あけましておめでとうございます。旧年中は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。年頭に際し、2021年の抱負を書いていこうと思います。
2021年は私にとって非常に苦しい一年でした。「いい方向に変わっていきたいが、全然変わることができない」という思いをずーっと引きずってきました。ウインタブも開設以来約8年となり、それなりに積み上げてきたことがあると思っていますが、もしこのまま何も変わらずに記事を掲載しているだけなら、そのうち世の中から取り残されてしまうでしょう。これまでの蓄積をないがしろにせず、しかし「新しいこと」に取り組んでいかなければならない、そんな思いを抱きつつも、毎日毎日何も変わらずに流してきた、というのが2021年だったと思います。
とはいえ、「劇的に新しいこと」というのはそんなにあちこちに転がっているわけではなく、また自分の能力を鑑みて「できることから取り組んでいく」しかないと思っています。
1.周辺機器に注目
2021年のお気に入りガジェットではやたらとたくさんの周辺機器をピックアップしてしまいました。私、2021年はPCの購入をしていないのですが、周辺機器を多く購入しましたし、実機レビュー機会にも恵まれました。
PCというのはそんなに安価なものではないので、読者の皆さんもそう気軽にじゃんじゃん購入できるわけではないと思います。私もそうです。しかし、周辺機器の多くは1万円以下で購入できますし、安価なものでも劇的にPC環境を改善してくれることがありますよね(使い物にならないことも少なくないですけど…)。
また、MOFT Smart Desk Matのように、「なんか可能性を感じる」もの、言い換えれば「実用性は未知数だが、とりあえず欲しい」ものがたくさんあります。2022年はそういった「ちょっとひねりの効いた」周辺機器を積極的に購入し、試してみたいと思います。
2.レビュー形式の見直し
これ、以前からずーっと課題として取り組んでいましたが、2021年は何の進捗もありませんでした。ウインタブのPCやスマホの実機レビュー記事は1万字くらいになることが多いです。「レビューに入れるべきこと」というのを決めていて、なるべくそれらを記事内に盛り込むようにしているためです。これが「変わりたいのに変われない」元凶ですね。
つねづね「モバイルノートのレビュー記事にCINEBENCHのスコアを入れる必要があるか?」とか、「外部GPUを搭載していないスタンダードノートで筐体の発熱について触れる必要があるか?」などということを考えています。ないよりはあったほうがいいんでしょうけど、その製品固有の特徴、すなわち読者が本当に知りたいであろうことに文字数を割くべきではないか、と思うんですよね。あと、文字数1万字は多すぎです。
もともと「ひとつの機種の実機レビューで情報を小出しにして何本も記事を書くのは読者のためにならない」と思っています。「記事1本で買うべきか買わないべきかを判断できる」というのが「いいレビュー」だと思います。ひとつの製品の購入検討をしているのに何本もの記事を読まされたり、クソ長い文章を読まされるのでは読者だってたまったものではありません。
理想は「文字数は今の半分、で、本当に知りたいことが詳しく説明されている」というレビューです。これ、「言うは易し…」で、かなり難易度が高く、レビュアーがその製品の特性やセールスポイントを事前に全て理解しておいて、ポイントを絞った短めのレビュー記事に仕上げる、ということになりますので、1万字書くよりも数段難しいですね。でも、1月に実施するレビューから取り組んでいきたいと思います。
3.お気軽にご投稿ください!
