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【歳末特集】2021年お気に入りのガジェット - 電子ペーパータブレット「BOOX」シリーズなど(natsuki)

my favorite gadget_2021
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。気がつけば2021年もあとわずかで終わりですね。ウインタブでは毎年この時期に「歳末特集」としてライターと私で「お気に入りガジェット」をご紹介する記事を掲載しています。2021年版の特集、トップバッターはウインタブのベテランライター、natsukiさんです。

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では、natsukiさん、よろしくお願いいたします。

0.はじめに

こんにちは、natsukiです。今年も、1年のお気に入りガジェットを紹介させていただきます。技術の進歩を感じさせる製品や、個性やアイデアにうならされた製品、あるいは使ってみて便利さに気づいた製品など、今年もいろいろな出会いがありました。

1.ノート機能が格段に進化して、紙の手帳を不要にした電子ペーパータブレットBOOXシリーズ

boox note air2
やっぱり、今年最も印象に残ったガジェットは、文句なしにこれでしょう。たびたび取り上げている、AndroidをOSに採用したONYX社の電子ペーパータブレットBOOXシリーズです。コンスタントに新世代の製品を発売し、そのたびにきっちり明確なグレードアップを果たしているBOOXシリーズですが、昨年後半の新製品&ファームウェアアップデートにより、製品の性格そのものが大きく進化しました。それは、ずばり、ノート機能の大幅強化による、「手帳・ノート」としての使い勝手の飛躍的な向上です。

ノートアプリがレイヤーを備えるなど機能面の強化

boox_note app
まず、ノートアプリが高機能化。特に「レイヤー」機能を備えるのは非常に大きい。BOOXシリーズはペンによる手書き機能の精度が非常に優れていて、専用ノートアプリのインターフェースもペン操作を前提としているため、操作感はメモアプリというよりは昔ながらのペイントに近い感じで、まさに「実際の紙のメモ帳」に近い感覚で使えます。なお、高精度なペン機能が十分に機能を発揮できるのは、原則的に専用ノートアプリに対してのみになります。OneNoteなどの一般的なメモアプリへの対応は、技術的な進歩という意味では目に見えて進化していて「電子ペーパーでこれだけできるのか!」という感動はあるものの、実用的かと聞かれればまだまだ制約は多いといったところです。

BOOX Assistantによるパソコンやスマホとのデータ共有

boox assistant
従来から、BOOXシリーズは、スマホやパソコンなどとのデータ共有そのものは、専用機能を使ってもいいし、一般的なクラウドストレージを使ってもいいし、非常に容易です。ただし、ノートのデータのみは、BOOX独自の形式であるため、一般的なクラウドストレージでは共有できません。そこを補うのが、BOOX Assistantです。正確には、BOOX AssistantはAndroidやiOS端末で共有に使うアプリ名で、パソコンからの場合は、ブラウザ経由でONYXアカウントのクラウドストレージにログインします。いずれにしても、BOOXのノート機能で作成したデータを、スマホやパソコンで閲覧、整理、印刷が可能! いうまでもなく、これで実用面の利便性は凄まじくアップしました。私も、本格的にノート機能を使い始めたのは、このBOOX Assistantが実装されたためです。

この機能は、まだ発展途上なところがあるため、インターフェースがこなれていなかったり、日本語対応が不十分だったり、レイヤーの表示非表示をスマホやパソコン側でコントロールできなかったりといった問題はあります。このあたりは、今後のアップデートに期待です。それでも、閲覧と印刷ができるだけで十分に御の字。

あと、BOOX端末を複数運用しているヘビーユーザー向けの注意ですが、ファームウェアのバージョンやBOOX製品の種類によるデータの互換性に問題があるらしく、異なるBOOX端末でログインして同じデータを編集すると、データが壊れる場合があるのを確認しています。当面、この機能を使うBOOX端末は一つにするか、裏技として、サーバーを分けて使うかしましょう。
BOOXシリーズのノートをスマホやパソコンと共有して活用!スマホアプリ「BOOX Assistant」や「send2boox」機能を使ってみる

電子書籍も資料閲覧書き込みも手帳もこの一台

もちろん、従来から定評のあるPDFなどの資料の閲覧や、書き込み機能の便利さは健在。かつ、世代を重ねるごとに、電子ペーパーのネックである反応速度も目に見えて向上しているので、確実に新世代機のほうが快適さを実感できます。

