レノボがスタンダードノートPC「IdeaPad Slim 3 Gen 10 (16, AMD)」を発売しました。8万円台から購入できる製品ですが、CPUにRyzen 7035シリーズ(Zen3+)を搭載するなどメインPCとして使える性能・品質を備えています
1.概要
スペック表
IdeaPad Slim 3 Gen 10(16, AMD) |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 7533HS/Ryzen 7 7735HS |
外部GPU | なし |
RAM | 16GB(DDR5-4800) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(M.2 PCIe NVMe Gen4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16インチIPS(1,920 x 1,200)60Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB3.2 Gen1 Type-C(映像出力、PD対応) USB3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI オーディオジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | 50Whr(動画再生 約8.4時間) |
サイズ | 360 x 251 x 16.9 mm (最薄部) |
重量 | 1.68 kg |
バリエーションモデル
・Ryzen 5/512GB
・Ryzen 5/512GB(Office H&B付属)
・Ryzen 7/1TB
※左からCPU/SSD
コメント
搭載CPUはRyzen 5 7533HSとRyzen 7 7735HSで、7533HSについてはAMD公式サイトに製品詳細説明ページがなく、おそらくRyzen 5 7535HSをレノボ向けにカスタマイズした型番と思われます。7535HSとの相違点としてブースト時の周波数が4.45GHzに落とされている(7535HSは4.55GHz)という点のみ確認できました。
RAMは全モデル16GB、SSDはRyzen 5モデルが512GB、Ryzen 7モデルが1TBと不足感はありません。
ディスプレイは16インチのIPS液晶、解像度は1,920 × 1,200、ノングレア(非光沢)です。発色は45%NTSCなので「並」レベル、リフレッシュレートも60Hzと「並」です。ビジネス用であれば問題なく使える品質だと思います。
天板はアルミ製で筐体色は「ルナグレー」、MIL規格(MIL-STD 810H)の堅牢性も備えています。IdeaPadシリーズの製品は筐体が少々安っぽかったりしますが、IdeaPad Slim 3 Gen 10 (16, AMD)に関しては質感も良さそうです。
キーボードは「84 キー(Fn キー+Windows キー+Copilot キーを含む)、JIS 配列、テンキー」と開示されています。キーボードバックライトについての説明はなく、おそらくバックライト非搭載と思われます。
側面とポート構成です。USBポートは合計で2つ、うち1つが映像出力とUSB PDに対応するType-Cポートで、USB4とかUSB3.2 Gen2といった高速な規格には対応していません。SDカードリーダーがついているのはありがたいですね。
2.価格など
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10 (16, AMD)はレノボ直販サイトで販売中で、3月3日現在の価格は84,810円からです。最低価格のモデルでもRyzen 5/RAM16GB/SSD512GBという構成になっているので、ビジネスPCとして快適に利用できるものだと思います。
3.関連リンク
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