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NEC LAVIE Direct NM レビュー - 12.5インチで取り回しのよさバツグン!学生さんだけでなく、誰が使っても大丈夫よ!(実機レビュー)

NEC LAVIE Direct NM
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はNECの12.5インチモバイルノート「LAVIE Direct NM」の実機レビューです。この製品は量販店モデル(カタログモデル)とWeb直販モデルがあり、量販店モデルは「LAVIE Note Mobile」という名称となります。ここでレビューするのは直販モデルのほうです。ただし、両者は基本的に同一の製品で、直販モデルは注文時に構成のカスタマイズができ、量販店モデルはレディメードのものを購入するのみ、という違いがあります。

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LAVIE Direct NM(LAVIE Note Mobile)は、「学生さん用」と明言しているわけではないものの、メーカーサイトを見ると明らかに学生さんを意識した作りになっていて、その点では「Microsoft Surface Laptop」に近い位置づけなのかな、と思います。しかし、今回レビューするのは学生ではなく、おっさんなので、その点あらかじめご了承ください。

1.スペック

NEC LAVIE Direct NM スペック表
まずスペック表を確認してみます。記事の冒頭で触れたとおり、 LAVIE Direct NMは「カスタマイズモデル」と呼ばれ、注文時に構成をカスタマイズすることが出来ます。OSはWindows 10 S、Home、Proの3種類が用意されますが、10 SはCeleronモデルのみに設定があり、それ以外は原則として10 Homeとなります。

CPUはCeleron/Core i5/Core i7から選べますが、この製品のCore i5とCore i7はノートパソコンで一般的に使われている型番末尾「U」ではありません。以前は「Core m」と呼ばれていた極省電力タイプのCPUなので、バッテリーの持ちはよくなりますが、処理性能は型番末尾Uのものよりも劣ります。この点は十分に注意する必要があります。

ディスプレイは12.5インチのIPS液晶で、解像度はFHD(1,920 × 1,080)となります。ノートパソコンで最も多いディスプレイサイズは13.3インチなので、それよりは若干小さめのサイズです。

入出力ポートは決して充実しているとは言えません。USBポートが2つ、HDMIポートが1つ、それにSDスロットという構成で、購入してすぐに不足を感じることはないと思いますが、使っているうちにUSBポートがもう一つくらい欲しくなるかも知れません。後述しますがこの製品は有線LAN接続の際、USBポートに変換アダプターを挿入して使うことになりますので、その場合はさらにポート不足を感じることになります。

ディスプレイサイズが若干小さめである、と書きましたが、それはサイズ面ではメリットになります。タテ・ヨコサイズは十分にコンパクトで、例えば13.3インチの製品だと横幅30センチを切るものはありません。また重量も924 gとごく軽量です。「世界最軽量」みたいな話になるともっと軽い製品は存在しますが、常識的に1キロを切っているのなら持ち運びで苦労することはないと思います。

NEC LAVIE Direct NM システム構成
NEC LAVIE Direct NM ストレージ構成
レビュー機のシステム構成です。OSはWindows 10 Home、CPUはCore i7-7Y75、RAM8GB、512GB SSDという最上位の構成になっていました。

2.筐体

NEC LAVIE Direct NM 同梱物1
NECの製品は同梱物が多めです。ただ、この画像に写っている光学ドライブ(DVDスーパーマルチ)とマウス(Bluetooth接続)は本来オプション品で、光学ドライブは6,480円(税込み)、マウスは2,160円(税込み)となります。12.5インチサイズなので、本体に光学ドライブを内蔵していないというのはある意味当然です。必要に応じて注文するといいでしょう。ただし、光学ドライブにせよマウスにせよ、この製品を購入したあとでサードパーティー製のものを追加購入しても全く問題はありません。

この画像で光学ドライブとマウス以外に写っているのはフルサイズUSB(オス)- microUSB(オス)のケーブル(画像左上)、USB-LAN変換アダプター(画像右下、オプション品で8,640円)、そしてACアダプターと電源ケーブルです。USB-LAN変換アダプターは購入時に「明らかに必要」という場合はセットしてもいいと思いますが、あとからサードパーティ製のものを購入しても構わないでしょう。