電子書籍の閲覧に関しても、複数の電子書籍アプリを同居させることのできる利点は大きい。また、システム的にはAndroidタブレットなため、自分の様々なデータを簡単に管理できることも利点です。特に相性がいいのは、PDF、HTML、テキストファイルなど。

広がる可能性

反応速度の向上は、そのまま、利用用途の拡大に繋がります。また、基本的な能力の向上にとどまらず、リフレッシュモードという画質をある程度犠牲にして反応速度を上げる機能も有用。例えば「A2モード」なら、テキストエディタくらいには十分使えるレベルまでブーストできます。動画視聴やゲームというわけにはいきませんが、操作を行うようなインターフェースを扱うには十分な反応速度になってきました。Bluetooth接続が可能なので、キーボードをつないでもいいし、あるいはイヤホンなどをつないで音楽プレーヤーとしても使えます。さすがに本体スピーカーは音楽鑑賞レベルではないものの、テキスト読み上げや語学学習くらいなら問題なし。

確かに、初期設定がちょっと面倒だったり、目的に応じて電子ペーパータブレットでも使えるアプリを探したり、表示設定を電子ペーパーでも潰れないように調整したりといった、使用にあたって何かとカスタマイズが必要なのは確かです。が、そのカスタマイズも楽しみの一つ。ともかく、BOOXシリーズはもはや単なる「閲覧端末」というだけではなく、「多機能電子ノート」とも言うべき性能を備えるに至っています。

豊富なラインナップ

boox_series
用途に応じて各種サイズが揃っていて選択肢が多いのも嬉しい。閲覧専門なら、6インチのBOOX Pokeシリーズがありましたが、最近、超軽量なBOOX Leafという新たなラインナップが加わりました。閲覧にもノートにも、手帳やメモ帳としても使うなら、性能、価格、携帯性のバランスがよい7.8インチサイズの「BOOX Nova」シリーズ。個人的には最もおすすめのシリーズで、常に肌身離さず持ち歩く最高の相棒です。今年後半に発売された「BOOX Nova Air」はデザインも一新し、専用カバーには一部ユーザーから復活の要望が強かった「ページめくりボタン」も備えました。

BOOX Nova Air - 薄く、軽くなったAndroid OS搭載のE-Inkタブレット。ペンの描き味も改善されました

ノート機能を重視したいなら、10.3インチサイズの「BOOX Note」か「BOOX Note Air」シリーズ。もともとペン入力精度はシリーズ全体で高水準ですが、このシリーズは特に精度が高く、そうとうに細かな書き込みも快適に行えます。もっとも、BOOX Max Lumi2のレビュー経験からすると、他シリーズもしっかり精度が進歩しているため、だめというわけでは全くありません。特に実機レビューした「BOOX Note Air2」は、他ラインナップと一線を画す高級感あるデザインに加え、価格を同クラスの「BOOX Note5」より抑えているにもかかわらず目立ったスペックダウンもないのでお勧めです(前世代の「BOOX Note Air」は、価格差の分の明確なスペックダウンがあった)。

BOOX Note Air2の実機レビュー - スタイリッシュな電子ペーパー搭載のAndroidタブレット、高精度なペン搭載で「電子ペーパーノート」ならこれで決まり!

13.3インチサイズの「BOOX Max Lumi」シリーズは、価格が約10万円と結構するんですが、なんといっても大きさが実際のA4とほぼ変わらないというのは、実物の紙の資料と同様に扱えるという非常に大きなメリットがあります。例えば、楽譜を表示すれば実際の演奏に十分に使える。価格分の活躍は十分にしてくれることでしょう。

BOOX Max Lumi2の実機レビュー - 「ほぼA4」の13.3インチサイズで書類や楽譜の表示に最適、マンガも大迫力!進化し続ける電子ペーパーAndroidタブレットの最新版!

そうそう、従来のBOOX Maxシリーズには、セカンドモニター機能を備えたものもありましたが、これはいくら何でもムチャで、かなりの制約がありました。そこで今年には、純粋な電子ペーパーセカンドモニターとして「BOOX Mira」も発売されましたね。

BOOX Mira - 13.3インチE-Inkパネル搭載のセカンドモニター。モバイルモニターとしても使えそうなデザインです

驚愕のカラー電子ペーパーも

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これを忘れちゃいけません。「電子ペーパー」という存在の定義すらひっくり返す、驚愕の製品。「カラー電子ペーパー」をついに製品化。あまりにも時代を飛躍した製品ながら、さすがはBOOX、システム・ソフト面はまったく不安なし。ただし、さすがにその表示性能にはまだまだ実験的な部分が見受けられます。それにしても、なんとも夢のある製品であることに変わりはありません。

