記事にアフィリエイト広告を含みます

はんだごてと便利な道具のセットを揃えよう!電子工作やドローンのメンテナンスに!

soldering tool
こんにちは、natsukiです。個人的に、ここのところはまっている趣味に、ドローンと電子工作があります。どちらも、造る楽しみと動かす楽しみに加え、学べば学ぶほど、技術を鍛えれば鍛えるほどできることが広がっていく、一生ものの趣味となるものです。是非、皆さんにもお勧めしたい。で、それらの紹介記事は他に書くとして、電子工作やドローンのメンテナンス、改造に必須となってくるのが「はんだごて」です。

スポンサーリンク

私もはじめは、安いものでよかろうと、Amazonで600円くらいのを買って使っていたんですが、やはり作業がしづらく、結局、色々と買い足すことになってしまいました。あと、自分だけならなんとかなるけれど、子供と一緒にやるとなると、より扱いやすく安全にってのもありますね。

そこで、はんだごてと主な周辺機器を紹介して、はじめからこのくらいは揃えておくといいよ、物足りなくなったらこんなのもあるよ、というのをまとめてみたいと思います。はんだごては、周辺機器とセットで売っている場合も多いので、それぞれの使用イメージによって、はじめからセット購入してしまうのもお得だと思います。このゴールデンウィーク、なかなか外出しづらい状況が続きますが、電子工作をはじめてみるのもいいんじゃないでしょうか?

1.想定する用途

electronic work
はんだごての用途は様々ですが、とりあえず今回は、電子回路のはんだ付けのみを想定します。こだわり出すとキリがない分野で、また、こういう道具というのは匠の世界なので、一家言ある人も多いと思います。が、今回は、これからはじめるにあたって、初心者でも扱いやすいもの、初期投資を最低限に抑えられるようにできるだけ安いもの、ある程度汎用性が効くもの、といった観点でまとめています。後は、実際に使っていく中で、必要に応じて補っていけばいいでしょう。

2.はんだごて本体

有線か無線か?

soldering iron
はんだごてには、まず、有線式と無線式(電池・充電式)があります。どっちも利点はあるので、ここはいきなり迷いどころですね。取り回しのよさではもちろん無線式が優れるんですが、なぜか無線式の方はこて先の形状にあまり自由度がないものが多く、そのため、私は昔ながらの有線式のものを使っています。無線式のメリット・デメリットを並べると、以下のような感じでしょうか。

無線のメリット
・取り回しがよい
・コードを引っかける心配が無いので、安全性も高い
・断線の心配が無い
無線のデメリット
・こて先にバリエーションの少ないモデルが多い
・連続稼働時間を気にする必要がある
・電池交換や充電の手間がある
・形状が特殊で、通常のこて台に置きにくいものも多い

温度調節機能は必須

安いのだと、精度のほどは怪しいですが、それでも、一定の温度に保ってくれる温度調節機能は絶対にあった方がよいです。

こて先は、ナイフ形(K型)がお勧め

k-type
こて先は、デフォルトのものから交換しましょう。個人的に、電子工作をするならこれが万能!と思っている形状が、このナイフ形。「K型」と言うらしいです。デフォルトの鉛筆のようなこて先は、微細な部品の作業に向きません。だったら、細い尖ったこて先を使えば……、と私もはじめは思いました。が、細いこて先は、対象にうまく熱が伝わりにくく、また、表面張力ではんだがこての尖端に乗らないので、これはこれで作業がしづらいんです。ナイフ形なら、先端部分はかなり細かい作業もできるし、こて先の表面形状が「曲面」ではなく「平面」なので熱もよく伝わり、さらに斜めにあててやれば、複数の端子をまとめて熱することも可能です(ダイオードなどを引っこ抜くときに便利!)。

soldering iron_ver
有線タイプのはんだごては、セット品を買うと複数のこて先が付いてくると思います。また、こて先が変更できるタイプなら換えのこて先も安いので、ここは有線タイプの有利なところです。

3.周辺機器あれこれ

はんだ

solder
肝心のはんだです。これも、こだわりだすと種類がいろいろあるんですが、とりあえず、太さだけ気にしておけばいいかなと。1.0mmのものが多く、まあ、それでも問題ないんですが、個人的には、電子工作なら0.8mmがオールマイティで一番扱いやすいようように感じます。精密なところは、0.6mmもあると嬉しいですが、色々そろえるのも面倒なんで、0.8mmでなんでもやっちゃえ、という横着な発想です。Amazonで売っているgootブランドが定番で(上の画像のものとは別のもの)、とりあえずそれを買っておけば間違いないかと思います。

スタンド

stand_large
スタンドは、安全性に関わるので、こういうしっかりしたタイプのを用意しましょう。画像は「白光(HAKKO) セラミックヒーターはんだこて専用こて台 クリーニングスポンジ付き FH300-81」。この製品は、重量があって安定性が高く安心です。クリーナーも、デフォルトではスポンジタイプが付いてきますが、スチールウールタイプのものもセット可能です。ただし、比較的細身のはんだごてじゃないと刺さらないので注意。