ACアダプターと電源ケーブルの重量は実測値で232 gと軽量でした。

NEC LAVIE Direct NM 同梱物2
こちらも同梱物です。おびただしい数のペーパー類が付属します。NECや東芝、富士通といった日本の伝統大手メーカーのパソコンにはこのように大量のペーパー類が付属することが多いです(なお、Officeのプロダクトキーも写っていますが、これはオプション品です)。

NEC LAVIE Direct NM 参考
試用を終えてレビュー機を返送する際に撮影しました。この注意メッセージを読むと少し切なくなります。これが伝統大手メーカーに課せられた宿命なんでしょう。ここまでやるからこそ、老若男女が安心して購入できるんでしょう。なので過剰品質などとは言えませんし、伝統大手メーカーはモンスタークレーマーの餌食になりやすいと思いますので、組織防衛の意味でもいちいち細かく説明する必要があるんでしょうね…。

NEC LAVIE Direct NM 天板
天板です。この製品には筐体色に「パールホワイト」「パールブラック」「メタリックピンク」がありますが、レビュー機は「メタリックピンク」でした。名称にピンク、とついていますが、見た感じはゴールドのほうに近く、ピンクっぽくはありません。筐体素材はおそらくプラスティックと思われますが、質感は非常によく、金属製に見えます。また、NECの製品らしく面耐圧150kgfという頑丈さを誇ります。要するに通勤ラッシュなどで強く押されてしまってもバッグの中のパソコンは無事、ということですね。

NEC LAVIE Direct NM 右側面
NEC LAVIE Direct NM 左側面
左右の側面です。ご覧の通り、右側面にLEDインジケーターが見えるものの、ポート類は左右側面には全くありません。

NEC LAVIE Direct NM 前面
同様に前面(開口部)にもポート類は見当たりません。このままじゃ「のっぺらぼう」です。

NEC LAVIE Direct NM 背面
NEC LAVIE Direct NM 背面
ポート類はすべて背面です。画像左からセキュリティロックスロット、オーディオジャック、USB 3.0 × 2、HDMI、SDカードリーダー、そしてDC-INです。この製品のDC-INはLenovoと同様に独自規格になっていて、一見するとUSBポートに見えますが、USBポートとしては使えません。

ポート類を一側面に集中させるというのは決して悪くはありませんが、特にUSBポートに関しては左右の側面に一つずつ、みたいに分散して配置されている方が使いやすいと思います。この製品の場合、USBポートも背面になりますので、例えばUSBメモリースティックを挿入する場合などは、手探りでポートを探す、という感じです。横着せずに筐体を持ち上げて目視確認すればいいんですけど、実際にはそれが面倒なので手探りになってしまいます(私だけかも知れませんけどね)。なので、慣れるまでは少し使いにくいと思いました。

NEC LAVIE Direct NM 底面
底面です。バッテリーは着脱式ではありません。また、画像下側にスピーカーが見えます。この画像の下側が前面になりますので、スピーカーは前よりの底面左右にある、ということになります。

NEC LAVIE Direct NM キーボード
キーボードです。画像を見てわかると思いますが、パームレストを少し小さめにして、キーピッチに余裕をもたせています。公称値でキーピッチ19 mm 、キーストローク1.4 mmとなっていますが、それはアルファベットキーの話で、周辺部はキーのサイズも小さく、キーピッチ19 mmもありません。

また、配列に関してはFnキーが右下にあり、そのかわりCtrlキーが右側にはないといった変則性が見られます(この辺のところは後述します)。それと、画像右上に電源ボタンがありますが、これは指紋センサーも兼ねています(指紋センサーはオプションです)。

NEC LAVIE Direct NM キーボード拡大
キートップはフラットで、特に加工はありません。

NEC LAVIE Direct NM DVDドライブと
筐体を開いてみます。大きさの参考とするため、オプション品のDVDスーパーマルチドライブを並べてみました。

