的には重量に関してかなり優秀だといえます。残念ながらLapBookを外に持ち出す機会はありませんでしたが、保護ケースさえあれば持ち運びも出来そうです。
外観ですが、ロゴが中央にデーンと位置するタイプではなく、右下に控えめにワンポイントで入っています。好みの分かれるところですが、中央に「CHUWI」と入っていてもなかなかシンプルで格好いいかなと思いました。(CHUWIだけに中央・・・)
質感はウインタブ様の実機レビュー記載の通り、安っぽさもなく、とてもいい質感でした。天面はすべすべ、キーボード面はタッチパッド部分含めややザラザラ(ほんの少しですよ)した感じですが、どちらも純白とも言える色ですので、手の汚れにはかなり気を付けて使用しました。おかげさまで、試用期間2週間でも純白キープしております。
3.使用感
タッチパッド及びキーボードについて
実機レビューにもありましたが、タッチパッドがやや右すぎるという件についてはやはりその通りで、もう少し左、具体的にはスペースキーの真下くらい?にあってもよいかなと思いました。ホームポジションをとるために「F」キーと「J」キーに人差し指を置いたときに、右手だけ極端にタッチパッドに被ってしまうイメージです。
とはいっても、慣れてしまえば特に気にならなくなり、キー入力中にタッチパッドを変に触ってしまい意図しない動きをしてしまうという事は特にありませんでした。
もちろん個人差はあると思いますので、気になる方はマウス使用&「Fn+F2」でタッチパッド無効で使用すれば全く問題ありません。
キーボードですが、キーサイズ、キーピッチも十分過ぎるほど確保されており、快調に文字入力する事が出来ました。私の大好きな(というか必須です!)右クリックキーもありますし、変に省略されているキーもありません。ただ、電源ボタンが右上端にあり、ごくまれにですが「Delete」キーを押そうとして電源ボタン押す⇒スリープしてしまうことがありました。復帰が早いのでそれほどストレスにはなりませんでしたが、電源ボタンは入力キーから少し外れた所にあるとより良いと思います。
また、これはLapBookに限ったことではなく海外キーボードであればほとんどそうだと思いますが、Enterキーのサイズが1列分というのがどうも私は苦手らしく、度々Enterキー上の「\」キーを押してしまう事がありました。こちらに関しては慣れるしかない事ですし、LapBookの問題ではないので、本製品の評価の良し悪しには無関係ではあります。
データ転送について
今回のレビュー応募の目的の一つに、「外付けHDD(USB3.0対応)内データの整理」があります。本製品のUSBは2.0と3.0両方搭載しておりますので、せっかくなので実力を測るために比較してみました。
結果は以下の通りです。
USB2.0と3.0の比較では、ある意味当たり前ですが3.0の方が断然早く、なぜか感心してしまいました。実は今までUSB3.0対応のHDDを、USB3.0ポートに挿して使った事がなかったのです。以前使っていたThinkPad8はUSB3.0ポートがあったのですが、Micro規格であったためHUB経由だと我が家の外付けHDDを認識せず、今やっと本来実力を発揮できました。今回のレビューで一番嬉しかった事かもしれません・・・。
内部ストレージとの比較では、ランダムアクセスについては圧倒的に内部ストレージが早い結果となりましたが、シーケンシャルアクセスには大きな差はなく、むしろ外付けHDDのほうが早い結果でした(特に書き込み)。すみません、私がUSB3.0とeMMCの速度について詳しくないのですが、正直な感想としては、「3.0って速いんだなー」というのが率直なところです。
年賀状印刷
なぜこのタイミングで、というかむしろこのタイミングだからこその年賀状印刷なのですが、こちらも実はレビュー応募目的のひとつでした。おかげさまで素敵な年賀状が作成できたのですが、結果的には液晶品質の簡単なレビューとなります。
下記画像が実際の液晶表示と、印刷後の葉書を撮影し、並べたものとなります。
どうしても液晶表示はドットが目立ってしまうため若干粗く見えてしまいますが、色味は印刷結果との大きな乖離は無く(少し薄い?)、印刷を伴う作業も十分実用的だと感じました。視野角については、上下は確かに狭く液晶の角度により若干見にくくなりますが、左右は悪くはないどころか非常に見やすく、家族でパソコンを囲んで年賀状を作成する時も、ワイワイ楽しく作ることができました。
4.まとめ 良かった点・気になった点
良かった点
・液晶サイズと解像度
⇒家庭で据え置きで使うノートパソコンとしては、最良のサイズだと思います。1,920 x 1,080を活かせるのはこのくらいの液晶サイズが必要かなと個人的には感じました。また、軽いので部屋間の移動が苦になりません。
・筐体がそれほど熱くならない
⇒使用しているとDC-IN付近がほんのり熱くなりますが、気になるほどではありません。
・テンキーなしキーボード
⇒テンキーがあると手の位置が全体的に左寄りになってしまい違和感を感じるため、個人的にはテンキーが無い事がよかったです。
・挙動の安定性
⇒2週間ほぼ毎日帰宅後に使用しておりましたが、一度もフリーズ等は発生しておりません。
極端に負荷のかかる作業はしていないという事もありますが、この価格帯でこの性能、素晴らしいと思いました。
気になった点
・Enterキーのサイズ
⇒やはりEnterキーは2列分のサイズがほしかったです。
ただし使用感でも記載させていただいた通り、これは英語配列キーボードの場合はほとんどこのサイズだと思います。
・キーボードの打鍵音
⇒キーピッチ等は問題なかったのですが、入力時のパチパチという音がやや気になりました。個人的にはもう少し静か&やわらかい感じが好みです。
・電源ケーブルの長さ
⇒これは使用する方の家具などの配置にもよりますが、私の環境では少し短く感じました。同じ規格のケーブルで長いものが無いか探してみようと思います。
・USBポートの数
⇒正直2つだと拡張性が低いので、せめて3つは欲しかったかなと思いました。HUBで解決する問題ではありますが・・・。
結果的に気になった点は物理的な項目であり、下2つは簡単に解決できる事ですね。とはいえ未だ使用して2週間ですので、新たに気になる点、そしてもちろん良い点も出てくるかもしれません。今回の1回のレビューで終わりにせず、今後も使用して気づいた点があれば引き続きレビュー追加していこうと思っております。
5.さいごに
もっと負荷のかかる作業も実施したうえでレビューできればよかったのですが、私自身の使い方ではせいぜいChromeでタブを10個くらい開いたままYoutubeを見るくらいでした。それでもメモリ使用率は60%くらいでしたので、メールやウェブブラウジング、テキスト入力などがメイン使用の方にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い機種であるといえます。
個人的にはかなりのお気に入りですので、これからも我が家ではメインPCとして末永く使用していくつもりです。
最後に、この機会を下さったウインタブ様とGearbest様に改めてお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
6.関連リンク
Chuwi LapBook - 15.6インチ、中国のスタンダードノートは安定挙動で仕上がり良好!(実機レビュー)
CHUWI LapBook Windows 10 Laptop:Gearbest
※レビュアーが使用している製品はGearbestの提供品です。