2021年はライターのかのあゆさんが大活躍してくれました。毎月10本とか15本とかの記事を投稿してくれていまして、サイト運営的にも大変助かりました。また、彼は「夕方に新製品紹介の記事を頼んだら翌朝までには投稿する」という短納期で執筆ができる、「本業を持っているライター」としてはとても貴重な人材です。
また、natsukiさんもかのあゆさんとは全然別な意味で大変素晴らしく、頼りになるライターです。彼はこちらから一切情報提供をしていないのに、独自で記事ネタを発掘し、毎月数本、多いときは10本くらいの記事を投稿してくれています。特にこの記事の「周辺機器」の章で書いたような製品を見つけ出し、記事にするのが得意だったりします。
他のライターについては、ご本業が非常に忙しかったりして、年度後半から投稿本数が少なくなってしまいましたが、皆さんお得意の分野をお持ちなので、マイペースでご投稿をお願いできれば、と思っています。
それと、「読者投稿」という形式ですが「渋谷Hさん」という人がおられ、この人は年に1回くらいのペースで非常にレベルの高い記事を寄稿してくれています。「月に何本か記事を書いてください」とお願いしたいところなのですが、彼の記事の方向性は「そう簡単に量産できるようなものではない」です。なので、無理にご投稿をお願いするのではなく、ご自身のペースで力のある記事を投稿していただきたいと思います。
2022年は「ライター」として明確にご就任いただくのではなく、渋谷Hさんのように、たまに高水準、あるいは面白い記事を投稿してくれる人を探したい、と思います。そういう人が何人か見つかれば、ウインタブの記事の幅を広げてくれるでしょうし、読者のみなさんにとって面白いコンテンツが増えることにもなります。
ということで、この場を借りて、読者の皆さんにご投稿をお願いしたいと思います。ライターということでなく、単発のご投稿で構いません。また、PCやスマホ、タブレット、周辺機器に関係するものであればフリーテーマで結構です。例えば「古いノートPCを改造してみた」「5年間使って、今でも手放せないマウス」「旅行中でも快適にPCを使う方法」などなど、ご自身のこだわりとか、便利な小ワザなどありましたらご投稿ください。もちろん少ないですが謝礼も用意します。ウインタブの連絡用メールアドレス「win-tab[at]outlook.com([at]を@に変えてください)」までお気軽にお問い合わせください。
4.まとめ
この画像、2021年の新年ご挨拶でも書かせていただきました。”Boys, be ambitious”です。札幌農学校の初代校長であるウイリアム・スミス・クラーク先生の名言、「青年よ、大志を抱け」ですね。
すでに青年ではなく、むしろ年々青年から遠ざかっているのですが、2022年は「大志」とは言えないまでも「志」を忘れずに努力していきたいと思います。これまで述べてきたとおり「変わらなきゃ」と思っていますので、いろいろと試行錯誤していくつもりです。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
コメント
あけましておめでとうございます.今年もよろしくお願いします.
2022年もたくさんのガジェットがヒットしますように.
Alderlakeのノート版とかSnapdragon 8 Gen1とか気になりますね!
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。Snapdragon 8 Gen1の実機はぜひウインタブでもレビューしてみたいですね!早めに機会が巡ってくればいいのですが…。
おめでとうございます
2022年のガジェットで気になること
Dimensity9000、ZEN4、AlderlakeミニPC、TSMC3nmの進捗状況
いい加減GPUの値段下げて
PD3.1が解禁されたのでUSB関連企業の今年の動向
今年もいい年になりますように(ガジェ的に)
あけましておめでとうございます。Jasper Lake搭載機はようやくレビュー記事を公開できそうです。ちょっと遅かったですね…。本年もよろしくお願いいたします!
今年もよろしくお願いいたします。
薄型ノートは冷却設計でCineBenchのスコアが大きく変わってしまうので、ベンチマークが掲載されている方がありがたいと私は思います。ノートで動画編集などの重いタスクをこなす方も増えてきたと思いますし、メイン機として購入される方には重要な情報だと思います。
(個人的な話ですが、Core i5-1035G1ということに期待してSurface Laptop Goを買ったら、発熱を抑える設計でCineBenchが大して振るわなかったということがありました。)
ウインタブは読者投稿や運営者以外のライターの記事が多いのが独特で面白いですね。
私もCPUの話や中古PC、PCの選び方等のテーマの記事を投稿できたらと思いましたが、需要はありますでしょうか。もちろん渋谷Hさんのような綿密で専門的な記事ではなく、専門家から突っ込まれるような記事になると思いますが。
長文失礼いたしました。
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。各種ベンチマークに関しては、なくしてしまうと困る、という方が少なからずおられ、それがまた「変えられない」理由になっていたりします…。難しいところですよね。ご投稿については大歓迎です。よろしければメールで詳細を連絡させていただければ、と思いますので、まずは上記アドレスまでメールをお願いいたします。