レノボが14インチモバイルノート「Yoga Slim 760 Carbon(14)」を発表しました。この製品は既存モデルのYoga Slim 750i Carbonとよく似た名称ですが、ディスプレイサイズが異なり、白い筐体が特徴だったYoga Slim 750i Carbonとは少し雰囲気も異なります。また、CPUもIntelではなくAMDを搭載します。なので、純粋な後継機ではなく、独立したニューモデル、と考えるべきかと思われます。
Yoga Slim 750i Carbonについてはウインタブでも実機レビューをしています。こちらをご参照ください。
Lenovo Yoga Slim 750i Carbonの実機レビュー - 966gの超軽量ながらMILスペックの堅牢性を備えた、見た目も美しい13.3インチモバイルノート
目次
1.Yoga Slim 760 Carbon スペック
スペック表
Yoga Slim 760 Carbon | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 5600U/ Ryzen 7 5800U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB(オンボード) |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチOLED (2,880 x 1,800) 90Hz |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB 3.1 Type-C(映像出力・PD対応)× 2、USB 3.0 Type-C、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(720p)顔認証対応 |
バッテリー | 駆動時間 約14時間 |
サイズ | 313.0 x 214.5 x 14.9 mm |
重量 | 1.1 kg |
バリエーションモデル
・Ryzen 5/8GB/512GB
・Ryzen 7/16GB/512GB
※左からCPU/RAM/ストレージ
※それぞれOffice搭載モデルあり
コメント
12月15日現在、直販モデルについて発表はありませんが、製品ページに「直販モデル仕様表」がありましたので、ほぼ間違いなく直販もされると思います。また、この記事では直販モデル仕様表に基づいてご説明しますので、あらかじめご了承ください。
OSはWindows 11 Home、CPUは第4世代(Zen 3)のRyzen 5/Ryzen 7です。RAMはRyzen 5モデルが8GB、Ryzen 7モデルが16GBで、「オンボード」という記載がありましたので、購入後の増設・換装はできません。SSDはどちらも512GBです。
ディスプレイは14インチで解像度は2,880 × 1,800(2.8K)と高精細、アスペクト比(画面の縦横比)16:10の有機ELです。有機ELの高い発色性能に加え、輝度も400nitと高く、Dolby Vision HDR対応です。さらにリフレッシュレートも90Hzと高くなっています。このディスプレイの仕様がYoga Slim 760 Carbonの大きなセールスポイントと言えるでしょう。
通信系ではWi-Fi6に対応します。入出力ポートは「USB Type-Cのみ」です。また、Ryzen搭載機なのでThunderboltでもありません。また、Type-Cポートは充電/給電ポートも兼ねていますし、HDMIポートもありませんので、ポート構成としては物足りないと感じられます。
サイズはYoga Slim 750i Carbonよりも大きくなりました。まあ、ディスプレイサイズが13.3インチと14インチで異なりますので当然といえば当然ですが…。
760 Carbon:313.0 x 214.5 x 14.9 mm / 1.1 kg
750i Carbon:295.9 × 208.9 × 14.25mm / 966 g
760 Carbonのほうも14インチノートとしては非常に薄く、軽いと言えますが、750i Carbonは重さ1キロを切るのが特徴でしたから、それと比較するとちょっと重くなっちゃいましたね…。
2.Yoga Slim 760 Carbon 筐体
四辺ともかなりのナローベゼルです。とても美しいデザインだと思います。
画像にちょっと装飾が入っていますが天板です。筐体色は「クラウドグレー」となり、750i Carbonの「ムーンホワイト」から変更されています。筐体はカーボンファイバーが使われており、「3層サーマルコート」が施され、指紋や汚れがつきにくくなっています。また、MIL規格(MIL-STD-810H)準拠のテストも実施され、高い堅牢性を誇ります。
キーボードです。この画像では英語配列ですが、日本仕様は「84キーJIS配列、バックライト・キーボード」となります。両サイドにはDolby Atmos対応スピーカーが搭載され、スピーカーの数は合計で4つとのことです。このスピーカー、配置もいいですし、音質にはかなり期待ができそうです。
側面と入出力ポートの配置です。上でもご説明したとおり、この製品のポートはイヤホンジャックを別にすればUSB Type-Cポートが3つと、少し変則的な構成です。まだまだUSB Type-Aの周辺機器を使っている人は多いと思うので、手持ちデバイスの活用という点ではちょっと使いにくいような気もします。
3.Yoga Slim 760 Carbon 筐体
Lenovo Yoga Slim 760 Carbon(14)は12月17日の発売予定で、レノボが公表した販売想定価格は税込み186,780円前後より、となっています。おそらく17日から直販もスタートすると思うので、直販モデルでは割引が設定され、もう少し安く購入できると思われます。
カーボン筐体を採用し、14インチで1.1 キロと軽量でディスプレイは高精細な有機ELと、ちょっと値は張りそうですが、上級クラスのモバイルノートとして、とても魅力的だと思います。
4.関連リンク
Yoga Slim 760 Carbon(14):Lenovo
コメント
直販モデルは在庫なしの上に、販売店モデルと一部仕様が異なります
(タッチパネル有無)
>直販モデルでは割引が設定され、もう少し安く購入できると思われます。
このような憶測で記事を書くのはやめて下さい。
そもそもレノボは販売店モデルと同じものを直販でそれより安く売ることは
していないです。少なくともここ2年くらいはなかったはず。