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Panasonic Let’s Note XZ - 12インチ、キーボード分離型の2 in 1、「タブレットモバイルPC」だって!

Panasonic Let's Note XZ
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。PanasonicのLet’s Noteといえば、ハイエンドのビジネスノートラインで、ウインタブ的には10.1インチサイズの「RZシリーズ(キーボード非分離型2 in 1)」が最も気になる製品、という感じなのですが、今回紹介する「XZシリーズ」はそれよりも一回り大きい12インチサイズです。しかし、Let’s Noteとしては初となる、キーボード分離型の2 in 1となります。

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Let’s Noteシリーズはすべてハイエンドといっていいスペックになっており、その分価格もかなりお高いですよね。欲しいと思ってもそう簡単に購入できるようなものではないのですが、チャンスがあったらぜひ一台!という気持ちになるくらいの製品だと思います。XZシリーズも典型的なLet’s Noteといいますか、スペック表や筐体デザインを見ると絶対欲しくなるわけですが、やはりそう簡単に購入できる代物でもないです…。

1.スペック

OS: Windows 10 Home / Pro
CPU: Intel Core i5-7300U / i7-7600U(ともにvPro対応)
RAM: 8GB / 16GB
ストレージ: 256 GB / 512GB / 1TB SSD
ディスプレイ: 12インチIPS(2,160 × 1,440)
ネットワーク:  802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1(LTEモデルあり)
カメラ: インのみwebカメラ(207万画素)
入出力: 
(タブレット)USB Type-C、オーディオ、DC-IN、(SIMスロット)
(キーボード)USB 3.0 × 3、SDスロット、HDMI、D-sub、LAN、DC-IN
バッテリー稼働時間: 4.5時間(タブレット)~9時間(キーボード込)
サイズ: 
(タ7ブレット)286.5 × 206.2 × 9.5 mm / 550 g
(キーボード込)288.5 × 223.7 × 22 mm /1,019 g

Let’s Note XZシリーズは他のLet’s Noteシリーズ同様、量販店向けのものと直販専用のものがあります。非常にバリエーションが多いのですが、この記事では直販専用の「カスタマイズLet’s Note」のスペック表に基づいて説明します。

OSはWindows 10の64ビットでHomeとProを選択することができます。CPUはKabylake世代のCore i5もしくはi7ですが、量販店向けのモデルが割とよく見かけるCore i5-7200Uであるのに対し、直販モデルはvPro(主に企業などのシステム管理者向けでPCの運用管理を支援するIntelの技術)対応のCore i5とi7になっています。

RAMは8GBもしくは16GB(量販店モデルは8GB)、ストレージは256GB / 512GB / 1TB(量販店モデルは128GBと256GB)から選択することができます。また、ディスプレイはQHD(2,160 × 1,440)と非常に高精細で、Surfaceタイプなど一部の12インチクラスの製品でこれを上回る解像度のものがありますが、個人的にはこのサイズであればQHDでも十分に満足できるレベルだと思います。

この製品は12インチサイズですが、Surfaceタイプのように薄型のキーボードと組み合わせて使うのではなく、ヒンジ付きの本格的なキーボードが付属します。もちろんSurfaceタイプのキーボードよりも厚みがありますが、決して重くはありません。

サイズについては「さすがLet’s Note」です。タブレット本体の重量がわずかに550 g(ただしLTEモデルはプラス40 g)なんです。これって、10インチクラスのタブレットといい勝負(むしろやや軽い部類)なんですよね。そして、ヒンジつきキーボードの宿命である「タブレットの重さを支えるために、ある程度重くしなくてはならない」というのを克服している、というか、タブレット+キーボードの重量が1,019 gに収められています。Surfaceタイプの製品の多くはタブレット部分が800 g程度、キーボード部分が300 g台くらいですから、この製品はヒンジ付きのキーボードを装備しつつSurfaceタイプより軽い、ということになります。

ヒンジ付きの厚みのあるキーボードのメリットはたくさんあります。まず、見た目のとおり、接続すればほぼ完全なノートPCとして使えること、キーストロークを深めに取れること、そしてポートを装備できることです。この製品の入出力ポートを見てもらえばわかりますが、タブレット本体側だとやや不足感があるものの、キーボード側のポート類は非常に充実していて、並みのモバイルノートをしのぐ拡張性が確保されています。

また、タブレット側だけでなくキーボード側にもバッテリーが内蔵されており、「重くしなければならない」という宿命を逆手に取ってます。上のスペック表のバッテリー稼働時間は内蔵バッテリーSとバッテリーパックSを使用した場合のもので、内蔵バッテリーLとバッテリーパックLを使用すれば稼働時間は9時間(タブレット)、18.5時間(キーボード込み)に伸びる、ということです(ただし、重量はそのぶん重くなります)。

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2.筺体

Panasonic Let's Note XZ タブレット部分
これがタブレット部分です。ベゼル部分に側面のシルバーっぽい色が回り込んでいるのが特徴ですね。12インチながら550 gと軽量なので、タブレットのみでも使いみちが広そうです。

