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Surface Miniに期待すること-海外メディアから

Surface2

※これはSurface2の画像です。

Microsoftが5月20日にイベントを開催し、かねてから噂になっているSurface Miniを発表するらしい、ということが騒がれてます。海外のブログメディアをいくつか確認してみましたが、

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・背面についていたスタンドは廃止、スタンドとしても使えるカバーが用意される
・Surface2によく似たシルバー
・QualcommのARMプロセッサ(よってOSはWindowsRT)
・7.5インチで解像度は1440×1080
・画面のアスペクト比は4:3でSurface&Surface Proの16:9とは異なる
・SurfaceProのようなデジタイザとペン
・6月出荷開始、ただし詳細日程未定

というスペックのようです。そして価格については

・iPad Miniよりも50ドルは安くして、350ドルくらい

との予想があります。日本だと39,800円になるのかな?

ソース1:New Surface Mini Details; No Built-in Kickstand:Microsoft-News.com

んで、同じく5月20日にIntelのHaswell(core i3とかi7とか)搭載のモデルも同時発表されそうです。こちらについては確たる情報がなく、10インチ級なのか8インチ級なのかもわかっていません。

ソース:Report: Microsoft Will Announce A Surface With Power-Optimized Haswell Variant Chip Instead Of Intel Atom:Microsoft-News.com

Surface Miniについては、こんな記事も見つけました。噂されているスペックを垂れ流すだけの記事よりもよっぽど面白いですね。英語得意じゃないんで読むのに結構苦労しましたけど。

Surface Miniで実現してほしい10のことがら(10 things we want to see in Microsoft’s Surface Mini)

原文:10 things we want to see in Microsoft’s Surface Mini:PCWorld
※必ずしも直訳じゃなく、抄訳ですが、大意はあってると思います。

1.LTEオプション

10インチと8インチじゃ使い方が違う。モバイルが便利になるように、絶対にLTEのオプションは最初から用意してね。Surface Miniを「コンテンツの消費」という目的だけじゃなく、「生産性ツール」として使うためには必須だから。

2.薄く、軽く、そして長期間にわたって通用するデザイン

MicrosoftがSurface Miniに強力なプロセッサを積まないのは、もっと効果の高いことを実現するための代償だよね?

3.モバイルに最適化されたARMプロセッサとWindowsRT

小さい画面でデスクトップ画面は使えねえ(suck)から!だからRTでいいの。ストアアプリあるじゃん。もしWindowsRTが今すぐどこかで光り輝けるところがあるなら、それはSurface Miniの中でだ!

4.タッチ操作に最適化されたOfficeアプリ

小型タブはメディアを見たりゲームをするためのもの。でもSurfaceは生産性を高めるためのもの。Microsoftにとって生産性といえばOffice。できれば開発中のタッチ操作バージョンのやつね。

5.デジタル(デジタイザ)ペン

デジタイザペンとOneNoteの組み合わせは8インチWindowsタブの激しい競争からSurface Miniを引っ張り上げてくれると思うよ。

6.よく考えられ、練られたシステム構成

WindowsストアはAppStoreとかGooglePlayに比べると圧倒的に遅れをとってる。Surface Miniではよく考えられたスタート画面を用意しよう。そんで、動画、音楽、ブックリーダー、Xboxのゲームをプリインストールしとけよな。あと、デジタイザがあるならOneNoteは主役だ!Xbox SmartGrassとNookもだ。電子書籍は8インチタブにとってラムとコークみたいな組み合わせだからな。

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7.Windowsエコシステムの入り口としての役割を

Surface Miniを使って新たなWindowsエコシステムの構築を進めるのはいいと思う。そのために動画とかストアアプリが無料で使えるクーポンをつけてほしい。OneDriveの容量をつけてくれる、ってのもいいね。

8.美しいデザインと品質の継続

これまでのSurfaceは目を引くデザインと豊富なポートを用意してくれてたけど、こういうのは継続してね。

9.スタンドとキーボードカバーはなしで!

iconiaにキーボード
Acer Iconia Tab のこの画像見てごらんよ。バカじゃねえの(ridiculous)?確かにSurfaceではキックスタンドとタッチカバーが目を引いたけど、8インチじゃそんなものつける余地はないから。

10.WindowsPhoneみたいなソフトキーボード

Windows8.1のソフトキーボードは決してダメじゃないけど、すごくいいってわけでもない。俺はWindowsPhoneのキーボードが好きなんだよね。

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この訳文に対して問題がある場合:It you have any problems with this translation
下記メールアドレスまでご連絡をお願いいたします。:Pls contact me at the following e-mail address
e-mail address: admin[at]win-tab.net  (at⇒@にしてください。:change [at] to @)

賛同するところ大、ちょっと反論もあり、かな

面白い文章なんですけど、ちょっと残念なのは今ある8インチタブってものを全然評価してくれてないんですよね。記事の冒頭に「スクリーンの小さいタブレットはコンテンツ制作よりもコンテンツ消費に適している」って書いてますし。だからSurface Miniを数少ない「仕事に使える8インチタブ」だと期待したいようです。9番でやり玉に挙げられてるIconiaのところは、「あんたの手がでかすぎなんだよ!」と言ってやりたい気分。私Vivotabにキーボードつけて使うこと多いし。

でも、賛同すべき点もあります。特に7番。このサイトでもWindowsストアアプリのレビューを書いたりしていますが、とにかくWindowsストアに魅力がありません。WindowsRTというOSが悪いとは思いませんが、デスクトップでの利用が極めて限定的になるRT機が、タブレットやスマホに最適化されたiOSやAndroidに対して基本性能とか使い勝手で優位に立つ、というのはすぐには難しいでしょう。Appleなんて、長年ハードウェアとソフトウェアを自前で提供し続けてきたわけで、iPhoneにせよiPadにせよ、カタログスペックの外側で使い勝手が追及されているというか、OSがハードウェアの性能を使い切ってますからね。

上の人も書いてますが、もっと重要なのはアプリのマーケットプレイス(Windowsストア,AppStore,GooglePlay)です。Windowsストアが一番充実している、という人は10人中1人もいないはずです。ストアが死んでるのでアプリを開発しても開発者が儲からない、開発者が寄り付かないのでアプリが増えない、アプリがないのでWindowsタブの評価は上がらないし買おうと思わない、という循環、いわば「負のエコシステム」ですね。

で、Surface Miniです。多分3万円台で投入されるであろうWindowsRT機ですが、これがブレイクしたとして、悪いほうに転ぶ場合、Windowsストアが原因で「使えないタブレット」として悪評が蔓延することが懸念されます。逆にいいほうに転ぶと、上の人も書いているようにWindowsのエコシステムが構築される、つまりストアがアプリで賑わい、アプリを介してのコミュニティが出来上がり、ハードウェアも出揃い、ますますWindowsタブレットが売れる、という好循環が期待できます。

MicrosoftはSurface Miniの価格をいくらに設定するのか、初期購入ユーザーを定着させるためにどんなギフトを用意するのか、そして世界最大のソフトウェアメーカーとしてWindowsストアにどう貢献していくのか…。昨年末から日本で活況を呈し始めたWindowsタブレットがiOSやAndroidを本格的に追撃する絶好のチャンスなので、Windowsタブレットの大ファンとしては、ここでMicrosoftにしっかり(財務的な意味で、儲かってるんですよね?)血を流してもらいたいところです。

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