NEC LAVIE Direct NM 正面
正面から見たところです。ベゼルはかなり細めで、そのせいでスタイリッシュなデザインになっています。また上部のベゼルも細いため、Webカメラは下部に配置されます。大騒ぎするほどでもありませんが、Webチャットの際などには自分の姿が「下から見上げる感じ」になってしまい、多少気にはなります。

NEC LAVIE Direct NM ヒンジ最大開口
ヒンジを最大開口してみます。開口角度はそれほど大きくはありませんが、実用上支障はありません。学生さんがお友達とディスカッションしながら勉強する、みたいな場面を考えると、ヒンジは180°開口してくれるともっと便利だったかも知れませんね。

一通り筐体をチェックしてみました。実は私、この製品の試用を開始した際、「11.6インチ」だと錯覚してしまいました。ディスプレイが見にくい、というわけではありません。目視し、筐体を手で持ってみて、そう錯覚したんです。つまり、実際のサイズよりも一回り小さく感じた、ということです。これは私だけかも知れませんが、そう感じたのはこの製品の筐体がまとまりのあるデザインで、しかも軽量であったから、ということだと思います。モバイルノートを手にして、実際よりも小さく感じる、というのはイコール「高評価」と考えていいと思います。

3.使用感

スピーカー

サイズが小さいこともあり、音質のほうはイマイチですね。ペラペラ、という感じで少し安っぽく感じます。13.3インチの上位機種、例えば高音質が魅力のHP Spectre 13あたりには及びません。音質に多くを要求しない前提でBGM程度に使う分には大丈夫だと思いますが、音楽をじっくり聴く、動画の音声をリアルに再現する、という使い方に関しては、ノートPCの内蔵スピーカーであるということを割り引いても少し苦しいかな、と思います。

ボリュームのほうもそれほど大きくはなりません。もちろん実用上問題のないくらいの音量は出ますが、「サイズなり」って感じでしょうか。なお、そのせいもあって音量を最大まで上げても音が割れたりはしません。

ディスプレイ

明るく、視野角も良好で、品質の良いIPS液晶という感じです。しかし、手持ちのディスプレイ(23.8インチIPS液晶)と比較するとやや鮮やかさに欠けますね。以前レビューしたLAVIE Nextのような「黒がしっかり黒い」とか「各色ともに発色がいい」とかの高評価よりは劣ります。

私は視力が低いため、ディスプレイ品質をチェックする際は必ず他のディスプレイと並べて同じ画像を使って見比べているのですが、そうすると違いがよくわかります。逆に言えば、そうでもしないと微妙な差はわかりません。この製品の場合も同様で、他の製品とじっくり見比べるようなことをしない限り、大きな不満を感じることはないだろうと思います。

輝度については不満ありません。日中の明るい室内で輝度50%あれば十分テキストライティングなどの事務作業ができます。

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キーボード

アルファベットキーのキーピッチは19 mmが確保されていますが、上下方向のキーピッチはそれよりも狭いです(手採寸で17 mm)。また、上にも書きましたが周辺部のキーはサイズが小さくなっていることもあり、キーピッチは19 mmもありません。試用中、上下方向は少々窮屈感がありました。ただし、誤操作するような感じではありませんので、すぐに慣れると考えていいでしょう。

配列面で少し苦労したのは左上、ESCキーと全角/半角キーの位置関係です。全角/半角キーはIMEの切り替えで多用しますので、ちゃんと意識して押すようにしないとESCキーを押してしまいます。また、左のTabキーが小さいとか、Fnキーが右下にあるとか、配列に少々クセがあり、これらのキーを常用する人には少しめんどくさいというか、慣れるのが大変かと思いました。

打鍵感はとてもいいですし、打鍵音も小さめです。キーストロークが1.4 mmで、筐体の外見からイメージするよりも浅くはなく、しっかりと入力ができます。あとね、Deleteキーを含め、最上段のキーはさすがに小さいですわ…。