スポンサーリンク

stand_small
実は私は、こんな簡易タイプで長いこと作業してきましたが、子供と一緒にやるようになって、上記の安定したのを買いました。やっぱり、安全性が違います。スタンドは、セットに付いているものだと、どうしても重量が足りないので、セット買いのときは、あえて簡単なスタンドしか付いてないのにして、スタンドは別買いにしてもいいと思います。

クリーナー

cleaner
こて先クリーナーには、スポンジタイプとスチールウールタイプがあります。スチールウールタイプの方が、こて先を冷やさないし、水で濡らしてこて先の劣化を早めることもないので「ちょっといい」わけですが、とりあえずはスポンジタイプで実用十分だと思います。スポンジタイプをまず使って、不満が出れば、スチールウールタイプを後から買うのでよいでしょう。

kitchen paper
なければ、キッチンペーパーを濡らしただけでも代用できたりします。もちろん、常用はお勧めできません。

はんだ吸い取り器

solder sucker
失敗した場合など、はんだを除去する道具です。画像のような注射器タイプと、紐状のものにしみこませて吸い取るタイプとがあります。紐状の方が扱いは簡単で、注射器タイプは多少慣れが要りますが、決まると気持ちイイです。はんだごてセットにはどちらかが付いてくると思うので、とりあえず、どちらでも付いてきた方を使えばいいと思います。

ピンセット

tweezers_set
ピンセットは、状況に応じていろいろな形状が欲しいので、セットのものを。

tweezers_tip
特によく使うのは、先の尖った精密形と、基板や部品をつまんだり抑えたりする平形。この2種類は是非欲しい。

ニッパー

nippers
ニッパーです。最近は100円ショップでも売っているけれど、ちょっとビックリするくらい精度が悪かった。ちゃんと1,000円くらいの買った方がいいです。

フラックスはペンタイプがお勧め

flux_pen
フラックスというのは、はんだの付きをよくするための薬剤と思っておけばいいです。ペーストタイプとペンタイプがありますが、電子工作の場合、ランド(はんだを付ける場所)が小さいので、ペンタイプがお勧めです。有機溶剤に溶かしてあるので、塗る際に表面の汚れも落とせて、一石二鳥。はんだをいったん外してやり直すときなど、どうしてもランドが汚れて付きが悪くなったりするので、これも是非欲しい品です。

耐熱作業マット

mat
作業用の耐熱マットです。机の保護のためにも、部品を見やすくするためにも、これを布くと布かないとで作業効率が全然違うので、シンプルなものでかまわないから1枚は欲しい。ちなみにこの素材……

mat_2
こんなに、ふにふにに柔らかいです。初めて届いたときは、硬い素材を想定していたのでビックリしました。

サードハンド

third hand
触手です(笑)。「第3の手」の名称通り、部品などを抑えておきたいとき、基板を浮かせて作業したいときなど、あると便利です。ただ、この一連のはんだ周辺機器の中では、図抜けて高価なんですよ。とりあえずは、洗濯ばさみなどを工夫してもそこそこなんとかなるので、必要性を感じたら買う、というのでいいと思います。

third hand_ver
ちなみに、安い順に、金属の棒状のもの、プラスチック製、金属チューブ製、とあるんですが、最も安価な金属の棒状のものは柔軟性が低く、結局、これが欲しいような状況であまり役立たないので、お勧めできません。私が使っているのは、ご覧のプラスチック製。欠点は、ちょっとデカい。金属チューブ製のがコンパクトでいいんですが、高いんだよなぁ……

4.販路

set
だいたい、以上のものがそろえば、電子工作やドローンの整備レベルなら、かなり快適にかつ安全に作業が出来るかと思います。販路は、基本的にAmazonや楽天、あるいは近所のホームセンターで十分でしょう。はんだごてと周辺機器のセット品は、だいたい2,000円台から売っているので、バラ買いするよりはそれを買うのが圧倒的にお得です。セットを買って、必要に応じて足りないものを買い足すイメージでよいでしょう。中には、Aliexpressなどで購入すると激安のものもありますが、その辺はお好みで。

electronic work_goods
これで、GWはおうちではんだ三昧だぜ!

5.関連リンク

Amazon「ハンダゴテ」カテゴリー

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    さらりと流れているのですが、やっぱり一番は温度調整ができるはんだごてを選ぶことですよね。
    ワット数やらニクロムヒーター式やらセラミックヒーター式やら、はんだごてには種類が多いのですが、一言で言えば温度調整ができれば何でも良いと思っています。はんだ付けも料理と同じく弱火~強火のように温度調整が必要ですからね。

    • natsuki より:

      コメントありがとうございます。
      まさにおっしゃるとおり。まったく同感です。
      自分自身の経験で、はじめ使っていたはんだごてだと、はんだがしわくちゃになってしまってそういうもんだと思っていたら、温度調整が可能なタイプに切り替えた途端、美しく盛れるようになってビックリしました。要するに温度が高すぎたという……
      ワット数に言及しなかったのも、温度調整できるタイプであれば、まず十分な出力があるからです。やはり、はじめから温度調節できるタイプを買うべきだし、調節ができれば、とりあえずは十分使っていけますよね。