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緊急企画 - 9インチタブレットがかなりお得になってるので比較してみた

9インチタブレットの緊急比較
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Windowsタブレットで9インチ(正確には8.9インチ)サイズのものは製品の数も少なくて、日頃あまり目にする機会がないのですが、ここにきて売れ筋モデルの値下げやモデルチェンジなどがあり、気になっていました。で、もともと数も少ないので簡単に調べてみたら、かなり面白いことになっていたので、緊急企画として「9インチタブレット比較(2015年11月版)」をやってみたいと思います。なお、この記事ではどれがオススメ、というような結論は書けませんでした。その理由は読んでいただくとわかります。

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1.エントリー機種

マウスコンピューター WN891

マウス WN891がWindows 10に
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom X5-Z8300
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8.9インチ(1,280 × 800)
キーボード: 有線接続のものが付属

ポイント: もともとこのクラスでは群を抜く低価格(製品版のOfficeとキーボードがついて29,800円)だったものが、OSをWindows 10に、CPUをCherryTrail世代のAtom(Atom X5-Z8300)に換装してリニューアル。製品版のOfficeではなくOffice Mobile + Office 365サービスに変更になったものの、価格は税込み29,800円と据え置き。

ウインタブ紹介記事: マウスコンピューター WN891 - Windows 10にCherryTrailで29,800円の8.9インチ 2 in 1
販売ページ(Amazon): マウスコンピューター 2in1 タブレット ノートパソコン

ASUS TransBook T90 Chi

ASUS TransBook T90 Chi
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom Z3775
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8.9インチ(1,280 × 800)
キーボード: Bluetooth接続のものが付属

ポイント: ASUSのTransBookシリーズの一員で、サイズ感(特に本体の厚さが7.5 mmであるなど)は素晴らしい。また、筐体の質感も高く、BayTrailながらCPUの型番も上位のものが使われている。もともとは価格設定がやや高めであったが、Windows 10を搭載したモデルに変更となり、大きく値下げされた。

ウインタブ紹介記事: ASUS TransBook T90Chi - Windows 10モデルが価格を引き下げて登場
販売ページ(ビックカメラ): TransBook T90 Chi
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FRONTIER FRT810

FRONTIER FRT810
OS: Windows 8.1
CPU: Intel Atom Z3735F
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8.9インチ(1,920 × 1,200)
キーボード: 純正品なし

ポイント: BTOメーカーであるFRONTIERの製品で、OSはWindows 8.1、CPUはBayTrail世代のAtom、また純正のキーボードがなく、必要に応じで別売りでサードパーティのものを購入する必要がある。しかし、今回の記事中、唯一製品版のOffice(Home & Business 2013)がついており、それを考慮した場合のお買い得感が非常に高い。

ウインタブ紹介記事: FRONTIER FRT810 - 白いヤツが出てきただと? BTOの雄、プレーンな格安9インチでタブレットに参入
販売ページ(直販サイト): FRT810
icon

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テックウインド CLIDE 9

テックウインド CLIDE 9
OS: Windows 8.1
CPU: Intel Atom Z3735F
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8.9インチ(1,920 × 1,200)
キーボード: 純正品なし

ポイント: この製品も純正のキーボードは用意されておらず、必要に応じてサードパーティのものを購入する必要がある。また、OSもWindows 8.1、CPUもBayTrailのAtom Z3735だが、唯一SIMスロット(3Gのみ)を備える。

ウインタブ紹介記事: テックウインド CLIDE 9 - SIMスロットつきの8.9インチWindowsタブレットが登場
販売ページ(NTT-Xストア): TEKWIND 8.9インチ Windows8.1搭載タブレット CLIDE 9

ドスパラ Diginnos DG-D09IW

ドスパラ Diginnos DG-D09IW
OS: Windows 10 Home
CPU: Intel Atom Z3735F
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8.9インチ(1,920 × 1,200)
キーボード: 純正品あり、オプション扱い(税込み3,240円)

ポイント: OSはWindows 10となったものの、CPUはBayTrail世代のまま。ストレージも32GBなので、やや不足感があるかも。ただし、ディスプレイは高精細で、筐体の品質も高い。キーボードは純正品を用意しているがオプション扱いなので、必要に応じて購入すればよい。

ウインタブ紹介記事: ドスパラ Diginnos DG-D09IW - 8.9インチってかなりいい!もちろんコスパも抜群(実機レビュー)
販売ページ(直販サイト): デジノス DG-D09IW

2.各製品の特長

今回取り上げた各製品にはそれぞれアピールすべきポイントがハッキリしています。

マウスWN891: CherryTrailのCPUを搭載し、有線接続のキーボード付き
ASUS T90 CHi: 最も薄くて軽い筐体、美しいデザイン、Bluetoothキーボード付き
FRONTIER FRT810: 唯一製品版Officeを標準装備
テックウインド CLIDE 9: 唯一SIMスロット付き
ドスパラ DG-D09IW: 純正キーボードの付属有無を選べる

このあと、価格について比較しますが、9インチタブレットを選ぶ際に、上のポイントにピンとくるものがあればそれを選び、そうでなければ、上のポイントと価格をにらめっこして決める、と言うことになると思います。「よりどりみどり」なのか「帯に短しなんとやら」なのかは、見る人の考えなので特に私が書くようなことでもないかな、と。