なお、メーカーサイトには手書き入力が可能(ペンは別売り)、という説明がありましたが、手書き入力に関する詳細な説明はなく別売りのペンについても2月17日発売ということがわかっているものの、価格などは表示されていません。ただ、電池式ということなので、筆圧には対応するのではないか、と思われます。

Panasonic Let's Note XZ 正面
正面から見たところです。ご覧の通り、紛れもなくLet’s Noteの顔をしていますよね。独特の丸いタッチパッドもついています。キーボードはキーピッチ横19 mm、縦16 mm、キーストローク2 mmでキーの形状は「リーフ型(左上と右下に丸みがある)」となっています。

Panasonic Let's Note XZ タブレット 各部名称
タブレット部分の各部名称です。USBポートはType-Cが1つのみで、これだけだとちょっと厳しい感じですね。また、Core iプロセッサー搭載のため、通風口が開けられています。

Panasonic Let's Note XZ 側面1
Panasonic Let's Note XZ 側面2
左右の側面です。キーボード面にはポート類がかなり充実していて、ノートPC形態で使う場合は不自由がなさそうです。

なお、Panasonicでは、特設サイトにこんな説明を入れていました。

細部まで特にこだわっている、キーボードとタッチパッド。
「打鍵感がありタイピングしやすいこと」と「画面スクロールしやすいこと」は、作業効率を高めるために必須だと考えているからです。
そのためには多少の厚みが出ても、使いやすさを優先。
レッツノートの厚みは、作業効率を意識した結果できた厚みなのです。

これが、PanasonicでSurfaceタイプをやらない理由、ということなんでしょう。

3.価格など

Panasonic Let’s Note XZシリーズは2月17日の発売予定で、直販モデルの価格は291,384円(税込み)から、となっています。ちなみに最上位の構成だと470,660円ですわ…。このクラスの価格、どっかで書いたなあ、と思ったら、「マウス NEXTGEAR-NOTE」やん!と。

方向性は違いますけど、どちらも「ニッポンのノートPC」ですなあ。あ、そうそう、量販店モデルの方ならいくぶん購入しやすくて、250,000円程度から、ということですよ!

4.関連リンク

レッツノート XZ スペシャルサイト:Panasonic 特設ページ

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コメント

  1. 匿名 より:

    絶対買えない価格だけど このLet’s noteのこのスペックと そのスペックを成し遂げようとしたチャレンジスピリッツはホント評価したい

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。同意しすぎです。結局すごく高いわけですけど、Panasonicは妥協しないで作った、ということなんでしょうね。それがみんなに伝わってるから、高くても欲しくなる、と。でも限度はあるぞ、とw

  2. 匿名 より:

    スマホで見てるだけで変なHPに誘導されるけど広告にスクリプト埋め込まれてる?

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。Googleの広告です。最近方式が少し変わったようで、いろいろ試行錯誤しているみたいですよ。でもGoogleなんでUIのほうはどんどん改善されると思います。ご迷惑をおかけしてすいません。

  3. 匿名 より:

    バッテリーを増やしても外装が変わらないなら、550gのは中身スカスカだな。
    表記四時間なら実動二時間か。ありきたりなスペックからバッテリーを抜きまくって550g、これが日本の技術力!四十万円!
    馬鹿しか騙せないのでは。

  4. 匿名 より:

    相変わらず自動車メーカーみたいに箱の方にコストと労力を注ぎ込んでますねぇ
    自分には手が届かないけど身内がパナ好きなんですよね・・・
    買ったら分解させてくんないかなー(わきわき)

    興味深いのはSurfaceBookに近い事ですね
    (バッテリーを限界まで切り詰めてキーボードが常に本体へ電源を供給する)

    ビジネス2in1では構造上コンバーチブル型が大勢でセパレートは少数派です
    元祖とも言えるレッツがニーズに最適化したセパレートを考えた結果が
    MSと同じ回答に行き着いたのは一定の重みがありますね

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。なるほど、SurfaceBOOKかあ、たしかにコンセプトに似たところがありますね。ふたまわりくらい小さいけど。

  5. うぃる より:

    Let’s Noteを所有していますが、確かに物は良いですね。

    ただ分離しなくとも良いならdynabook Vは半値程ですし、
    ある程度の価格のノートを数年置きに買い替えるなら、
    Let’s Noteを長年使うよりも良いように思います。

    • wintab より:

      うぃるさん、こんにちは、コメントありがとうございます。それ言い出したら中華…。潜在的に「いいものを長く使いたい」というのはありますね。お気に入りのをぼろぼろになるまで使いたいとか。

  6. eilanjp より:

    大丈夫、少し経てばまたどこかで投げ売りされるから…

  7. タケル より:

    これ欲しすぎる。。
    このアスペクト比でこのスペックで分離出来るって個人的にツボ。。。w
    縦にしてスタンドに置いたら、書類読むのも打つのも絶対良いよねぇ。

    • wintab より:

      タケルさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私もほしすぎますけど、さすがにお値段が厳しすぎます。ニッポンの工芸品って感じ。