バッテリー

この製品のバッテリー稼働時間は11.5~11.8時間というのが公称値です。CPUにCore m系のCore iプロセッサーを使い、ファンレス構造にもなっていますので、バッテリー稼働時間には期待したいところですよね。

・ディスプレイ輝度100%、ブラウザからYouTubeの音楽をボリューム100%で流し(15分)つつ、テキストライティングとWebブラウジングを30分やって、バッテリー消費10%
・ディスプレイ輝度を50%、YouTubeの音楽をボリューム40%に落とし(15分)、テキストライティング、アプリの削除、データの移動などを30分やってバッテリー消費7%

という感じでした。節約を全く意識せず、画面を明るくして最大ボリュームで音楽を流したりすると5時間くらい、少し遠慮してバッテリー輝度を落とし、音楽のボリュームを下げると6~7時間くらいでしょうか。もちろんこれ以上にバッテリーを節約して使うこともできますので、その場合はさらにプラス1時間くらいはいけそうですね。ということで、頑張って8時間くらいかな、と思います。公称値には及ばないものの、期待を裏切るようなものではないと思います。

4.性能テスト

いつものように「ドラゴンクエスト X ベンチマーク」「ドラゴンズドグマオンライン(DDON)ベンチマーク」「3D Mark」「PC Mark」をやってみました。

NEC LAVIE Direct NM ドラクエベンチ標準
参考:
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 9,643
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 8,727
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 8,409
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 8,385
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 8,207
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 8,129
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 8,106
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 8,055
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 7,646
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 7,405
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 7,230
東芝 dynabook VZ72/B(Core i7-7500U): 7,224
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 7,162
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 7,053
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 6,986
マウス m-Book F(Core i7-7500U): 6,974
Microsoft Surface Pro(Core i5-7300U): 6,902
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 6,775
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 6,505
DELL Inspiron 13 5000(Core i3-6100U): 6,418
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U): 6,352
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 6,293
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 5,888
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 5,859
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 5,409
ドスパラ Critea DX-K H3(Core i3-7100U): 5,159
ドスパラ Critea DX11(Core i3-6100U): 4,956
ドスパラ Critea DX11(Core i3-6100U): 4,956
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 4,819
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 4,819
Lenovo Miix 700(Core m5-6Y54): 4,741
ドスパラ Diginnos DGM-S12Y(Core m3-6Y30): 4,700
DELL XPS 12(Core m5-6Y57): 4,658
Lenovo Yoga 700(Core m3-6Y30): 4,004
GPD WIN(Atom X7-Z8700): 2,829
T-bao Tbook Air(Celeron N3450): 2,814
ドスパラ Altair VH-AD3(Celeron N3450): 2,652
ドスパラ Diginnos DG-CANPC(Atom X7-Z8700): 2,618
Beelink BT7(Atom X7-Z8700): 2,488
Teclast TBook 16 Power(Atom X7-Z8700): 2,463
GPD Pocket(Atom x7-Z8750): 2,436
ドスパラ Altair VH-AD2(Celeron N3150): 2,381
VOYO VBook V3(Pentium N4200): 2,369
KINGJIM PORTABOOK XMC10(Atom X7-Z8700): 2,304
Chuwi Hi 13(Celeron N3450): 2,288
Teclast X22 Air(Celeron J3160): 2,257
マウス m-Book C(Celeron N3450): 2,075

NEC LAVIE Direct NM ドラクエベンチ最高品質
参考:
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,706
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,571
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 4,210
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 4,115
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 4,003
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 3,958
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,895
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 3,787
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,674
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 3,670
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,645
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,634
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 3,592
東芝 dynabook VZ72/B(Core i7-7500U): 3,540
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 3,412
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 3,394
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 3,304
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 3,283
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):3,190
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 2,798
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 2,515
ドスパラ Diginnos DGM-S12Y(Core m3-6Y30): 2,115
Lenovo Miix 700(Core m5-6Y54): 2,059
DELL XPS 12(Core m5-6Y57): 1,992
DELL Inspiron 13 5000(Core i3-6100U): 1,775
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 1,685
Lenovo Yoga 700(Core m3-6Y30): 1,150