3.価格

マウスWN891: 29,800円(税込み・Amazon)
ASUS T90 CHi: 32,184円(税込み・ビックカメラ)
FRONTIER FRT810: 27,800円(税込み・直販サイト)
テックウインド CLIDE 9: 28,798円(税込み・NTT-Xストア)
ドスパラ DG-D09IW: 25,358円(税込み・直販サイト)
※すべて2015年11月11日現在のものです。

いかがでしょうか?どれもかなり値頃感が感じられると思います。ほぼ3万円以内で買えてしまう、ということですね。8インチじゃなくて9インチですからねえ。個人的にかなり気になるのはFRONTIER FRT810です。Windows 10になってから、低価格なタブレットに製品版のOfficeがバンドルされることがなくなってしまいましたが、この製品はまだOfficeがついてますね。仕事などでどうしても製品版のOfficeが必要、という人もいると思うので、その場合はFRT810が強い味方になってくれそうです。

専用キーボード、ということで見ればマウスWN891が一歩リードかな、と思います。ASUS T90 Chiももちろん素晴らしいのですが、Bluetooth接続なんで、充電残量とかがどうしても気になってしまうし、充電不足による接続の安定性もすこし心配です。ドスパラ DG-D09IWは純正のキーボードカバーが用意されていて、品質はいいんですが、サイズが少し小さいので、慣れるまでにちょっと苦労するかもしれません。

個人的には「当座使わない」という人でもWindowsタブレットを購入するならキーボードは用意すべき、と思います。しかし、それも個人の好みなので、「キーボード付きじゃないほうがいい」という人もいると思います。その場合は逆にマウスとASUSには余計なものがついている、と言うことになっちゃいますね。

今回の記事、特に私として結論はないんです。しかし、このクラスの製品がかなり買い得感が高くなっている、ということはお伝えできたと思います。また、OSがWindows 8.1であっても(たとえ初心者の人であっても)簡単にWindows 10にアップグレードできますし、CPUについてもBayTrailでも十分快適に使えると思いますので、価格コンシャスにあえてWindows 8.1 + BayTrailの組み合わせの製品を選ぶ、というのも賢いと思います。

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コメント

  1. 匿名 より:

    こんばんわ
    確かにこのクラスはだいぶ安くなりましたね
    Vivo Tab Note8を約倍値で買った記憶が…

    個人的にはT100HA(128GB版)の8.9インチ相当のモデル待ちなのでスルーですが、
    似たりよったりながらも選択肢が増えてきたのは喜ばしいですね

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。同感です。2013年末くらいから2014年前半くらいに8インチタブレットを購入した人なら皆さん同じように考えるんじゃないでしょうか。あの頃は製品版のOfficeがついているのが当たり前でしたが、今はOffice付きの最新、低価格なタブレットというのは姿を消しつつあります。記事にした9インチサイズは製品数は少ないものの、それぞれ独自の強みを持っているのが面白いと思いました。

  2. 愛読者 より:

    おはようございます。
    比較記事ありがとうございます。
    他の製品照会ページでT90 CHiのキーボードが癖のない日本語配列であることを確認し、購入に傾いています。Bluetooth接続と拡張性の低さが気にはなりますが…

    • wintab より:

      愛読者さん、こんにちは、コメントありがとうございます。Bluetoothキーボードについては、私個人があまり信用していないというのがあって、どうしても記事の書き方が批判的になってしまいます。T90 Chiのキーボードは本体の付属品ということもあって、機能的には心配ないだろうと思います。しかし、Bluetoothは電気を必要とするので、電池残量が減ってしまうとさすがに安定性を欠くでしょうから、その程度の注意は必要かと思います。

  3. 愛読者No.2 より:

    WN891からT90Chi乗り換えユーザーです
    BT不安視はChi食わず嫌いユーザーに多いですがWin10環境で至極安定してますよ。なにより正規の付属品ですし(+M557)
    キーボードの電池の持ちは1日数時間程度の使用で余裕で数ヶ月単位持ちます。自分も9月に買ってフル充電後いまだ充電していない状態。充電式ということを忘れるレベルです
    BTと本体価格でどうしてもほかより見劣りしがちですが、最大の魅力は本体の軽さと薄さにあると思います
    とにかく手に持つ頻度が高い人におすすめしたい
    ノートPCスタイルがメインならやっぱりWN892?がよさそうですねえ

    • wintab より:

      愛読者No.2さん、こんにちは、コメントありがとうございます。「WN891からT90Chi乗り換えユーザー」という時点でウインタブにとってなくてはならない存在です。よろしくお願いします。BTの電池って随分長く持つんですね。私もBTキーボードをいくつか持ってますけど、T90Chiのは格段に長持ちです。あと、私はT90Chiの実機を長時間手にとったことがないのですが、やっぱりサイズ感は抜群なんですね。あと質感も高いんですよね?

  4. 匿名 より:

    CherryTrai世代の9インチがようやくでましたね。うれしい情報ありがとうございます。
    さっそくショップに確認してみます。自分はタブレットでもデスクトップアプリを愛用して
    いますので、安定性のあるキーボードと、少しでも性能が高いCPUを待っていました。
    いまの8インチもAtom3795、RAM4GBなので、画面の狭さ以外は満足度の高い
    タブレットです。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。マウスのこの製品は現在公式サイトにも乗っておらず、Amazonの製品ページも引っ込んでしまっています。なので、もう少し時間がかかると思います。ちなみにマウスコンピューターは公式にはこの製品を認めてません。