BOOX Nova3 Colorの実機レビュー - 電子ペーパータブレットの革命!カラーの電子ペーパーでノートも使える!!ただし発展途上の面もあり

2.安くても性能が充実したFPVドローンとその周辺機器

drone
連載記事も書いてきた、FPVドローンです。今年は、製品がこなれてきて、最安値クラスの製品で十分な性能を持つものが揃いました。狭い屋内でも楽しめるFPVドローン、規制のクリアが何かと面倒なんですが、そこさえクリアしてしまえばこれほど楽しい趣味はありません。またぞろ、規制の強化が取りざたされていますが、とりあえず、屋内でぶん回している分には、電波法さえクリアしておけばOKですから。

「操縦機」「ゴーグル」に安くて十分な性能の、初心者向け決定版が登場

FPVドローンをはじめるにあたって、まずそろえなくてはならないのが、本体よりも操縦機とゴーグルです。従来は、安いものは相応に性能面での妥協を強いられたのですが、2021年水準では、「操縦機(プロポ)」「ゴーグル」ともに、最廉価帯にも基礎性能が十分で、これを買っておけば間違いないという製品がそろっています。

jumper t-lite
「操縦機」ならこれ、すいません、私は使っていないんですが大きな話題なっている「Jumper T-Lite」です。海外通販なら余裕で1万円以下。妥協したくないスティック部分は、ちゃんと高級機と同じ「ホールセンサージンバル」形式で、少なくとも初心者から中級者には十分な感度。そして、複数の操縦電波形式に対応したマルチプロトコルを選択可能。ファームウェアは、これもFPVドローンの世界で最も一般的な「Open TX」(扱いにそれなりに学習は必要)。つまり操縦機としての基本性能は、高級機と何ら変わりなし。高級機との違いは、サイズが小さめでグリップ感が違うことと(これを補うギミックパーツがいろいろなところから販売されています)、スイッチ数が少ないことくらいです。最近、後継機「Jumper T-Pro」や、似たコンセプトの「Radiomaster ZORRO」も発売されたので、今から買うならこちらですかね。

eachine vr004
「ゴーグル」ならこれ、「Eachine VR004」。こちらは実機レビューもしています。唯一の欠点は、見たとおり「海女さんゴーグル型」でかさばることなんですが、このでかさのおかげで、画面が大きく大迫力、FPVゴーグルとしては十分な高解像度、2眼レンズのメガネ型と違って焦点などの細かな調整が不要と、初心者にはむしろメリットとなることも多い。安い製品ではオミットされがちな録画機能もちゃんと付いています。特筆すべきは、ディスプレイのみ取り外し可能というギミックで、これはFPVドローンの整備時に大活躍します。従って、後々より良いゴーグルを買った後も無駄にならない。そして何より、コスパが狂ってる。EachineはBanggoodのブランドなので、基本Banggoodで買うのが安いんですが、これ、Banggoodのセール価格で、最安値では5,000円割ったこともあるんですよ。10,000円くらいまでの「海女さんゴーグル型」の製品すべての完全上位互換の性能でありながら、この価格。5,000円台なら、文句なしに買いです。

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Eachine VR004の実機レビュー - 安くて扱いやすくて多機能な、初心者向けFPVゴーグルの決定版

扱いやすい「65mmフレーム」「1Sバッテリー」機種の性能が充実

happymodel moblite6
FPVドローンで、屋外でも狭い屋内でも楽しめて、管理もしやすいタイプが「65mmフレーム」「1Sバッテリー」です。代表的機種に、今年初めにレビューした「Happymodel Moblite6」があります。このクラスは、おおむね国際通販のセールなら1万円ポッキリで購入可能で、かつては機種によるクセもあったんですが、現行機種はどれも性能的にこなれてきて、扱いやすいものとなっています。まずは、このタイプからはじめましょう。ただし、名機Happymodel Mobula6の2021バージョンなど一部の最新機種は、ものによって、より安定した新しいタイプの操縦電波を選択すると、日本ではどうやっても違法になる場合があるので注意。Happymodel Moblite6は大丈夫です。

Happymodel Moblite6の実機レビュー - これが2021年FPVドローンのスタンダード、超軽量で運動性能だけでなくスタミナ・VTX出力もアップ

crazybeex_v2_2
ちょっと高度な、自作の話になりますが、個人的に素晴らしいと思っている部品が、FCにレシーバーとVTX(映像送信機)まで内蔵して1Sだけではなく2Sバッテリーにも対応している「CrazybeeX V2.2」という部品です。今まで部品を分けていたものが基板1枚に凝縮されていて、カメラやモーターは手軽なコネクタ接続、それから各種端子も省略されていないため、内蔵性能に不満があれば外付け部品も接続可能。これで自作する場合の自由度が飛躍的に高まりました。実際に、屋内向け機体はそのまま、屋外用機体はレシーバーを追加して、複数枚運用しています。

200mW出力の内蔵VTX搭載の最新フライトコントローラー「CrazybeeX V2.2」実機レビュー - これは、マイクロFPVドローンの理想のFCだ!

