レノボがハンドヘルドゲーミングPC「Lenovo Legion Go」の国内発売を発表しました。Legion Goについてはこの9月のIFA(@ベルリン)でグローバル発表されて以来、各所で話題沸騰、という感じでしたし、国内での発売も確実視されていましたが、ここに来てレノボから正式なアナウンスがありました。
プレスリリースによれば、発売日は12月8日、価格は134,000円前後より、とのことですが、この記事を執筆している12月6日時点で日本のレノボ公式サイトに製品ページが出来ているものの、まだ予約販売等はスタートしていませんし、直販価格についても表記がありません。
Legion Goについてはウインタブでも9月に紹介記事を掲載済みです。そのため、ここでは国内版のスペック表と日本語の各部名称画像、そして米国レノボにあった高解像な製品画像を掲載することにします。製品詳細についてはこちらの記事をご参照ください。
Lenovo Legion Go - レノボ初のWindows ゲーム ハンドヘルド デバイス、コントローラー分離式でディスプレイは8.8インチ
Legion Go | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen Z1 Extreme |
GPU | なし |
RAM | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe M.2) |
ディスプレイ | 8.8インチIPS(2,560 x 1,600)タッチ、144Hz |
ネットワーク | W2 x 2 Wi-Fi 6E (802.11 ax) 、Bluetooth 5.2 以降 |
入出力ポート | USB4 Type-C × 2、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
バッテリー | 49.2WHr、コントローラー部900 mAh |
サイズ | タブレット:210 × 131 × 20.1 mm コントローラー:44.5 × 141 × 40.7 mm タブレット+コントローラー:298 × 131 × 40.7 mm コントローラードック:42.5(半径) × 14.8 mm |
重量 | タブレット:639 g コントローラー:215 g タブレット+コントローラー:854 g コントローラードック:31 g |
これが国内版のスペック表です。なお、Wi-Fiのバージョンやコントローラー部分のバッテリー容量など、国内版で開示されていない項目についてはグローバル発表の際の数値を入れてあります。
CPUはASUS ROG Allyと同じRyzen Z1 Extremeです。そのため、ベンチマークスコアはROG Allyとほぼ同じと考えていいでしょう。RAMは16GB、SSDは512GBで、グローバル発表の際にあった256GB/1TBは今のところ国内版には設定されないようです。ちなみに、米国レノボでは512GB版と1TB版が販売されています。
ディスプレイサイズは8.8インチと競合製品よりも大きく、解像度も2,560 x 1,600と高精細、そしてリフレッシュレートも144Hzと高速です。Ryzen Z1 Extremeの処理能力にもよりますが、FPSゲームなどはより快適にプレイできるものと思われます。
各部名称です。左右のコントローラーが分離でき、様々な形態でプレイを楽しめるのがLegion Goの特徴と言えます。
で、国内版の価格ですが、冒頭に記載の通り、134,800円前後から、とのことです。また、12月6日現在、ヨドバシカメラでは予約受付中で、価格は税込み134,860円(ポイント1%つき)でした。
他社製品との比較だと、134,800円というのは決して割高とは思えません。大人気のROG AllyのRyzen Z1 Extremeモデルは109,800円で、Legion Goの凝った筐体構造を考慮すれば妥当な価格差と言えそうですし、ONEXPLAYERやAYANEO製品との価格差も小さい、というかむしろ割安です(システムスペックが異なるので一概に高いとか安い、とは言えませんけどね)。
私だけでなく、多くの読者も同じお考えと思いますが、おそらく「速攻で初回ロット完売」になりそうな気がしますので、購入を検討されている方はお早めに。
では最後に、米国レノボにあった製品画像を掲載しておきます。画像はすべてクリックで拡大します。
関連リンク
Legion Go:Lenovo
コメント
Legion Goは本体は悪くはないんですが、競合がちょっと強すぎて不憫な感じになっていますね
個人的にはこの価格でLegion Goを買うよりはGPD WIN miniの購入を勧めたいところです
なにせ、より高性能なRyzen7 7840U/RAM 32GB/SSD 512GB搭載のGPD WIN miniがアマゾンで138,700円ですからね
ハイビームさんで実機を触ったからこその感想ですが、競合の高性能UMPCの中でもあまりにも圧倒的過ぎる小型軽量さに加えて、物理キーボードとタッチパッド搭載というのはゲーミングUMPCとしてかなり大きなアドバンテージだと言えます
ROG Ally出てからたった半年で一気にこのジャンル充実したね。値段も機能も納得できるものばかり。
ぶっ壊れ性能の製品出てくれると他がそれを基準に追従してくれるからいいよね。
日本企業はこのスピード感に対応できなくていつも独自ジャンルに行っちゃうのはちょっと切ない。
直販サイトでの販売が開始された…ようなのですが、このコメントを書いている時点だと販売ページにアクセスできませんね。この手の製品は初回分がすぐに完売になってしまいますから…。