MSIがノートPC「Modern 14 H D2RM」を発表しました。高性能なノートPCを多数手掛けるMSIですが、Modernシリーズというのは「ビジネス&ライトクリエイターノート」という位置づけで比較的マイルドなスペックのビジネスPCという位置づけです。しかし、このModern 14 H D2RMは「“軽さ”ではなく“速さ”」をコンセプトとしており、CPUには最新・高性能なCore 9 270Hを搭載しています。
1.スペック表
Modern 14 H D2RM | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core 9 プロセッサー 270H |
外部GPU | なし |
RAM | 32GB(16GB×2, DDR4, 最大64GB) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2 NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14型(1,920 × 1,200) 60Hz |
ネットワーク | Wi-Fi 6E(11ax)、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4) USB3.2 Gen1 Type-A ×3 HDMI、オーディオジャック LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 53.8 Whr(動画再生最大6時間) |
サイズ | 313.7×236×18.6mm |
重量 | 1.6 kg |
2.コメント
OSはWindows 11 Pro、CPUはCore 9 270Hです。聞き慣れない…と感じられる方も多いと思いますが、この型番は2025年1月にリリースされたばかりで、「Intel Core processors (Series 2)」に属します(型番一覧はこちらです)。開発コードネームは「Raptor Lake」なので、第13世代のIntel Coreと同じ、具体的には「Core 9 270HはCore i9-13900Hと基本構成が同じで周波数が上がったもの」です。
Passmarkではまだベンチマークスコアが公表されていませんが、Core i9-13900Hのスコアが「シングルスレッド:3,824、マルチスレッド:28,428」なので、周波数が上がったぶん、これよりも少し高いスコアになると思われます。ということで、ノートPC用のCPUとしては非常に高性能です。ただし、NPUの搭載はなく、内蔵GPUもIntel ArcではなくIntel Graphics(Iris Xeのリネーム版)なので、オンデバイスAI性能やグラフィック性能はCore Ultraシリーズ1(Meteor Lake)やシリーズ2(Lunar Lake)には及びません(Core Ultraの型番一覧はこちらです)。
RAM/SSDも32GB/1TBと大容量です。またディスプレイは14インチで解像度は1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)です。
筐体も他のModernシリーズとは異なり、「ちょっと強そう」です。ヒンジがやや前方に取り付けられ、ゲーミングノートのように後部にオーバーハングがあります。
また、ポート配置もゲーミングノートっぽいです。この画像は上から右側面、背面、左側面ですが、背面に多くのポートが付いています。また、ポート構成もUSBが合計で4つ(うちThunderbolt 4が1つ)、HDMI、有線LANと充実したものになっています。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「シングルカラーバックライト内蔵、テンキーレス日本語キーボード」と開示されています。Copilotキーもありますね。
3.価格など
MSI Modern 14 H D2RMは2月13日の発売予定で、MSIストア(公式、Amazon、楽天)ではすでに予約販売がスタートしています。価格は169,800円です。
4.関連リンク
Modern-14-H-D2RMG-5101JP:MSIストア
Modern-14-H-D2RMG-5101JP:Amazon
Modern-14-H-D2RMG-5101JP:楽天
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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