レノボがコンバーチブル2 in 1「Yoga 670」を発表しました。13.3インチとモバイルノートサイズで、Yoga 650/660の後継モデルと言えます。Yoga 650はウインタブでも実機レビューしており、その際に「強くおすすめできる」と評価していますので、このYoga 670も非常に魅力的なパッケージングになっていると思われます。
1.Yoga 670 スペック
スペック表
Yoga 670 | |
OS | Windows11 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 5500U / Ryzen 7 5700U |
GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB/512GB M.2 PCIe NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチIPS(1,920 × 1,200)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetoosh 5.0 |
入出力 | USB 3.2 Gen1 Type-C × 2、USB 3.2 Gen1 × 2、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(1,080 p)顔認証対応 |
バッテリー | 稼働時間 最大20時間 |
サイズ | 304 x 218 x 18.27 mm |
重量 | 1.39 kg |
コメント
Yoga 670の直販開始日は5月20日とアナウンスされており、この記事執筆時点ではバリエーション展開がわかっていません。
OSはWindows 11 Homeで、CPUはZen2アーキテクチャのRyzen 5 / Ryzen 7が設定されています。残念ながらRyzen 6000番台ではなく、Zen3アーキテクチャ(Ryzen 5 5600UやRyzen 7 5800Uなど)でもないので、「ちょっとがっかり」と感じる人も少なくないとは思いますが、Ryzen 5 5500U、Ryzen 7 5700Uのいずれも「現在でも十分に高性能」な型番ではあります。最新型番へのこだわりがなく、ビジネス用とか学習用に使うのであれば決して悪くないでしょう。
RAMは8GB/16GB、SSDは256GB/512GBという構成です。Ryzen 5モデルが8GB/256GB、Ryzen 7モデルが16GB/512GBになるのかな、と勝手に予想してみます(間違えている可能性も大きいです。5月20日には判明するでしょう)。
ディスプレイはYoga 650/660から変更されました。13.3インチというサイズは同じですが、解像度が1,920 × 1,200(縦横比16:10)となりました(Yoga 650/660は1,920 × 1,080・縦横比16:9)。もちろんタッチ操作とペン入力にも対応し、ペンも付属します(なにげにペンが付属する、というのは大きいです)。
入出力ポートもYoga 650/660からちょっとだけ充実しました。USB Type-AとType-Cの個数は同じですが、HDMIポートとmicroSDカードリーダーが追加されています。なお、CPUがRyzenということもあり、Thunderboltの装備はありません。
サイズはYoga 650/660から少し変わっています。
Yoga 670:304 x 218 x 18.27 mm / 1.39 kg
Yoga 650/660:308 x 206.5 x 17(最薄部)mm / 1.30-1.32 kg
ディスプレイの形状が変わったため、横方向に少し小さく、縦方向に少し大きくなっています。また若干ですが重量増になってしまい、この点は少々残念に思われます。
2.Yoga 670 筐体
正面から見たところです。コンバーチブル2 in 1筐体ながら左右のベゼル幅は細めになっています。また、Webカメラは解像度が上がり、HD(720p)からFHD(1080p)となりました。
Yoga 650/660の大きな特徴である「ファブリック張りの天板」はYoga 670にも引き継がれました。Yoga 650のレビューでは、この天板の手触りの良さとか見た目の軽快感を高く評価しました。なお、筐体色は従来の「アビスブルー」から「ダークティール」に変更されています。ちょっと「緑がかった」色ですね。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列になると思います(5月17日現在だとキーボードの仕様が開示されていませんでした)。また、Yoga 650/660と同じく、キーボード面の両側にスピーカーが搭載されていて、(この配置だと)音質面にもかなり期待できそうです。
コンバーチブル2 in 1筐体なので、タブレットモードやテントモードなどで使うこともできます。
側面と入出力ポートの配置です。Yoga 650/660では「左右にUSB Type-AとType-Cが1つずつ」という理想的とも言える配置でしたが、Yoga 670では右側面にType-Aが2つ、左側面にType-Cが2つ、という配置に変更されました。
3.Yoga 670 価格など
Lenovo Yoga 670はレノボ直販サイトで5月20日に発売され、販売価格は140,000円(税込)から、となっています。ただ、レノボ直販サイトは「30-40%程度の割引が普通」なので、実際には10万円弱から購入できるのではないかと予想します。まあ、5月20日になればわかる話ですけどね。
CPUの型番が最新ではないものの、従来モデルのYoga 650/660の良さを受け継いだ軽快な印象のあるモバイル2 in 1で、とても魅力的だと思います。
4.関連リンク
Yoga 670(AMD):Lenovo