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geanee WDP-1021-2G32G-CT-KB ー 10.1インチ、キーボードが付属するベーシックなWindows タブレットが登場!

geanee WDP-1021-2G32G-CT-KB
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。geaneeが10.1インチサイズのベーシックなタブレットを発売しました。キーボードも付属しているので、タブレットとしても、ノートPCとしても使うことができます。低価格帯のWindows タブレット市場は、最大手メーカー群が手を引きつつあると感じられる中、geaneeやKEIANなどが頑張りを見せてくれていますね。

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1.スペック

geanee WDP-1021-2G32G-CT-KB スペック表

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スペックの方は2017年水準だとミニマム、という印象があります。2014年とか2015年だと「BayTrail世代のAtom、RAM2GB、ストレージ32GB」とかが当たり前でしたし、選択肢もたくさんあったのですが、現在だと競合製品もそんなに多くないです。CPUはAtom Z8350、RAM2GB、ストレージ32GBとなっていて、記事タイトルにあるように「ベーシック」な構成です。ただ、Windowsの大型アップデートに必要な空き容量が縮小傾向にあるため、32Gストレージでも実用性は確保されると思います。CPUとRAMに関しても、タブレットとしてシングルタスクで使うのであれば十分だと思いますし、ノートPC形態でもExcelとかWordとかWebブラウジングとかであれば特に問題なく使えると思います。

ベーシックなのはそれ以外の構成でも同じで、ディスプレイは1,280 × 800ですし、Wi-Fiもa/ac規格には対応しません。また、サイズの方も厚さが12 mmあります(最近だと10インチタブレットのほとんどが10 mm未満の厚さです)。

ただし、これが悪いというわけではなく、キーボードが付属するという利便性もありますし、実売価格との兼ね合いでも評価すべきものでしょう。キーボードは中華製品のように英語配列ではなく日本語配列で、パンタグラフ方式、そして重量も391 gと軽量です。タブレット本体(553 g)と合わせても944 gと1 kgを下回るのはありがたいところです。

2.筺体

geanee WDP-1021-2G32G-CT-KB 筺体
この製品の付属キーボードはカバー一体型で、キーボードについているカバー部分を変形させてタブレット本体を支えるタイプです。タブレットとキーボードはコネクターによる物理接続なので、接続時の挙動は安定すると思われます。

geanee WDP-1021-2G32G-CT-KB キーボード接続 背面
このタイプのキーボードは軽量にすることができますが、ヒンジつきキーボードとは異なり、接続時にディスプレイ角度の調整ができません。また、接続の強度も弱いため、ものによっては不安定な場所でうまく使えないことも多いです。そして、最大の欠点だと思うのが、台座が存在することによって、設置時に大きな奥行きを必要とすることです。

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ただ、この画像を見ると台座部分がかなり小さくなっており、奥行きはそれほど大きくないようですね。パッと見ただけだと「ちょっと古い」デザインに思われましたが、いろいろと改善されているようです。

geanee WDP-1021-2G32G-CT-KB タブレット正面
geanee WDP-1021-2G32G-CT-KB タブレット背面
タブレット単体の画像です。トラディショナル、といいますか、特に正面から見るとほとんど個性がありませんね。普通です。また、背面の素材は不明ですが、こちらも特に強い個性は感じられません。強いて言えばgeaneeのロゴでなく、Intelのロゴが目立ちすぎ、と思います。

geanee WDP-1021-2G32G-CT-KB ポート類

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各部名称とキーボードレイアウトです。この製品はフルサイズUSB(Type-A)とmicroUSBが本体側にあり、独立したDC-INもあるので、タブレット製品としては拡張性が考えられていると思います。

また、キーボードに関しては日本語配列でレイアウトも悪くないように思いますが、Enterキーがやや小さく、英語配列のキーボードのように横長になっていることと、右側のShiftキーが見当たらない、というのがちょっとトリッキーですね。右のShiftキーって私はすごく使用頻度が高いんですけど、需要ないのかなあ…。

3.価格など

geanee WDP-1021-2G32G-CT-KBは5月9日に発売され、ウインタブでおなじみのNTT-Xストアでは税込み28,620円で販売されています。geaneeは本来法人市場に強いと思われますが、最近は個人向けの販売にも力を入れているんでしょうか、この製品についても「法人向け」という打ち出しはなされていません。NTT-Xストアでは以前から簡単に購入できてますけどね。

この製品、ごくベーシックなスペックとデザインなので、どうしても価格勝負的な位置づけになってしまうと思います。あるいは法人向けが主戦場ということになるのかもしれません。ただし、このスペックが悪いということは思いません。もともとAtomというCPUはそれほど高性能なものではありませんから、むしろこのくらいのスペックで折り合いをつけながら使ったほうがいいのかもしれません。「KEIAN WiZ KBM101K」とか、「acer Switch One」など、この製品と競合する価格帯の2 in 1にも数は少ないながら魅力的なものがありますから、それら競合製品と価格比較などをしつつ選んでいく、ということになると思います。

4.関連リンク

Windows 搭載 10.1インチタブレット型PC:geanee 製品紹介
WDP-1021-2G32G-CT-KB:NTT-Xストア

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コメント

  1. aila より:

    一瞬MouseのWN1001のマイナーチェンジ新機種かと思うぐらい仕様やポート類の配置がそっくりですね。SDカードスロットにカバーついてるところなんかもほぼ同じ形状構造で。

    キーボード付きでこの値段なら十分お買い得だとは思うんですが、やはりストレージ32GBが惜しいなぁ。