ますます進歩するカメラ性能

hawkeye firefly x lite
2020年段階では、FPVドローンで「ブレ補正をかけて」撮影するとなると、選択肢は「Insta360 GO」か、「剥きPro(Go Proを剥いたもの)」「SMO 4K」かで、前者は機能的に制限が大きく、後者はかなりのお値段がしました。これが2021年には、価格は2万円台~3万円と上がったものの、大幅に機能を向上した「Insta360 GO2」およびこれをFPVドローン用に調整した「Caddx Peanut」が登場し、また剥きPro系統では、映像や制御にややクセはあるものの1万円台で購入可能な「Hawkeye Firefly X Lite」が登場し、ますます手軽に本格的なFPVでの空撮が可能になりました。私も「Hawkeye Firefly X Lite」を運用しています。これらのカメラは、カメラ本体と手軽に着脱可能なアタッチメントもいろいろと販売されているため、ドローンの規制重量には含まれず、このため、法改正後も航空法の対象外となる100g以下のドローンで構成することも十分可能です(重量以外の規制強化はさておく)。

規制に注意

あいも変わらず、技術的実態とかけ離れた電波法と航空法など諸規制にはご注意ください。特に実際の飛行に関する法規は、ドローンの技術的進歩に合わせてパブリックコメントまで募集して改正を進めているはずなのに、一事が万事、現実の技術水準や運用とまったくかみ合っていない。本当に酷い。電波についても、より安全性を向上できる、新しいタイプの操縦・映像電波が使えないという矛盾。ドローンに限らず、いいかげん周波数帯の割り振り直しも含めて、電子行政について先を見据えたグランドデザインを組み直していかないとマズいと思うんですけどね。

3.基礎性能よし、アプリよしの使って楽しいワイヤレスイヤホン「XROUND FORGE NC」

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今年はイヤホンのレビューもいくつかさせていただきましたが、その中でも一番のお気に入りは、即答でこれ。クラウドファンディングというちょっと特殊な販路で、価格もややお高めの1万円前後のワイヤレスイヤホン「XROUND FORGE NC」です。分かりやすく、音の解像度や表現力が、1万円以下のイヤホンとは別次元の性能。というか、この音響で1万円はおかしい。専用アプリの作り込みも素晴らしく、ノイズキャンセリング機能は、控えめながら音響を壊さない作り。また、ジャンル別イコライズが秀逸で、わざとらしくバランスをいじくった感はなく、ちゃんと響きを作ってくれる。純粋な性能という面だけでなく、使うことがこんなに楽しいイヤホンは初めてです。

XROUND FORGE NCの実機レビュー - 本体品質も専用アプリも素晴らしい!「衝撃的ハイクォリティ」のノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホン

4.実用性抜群でコスパ最高のGOOJODOQ USB Type-Cハブ

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実用的という意味では、記事に取りあげた中でもっとも活躍している製品です。Aliexpressで購入した、GOOJODOQブランドのUSB Type-Cハブ。USB Type-Cを、USB Type-A×2、USB Type-C(PD対応)、HDMI、SDカードスロット、microSDカードスロットに分岐するハブです。特徴は、まず、「爪」付きでタブレットやモニターに引っかけて固定できるということ。これが、ともかく超絶便利。そして、2,000円前後という、ちょっと不安になる安さ(笑)。約半年、ヘビーユースしていますが、元気に使えています。

GOOJODOQ タブレット・スマホ・SWITCH用ハブの実機レビュー - 非常に安価な、タブレットに密着する形状の多機能ハブ

5.使ってみると便利さが分かる、ちゃんとしたスマホ・タブレットスタンド

vissles ms1_tablet stand
ひとつの製品というよりは、ジャンルです。昨年まで、こういうしっかりした作りのスタンドは使ったことなかったんですが、「VISSLES-MS1」という製品をレビューしたのをきっかけに、これはよいぞ!?ということに気づいて、スマホもタブレットもいろいろ試してこだわったものを使うようになりました。「持ち上げてある」ことによる、見やすさと作業時の生産性の向上は、使ってみてはじめて分かるものですね。製品によって個性も大きいので、選ぶ楽しみもあります。

