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Intel Compute Stick - 手のひらサイズのWindows PC、マウスm-Stickにそっくり!

Intel Compute Stick

Intel Compute Stick

こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。昨年末にマウスコンピューターが手のひらサイズ(パッと見た感じ大型のUSBメモリー)のPC「m-Stick MS-NH1」を発売しています。非常に魅力的な製品で、発売開始後数分で初回ロットが完売、という爆発的な売れ行きであった、ということですが、ウインタブでは記事にしてませんでした(失敗)。

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で、今度はCES 2015でIntelがスティック型のPC「Compute Stick」を発表しました。ちょうどいい機会なので、マウスコンピュターのm-Stickと比較しつつ紹介します。

1.スペック

Compute Stick

CPU: Intel Atom(型番不明)
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB eMMC
ネットワーク: Bluetooth 4.0, 802.11 b/g/n
入出力: USBポート×1(充電にも使用)、HDMIポート×1
サイズ: 長さ約10センチ、重量約42g

発表されたばかりなので詳細なスペックが公表されておらず、現在わかっているのはこれだけです。

m-Stick MS-NH1

マウス m-Stick MS-NH1

マウス m-Stick MS-NH1

マウス m-Stickのスペック表

※クリックで拡大します

m-Stickのほうはすでに販売されて(といっても2015年1月8日現在のステータスは「入荷待ち」)いるので、詳細にスペックを確認できます。

結論から言って、Compute Stickとm-Stick、ほとんど同じといっていいくらいによく似たスペックです。CPUはCompute StickはAtomということ以外は不明ですけど、海外メディアNeowinによると「BayTrailである」ということですし、RAMが2GBですから、m-Stickと同じZ3735Fである可能性が非常に高いと思われます。

CPU以外の部分、RAM、ストレージ、Bluetoothや無線LAN、入出力インターフェースなど、わかっている部分はほぼ同一で、サイズも相当似通っています。デザインのほうもそっくりですが、Compute Stickのほうは排熱によさそうなスリットがついていますね。

m-StickのほうはOSがWindows8.1の1グレード構成であるのに対し、Compute Stickは上記スペックのWindows8.1モデルのほか、RAM1GB、ストレージ8GBのLinuxモデルも用意されています。

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これらスティックタイプのPCはHDMIを使って外部のモニター(液晶テレビなども可)と接続しないと使えませんが、スペックだけ見るとWindowsタブレットに非常によく似ていますので、タブレットを持っている人はどの程度の性能なのかイメージしやすいですね。

2.価格

Compute StickのほうはWindows8.1モデルが149ドル(約17,700円)、Linuxモデルが89ドル(約10,600円)で発売予定時期は「2015年中」、m-Stickのほうは19,800円(税込み・送料込み)となっています。スペックもそっくりですが価格の方もそっくりですね。

3.どう使う?

m-Stickをモニターに接続

m-Stickをモニターに接続

スティックタイプのPC、もちろんこのままでは使い物になりません。「画面」と「マウス」「キーボード」が必要です。画面(テレビやPC用ディスプレイ)との接続はHDMIで行ないます。というか「テレビのHDMI端子にスティックPCを差し込む」といったほうがわかりやすいですね。そしてUSBかBluetoothでマウスやキーボードを接続することになりますが、Bluetoothの場合はともかく、USBポートは1つだけなので、常識的に考えてハブを用意しないと不便でしょうね。

なので、価格が2万円を切る、と言ってもPCとして使うためにはそれなりの追い金が発生することになります。そうすると今度は7インチ、8インチのタブレットよりも高価格になってしまうので、価格面でのメリットは小さい、ということが言えそうです。多少サイズが大きくてもいいのなら「ディスプレイついてる方(つまり、タブレット)がよくね?」という結論になる人も多いのでは?

また、ビジネスシーンで客先に持ち込んでプレゼン、ということを考えた場合、モニターをどうするのか、という問題(お客さんが貸してくれればいいですけどね)がありますし、キーボードとかマウス、あとケーブル類を持ち歩くことになるので、実はそんなに小さく、そして軽くはならないのでは?という疑問もあります。

自宅の大画面テレビのHDMI端子に常時ぶら下げておいて、必要があるときに起動し、大画面でWebブラウジングや動画視聴、また艦これなんかをやるのにはよさそうですけど、そうすると逆にモバイル性がなくなっちゃいますね。

ただ、「小型デバイスおたく」の興味はひきますよね、確実に。

4.関連リンク

Intel® Compute Stick:Intel公式ページ(英語)
Intel shoves a Windows 8.1 PC in a stick, sells it for $149.99:Neowin(英語)

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