この製品のCPUは旧Core m系ながら「Core i7」を冠するものです。そのため、旧Core m系のCPUとしては最高性能となりますし、ベンチマークスコアにも期待はしていましたが、ドラクエベンチでは前世代のCore m3にも及ばない結果となりました。レビュー機のコンディションというのはあると思いますが、それよりもNEC側でパフォーマンスを抑える調整をしている可能性が高いと思います。

NEC LAVIE Direct NM DDONベンチ
参考:
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,385
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,365
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 3,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,890
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,858
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,596
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,487
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 3,436
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 3,379
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 3,326
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U): 3,260
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 3,085
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 3,068
HP Spectre 13(Core i7-6500U): 2,869
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 2,867
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):2,751
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 2,484
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 2,393
DELL Inspiron 13 5000(Core i3-6100U): 2,387
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 2,264
ドスパラ Critea DX-K H3(Core i3-7100U): 2,087
ドスパラ Critea DX10(Core i3-6100U): 1,960
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 1,898
DELL XPS 12(Core m5-6Y57): 1,844
ドスパラ Diginnos DGM-S12Y(Core m3-6Y30): 1,739
Cube i7 Book(Core m3-6Y30): 1,353
Lenovo Yoga 700(Core m3-6Y30): 1,220

DDONでもCore m機らしく、2,000点に及ばない結果となりました。期待するとは言っても、型番末尾UのCore i7やCore i5と同列に考えるのは難しそうですね。あと、NECの調整次第ではもう少し高得点が出る余地はあると思いますが、レビュー機に関して言えば、過度の期待は出来ない、ということだと思います。

NEC LAVIE Direct NM 3D Mark
参考:
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 1,161、4,719
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 1,114、4,389
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 1,097、4,471
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 1,017、4,350
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 1,000、4,304
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 984、4,262
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 949、4,137
HP Spectre 13 x360(Core i5-7200U): 932、3,994
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 930、4,028
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 923、3,857
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 877、3,991
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 871、3,710
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-6500U):857、3,608
ドスパラ Critea DX-K H3(Core i3-7100U): 852、3,599
マウス m-Book F(Core i7-7500U): 811、3,782
Microsoft Surface Pro(Core i5-7300U): 790、3,812
Lenovo ThinkPad X1 YOGA(Core i7-6500U):784、3,608
HP Spectre 13 x360(Core i5-6200U): 749、3,414
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 680、2,889
マウス LuvBook J (Core i5-5200U): 626、2,631
Lenovo Miix 700(Core m5-6Y54): 611、2,469
ドスパラ Critea DX10(Core i3-6100U): 577、2,780
DELL XPS 12(Core m5-6Y57): 511、2,113
ドスパラ Diginnos DGM-S12Y(Core m3-6Y30): 496、2,586
Cube i7 Book(Core m3-6Y30): 304、2,723
Lenovo Yoga 700(Core m3-6Y30): 300、1,240
※左からFire Strike、Sky Diverのスコア

3D Markについても傾向は変わりません。旧Core m系CPUとの比較では高得点となりますが、やはり極省電力タイプということで、相対的には低スコアにとどまりました。

NEC LAVIE Direct NM PC Mark
参考:
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、GeForce MX150): 3,704
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 2,873
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 2,824
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 2,822
ドスパラ Magnate IM(Core i5-7400): 2,763
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 2,198
VORKE V1 Plus(Celeron J3455): 1,345
T-bao Tbook X8S Pro(Celeron J3455、GeForce 920M): 1,304
Jumper EZBook 3L Pro(Celeron N3450): 1,230

最後にPCの総合性能テスト「PC Mark」の結果です。ここではCore i系というよりはむしろCeleron系に近いスコアになってしまいました。個人的にはCore i7-7Y75というCPUのポテンシャルはこれよりも高いと予想していますので、ドラクエのところでも書きましたが、レビュー機のコンディションに起因するのか、もしくはNECのほうでクロックスピードを抑えるなどの調整をかけているか、ということだと思います。