VISSLES-MS1の実機レビュー - これは想像以上に便利!デスクワークや動画視聴、そして撮影用にも、1台は持っておきたい卓上型タブレット・スマホスタンド
ミラノ折りたたみ式 スマホ・タブレットスタンドの実機レビュー - ガッツリ作業するときに便利な、オシャレでしっかりした造りのスマホ・タブレットスタンド
Bakeey 折りたたみ式リフティング型タブレット・スマホスタンドの実機レビュー - スマホやタブレットでしっかり作業する人にお勧めのポータブルスタンド

6.作って楽しい、Banggoodの電子工作

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いやー、遊んだ遊んだ。Banggoodの電子工作ラインナップです。ともかく、安くて、動かして楽しいものがそろっている。仕組みを学ぶ、というよりは、単純に工作作業を楽しむ性格が強いです。組み立ての解説などは不親切な場合も多いんですが、それがまたやりがいになる。一人でひたすら作るもよし、子供とワイワイ作るもよし。お手軽な新しい趣味に最適です。やっぱり、作ったものが動くって最高じゃないですか。ひとつひとつが安いので、じゃんじゃん買って、バンバン作ろう!

Banggoodの電子工作ラインナップが熱い!ともかく安いので気軽にはじめられますよ!
Banggoodの電子工作で遊ぼう - まずは簡単な製品で、はんだ付けの基本や記号の読み方を身につけよう
Banggoodの電子工作で遊ぼう その2 - 難易度アップだけどカッコいい「表面実装」に挑戦だ

soldering tool
なお、はんだ付けに必要な道具については、こちらの記事もご覧ください。

はんだごてと便利な道具のセットを揃えよう!電子工作やドローンのメンテナンスに!

7.サーマルプリンター(感熱紙)付きインスタントカメラ

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これも、実際にとても遊べているガジェットです。感熱紙で印刷可能なインスタントカメラ。何しろ、フィルムがレシート用の感熱紙なので、ランニングコストが安いこと安いこと。とりあえずなんでも撮ってその場で即印刷。お勧めは、スマホとの通信機能付きのもの。スマホで撮った写真まで、印刷できます。さらに、シールになっている感熱紙も売っているので、シールを作るにも最適。この楽しさは、ともかく体験して欲しい。

サーマルプリンター式WiFi付きインスタントカメラの実機レビュー - 子供向けと侮るなかれ、ともかく楽しくてランニングコストも安いインスタントカメラ

8.AliexpressがPayPalの日本円での決済に対応

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ガジェットじゃないですが、個人的に「おおっ!」という事件だったのでここで触れておきます。すでに、昨年頃よりPayPal決済への対応がはじまった(復活した)Aliexpressですが、当初はPayPal決済の場合は日本円での決済ができなかったため、PayPalへの為替手数料分、価格が高くなってしまいまいした(クレジットカードレベルで両替している場合などは異なる)。それが、いつのまにか、PayPal決済でも日本円で決済可能になっています。これで、Aliexpressが一気に使いやすくなりました。

9.まとめ

今年も、続くコロナ禍の中で、生活、仕事ともに大きな制約を受けています。問題なのは、感染予防対策とはまったく関係無いありとあらゆるところで「なんかあるかもしれないからとりあえずやめておこう」という消極的な意見が幅をきかせて、一部の「専門家」の領域のみ特別扱いで、「アマチュア」の活動はことごとく許可されないか「自粛」ばかりなこと。プロフェッショナルなごく一部の人間だけでは、技術も文化も育たないと思うんですが、産業育成や啓蒙という発想がまったくないドローン規制はその最たるものですね。そんな閉塞感の中でも、多くの元気になれるようなガジェットに出会えたのは貴重な喜びでした。技術そのものは、クォリティの面でもアイデアの面でもしっかり進歩していて、それを活かした面白い製品が世界にはたくさんあるんですよ。コロナ禍の中でも(中でこそ)、技術の進歩は私たちにワクワクするような未知の体験を与えてくれるし、大げさに言えば新たな産業や生活スタイルも生まれてきます。日本社会が、ユーザーもメーカーも、もっと新しいことに積極的に向き合っていくことを、あらためて切に願うばかりです。

10.関連リンク

ライターお気に入りガジェット2021 記事一覧

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