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VAIO Z - 新しいZはフリップとクラムシェルの2本立て!相変わらずハイスペック+職人芸

VAIO Z
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。VAIOの新しい13.3インチモバイルノートPC「VAIO Z」を紹介します。「モバイルノート」と書きましたが、VAIO Zは筐体が2種類あり、まさにモバイルノートPCといっていいクラムシェルモデルと、天板を変形させてタブレットとしても使えるフリップモデルの2種類があります。もちろんVAIOの名に恥じない、ハイスペックかつ細部までこだわりを感じさせる製品です。たとえ価格は高くとも、VAIOなんだからこうでなくちゃね!いや、そこまで高くないっす。

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1.スペック

クラムシェル

VAIO Z クラムシェル
OS:  Windows 7 Professional / Windows 10 Home / Pro 64ビット
CPU: Intel Core i5-6267U / Core i7-6567U
グラフィック: Intel Iris 550
RAM: 4GB / 8GB / 16GB
ストレージ: 128GB / 256GB /512GB
ディスプレイ: 13.3インチ(1,920 x 1,080)/ (2,560 x 1,440)※タッチ非対応
ネットワーク:  802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
カメラ: インのみ92万画素
入出力: USB 3.0 × 2、HDMI、SDスロット、オーディオ、電源
バッテリー: 約20.9~27.0 時間
サイズ: 324.2 x 215.3 x 15.0-16.8 mm / 重量 1.17 kg

フリップ

VAIO Z フリップタイプ
OS:  Windows 10 Home / Pro 64ビット
CPU: Intel Core i5-6267U / Core i7-6567U
グラフィック: Intel Iris 550
RAM: 8GB / 16GB
ストレージ: 128GB / 256GB /512GB
ディスプレイ: 13.3インチ(2,560 x 1,440)※タッチ対応
ネットワーク:  802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
カメラ: イン92万画素 / アウト799万画素
入出力: USB 3.0 × 2、HDMI、SDスロット、オーディオ、電源
バッテリー: 約19.4~19.7 時間
サイズ: 324.2 x 215.3 x 15.0-16.8 mm / 重量 1.35 kg

補足します。クラムシェルモデル、フリップモデルとも仕様はほぼ共通なのですが、相違点もあります。まずOSですが、クラムシェルモデルはWindows 7 Professionalを選択でき、フリップモデルは選択できません。また、RAM4GB、ストレージ128GB、ディスプレイ解像度1,920 × 1,080という(この製品としては)低スペックな構成を選ぶことができるのはクラムシェルモデルのみで、フリップモデルには下位構成がありません。その他、ディスプレイはクラムシェルモデルが非タッチ、フリップモデルがタッチ対応、カメラではクラムシェルモデルがインカメラのみであるのに対し、フリップモデルは高解像度のアウトカメラを備えていること、筐体にギミックのないクラムシェルモデルは重量1.17 kgと軽量、フリップモデルは1.35 kgとやや重くなっていることが挙げられます。

しかし、タテ・ヨコサイズは両モデルとも共通、下位モデルの存在を除けばCPUやRAM、ストレージ、入出力ポートなどの構成も両モデル共通となっています。

このスペック表を見るとVAIO Zシリーズがハイスペックなモバイルマシンであることはよく理解できます。しかし、富士通やNECの製品もそうですが、VAIOに関してはさらに「スペック表を見ただけじゃわからない」良さ、というのがあります。

2.筐体

VAIO Z 比較1
上の画像の左がクラムシェルモデル、右がフリップモデルです。この位置から見ると全然違いがなくて、唯一フリップモデルにはディスプレイ側にWindowsボタンがついていることがわかります。

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VAIO Z 比較2
一方背面を見ると、クラムシェルモデルは「普通」なのに対し、フリップタイプには天板を回転させる構造になっているため、溝のようなものが見えます。筐体はアルミニウムとカーボンのサンドイッチ構造になっていて、天板とキーボード(パームレスト)部分はアルミ製です。また、これらの部分には感触を良くするための「ブラスト加工」がなされています。

VAIO Z キーボード
キーボードにも相当なこだわりが感じられます。上の画像は通常の日本語キーボードですが、「フッ素含有UV硬化塗装」によるコーティングがなされ、防汚性、耐摩耗性が大きく改善されています。もちろんVAIOですから「静寂キーボード」仕様です。

VAIO Z 無刻印キーボード
これ、インパクトありますよね?キートップになにも書いていない「無刻印キーボード」がオプション設定されてます。もちろん抜群にカッコいいですが、使う人は選びますね。多分私は無理だと思います。でもなあ、VAIO買うような人なら、これを選ぶんだろうなあ…。

あと、これはスペック表に書いていることなんですけど、バッテリー稼働時間が「異常」ですよね。モバイルマシンなのでバッテリー稼働時間が長い、というのはいいことに決まってます。普通はバッテリーが大型化すると重量も重くなるはずなんですけど、VAIO Zは1.17 kg(1.35 kg)しかないんですよね。

VAIO Z 勝色ダブルアルマイト仕様
最後にこれです。「VAIOといえばパープル」というオールドファン(失礼しました)も多いと思います。私もVAIOのイメージカラーはパープルだと思っていました。実はこれ、VAIOのコーポレートカラーで「勝色」と言うそうです。上の画像、ロゴのところがうっすらと「勝色」になっていますよね。「アルマイト処理を施した天板に、さらにもう一度、特色のアルマイト処理を行うことで、Zラインの象徴となっているVAIOロゴのダイヤカット部分を鮮やかに染色。見る角度によって、VAIOロゴがコーポレートカラー「勝色」に輝きます。」とのことです。

この仕様はオプションですが、「Core i7+RAM16GB」のモデルのみに許されるそうです。しつこいですけど、VAIO買うような人なら全員つけちゃうんだろうなあ。

3.価格と発売時期

VAIO Zシリーズは「2月16日(火)9時 受注開始」の予定で、価格はソニーストアでクラムシェルモデルが税抜き156,800円(税込み169,344円)から、フリップモデルが税抜き199,800円(税込み215,784円)からとなっています。クラムシェルモデルのほうが低価格なのは記事中に触れたとおり、下位スペックの構成がクラムシェルモデルのみに設定されているためです。

これだけ見ると「思ったほど高くないじゃん」ということになりますね。細部に至るまでしっかりと作りこまれた製品の価格としては決して高くありません。あとは「無刻印キーボード」と「勝色ダブルアルマイト仕様」にして、あ、そうそう、勝色にするにはCore i7+RAM16GBにしなくちゃいけないし…、ということでしょうねw

4.関連リンク

VAIO Z ビジネスモバイルマスターピース:VAIO公式サイト

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