5.まとめ

NEC LAVIE Direct NMはNECの直販サイト「NEC Direct」で販売中で、4月2日現在の価格は税込み67,845円(10%オフのキャンペーン価格)から、となります。また、レビュー機のスペック「Core i7-7Y75/RAM8GB/512GB SSD(光学ドライブなどオプションの周辺機器は含みません)」だと税込み158,249円(キャンペーン価格)です。

今回のレビューで、ベンチマークスコアの結果が低調だったわけですが、その原因はよくわかりません。レビュー機の個体に起因するものであればいいのですが、すべての製品で似たようなスコアとなる可能性もあります。また、仮にベンチマークスコアが極めて良好だったとしても、Core i5-8250UとかCore i7-8550Uには遠く及ばないスコアになるであろうことは予想できます。

一方で製品のパッケージングは「さすがNEC」と感じさせてくれるものでした。デザインも素晴らしいですし、サイズ感も、ディスプレイ品質も、ちょっと辛口に評価したスピーカーにしても、小さくて軽い筐体の製品としては十分に高く評価してあげていいと思います。

ということはですね、「この製品、Celeronでいいんじゃね?」ってことになるのかも知れません。そうなると学生さんで言えばExcelとかWordを使ってのレポート作成、社会人であってもOffice系のソフトを使ってのデスクワーク、モバイルワークが中心になり、Photoshopのような専門ソフトは使いにくいということになりますが、正直Core i7にしたところで劇的なパフォーマンスの向上というわけでもないので、割り切ってCeleronモデルにし、その分低価格で購入する、というのが賢いような気がします。

実際Celeronでも専門職的なソフトウェアの使い方をしないのであれば何の不満もなく使えますしね。そして、Celeronモデルであれば8万円台(Windows 10 Home搭載)から買えてしまうというのも魅力です。NECのモバイルノートとしてはすごくお買い得だと思いますよ!

6.関連リンク

LAVIE Direct NM (2018年春モデル)

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コメント

  1. かずき屋 より:

    こんばんは。うんうん、と頷きながら読んでました。マウスの下りなんか泣けてきますね(^^;;;。

    実はSG116j充分に遊んだんで、安価(ジャンク)でヤフオク放流したんですが、マウスはすぐ使えるように有線にしました。電池の心配もいらないしUSBに挿せば使えます。(ちょうどタッチパッドが故障し、お店とやりとりした末、販売店に修理で持ち込めと言われ、うち(四国)から橋渡ってもちこむの?と思いそのまま出した次第。)
    いまだに販売店の出張設定サービスもありますし、NTTなんか毎月500円払えばリモートでトラブル解決!(プリンタの接続、ネットの接続、パソコン故障等)もあるようですしね。

    NECさんも大変ですよね(^^;;;。

  2. 匿名 より:

    前にNECの13~14型くらいのファンレスのタブレットを使っていましたが、スペックの割には全体的にモタついた感じが有りましたね。ベンチマークを取っても何とも言えませんでした。
    たまたま知り合いに同じ型番のタブレットを使っている人が居たので聞いてみましたが、同じ感想でした。

    個人的に調べた範囲なので正確性は無いですが、ファンレスのタブレットだったので熱対策も含まれていたのか、負荷を掛けてもCPUのBoostがあまり効いていませんでした。
    ツールで負荷を上げていくと徐々にClockが上昇しますが、一定値を超えるとClockが上下してそれ以上は上がりませんでした。(一瞬だけなら80%くらいまで上がりましたがすぐに落ちました)

    各種ツールやレジストリ、BIOSなど色々と変更しましたがBoostの効きは殆ど変りませんでした。結果としては高負荷の作業になるとモタつくのが目立ってしまい、知り合いに譲ってしまいました。「そもそもファンレスのタブレットでそんな作業するなよ」って言われたのは当然ですが…

    この機種がファンレスかどうかは不明ですが、もしかしたら熱設計の一環としてCPUのBoostが抑えられているかもしれませんね。